万燈

一本の蝋燭に火を灯す
無機質だった蝋燭が動き出す
蝋が溶けながら灯し続ける
夢を願って
健康を願って

一つ一つの灯り
何百の灯り
願いの数がそこにある
想いの数だけ

灯りを頼って
灯りに導かれて
私たちは進もうとする
灯りのずっと先にあるものを想って

万燈

万燈

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-04-21

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