愚かしくも愛おしく

愚かしくも愛おしく

Two eyes speaking of Love
Two arms hold two lips that know
how good it is to be together
Like in a dream,Love only glows and it grows

二つの瞳は愛を語り
二つの腕は君を抱きしめ
二つの唇は ひとつになる素晴らしさを知る
夢の中に居るみたいだね 愛だけが輝き育っていく

木村昇
『ラヴ・イズ・エヴリシング』より

賢い人は言う
愚かな人は恋に
突っ走ってしまうと
でも君を好きにならずにいられない
このまま留まろうか
それは罪だろうか
もし僕が君を好きにならずにいられないなら

客が疎らな深夜の喫茶店『チャンドラー』の片隅に設置されたジュークボックスから、エルヴィス・プレスリーの『好きにならずにいられない』が流れる中、去年の丁度今頃、両親がプレゼントをしてくれた万年筆を使って江戸川乱歩の処女作『二錢銅貨』の感想文を綴り終え、且つ先週末の真昼時、此のファミリー・レストランに程近い場所にある文房具屋『ラプソディ・イン・ブルー』で購入をした青色のホッチキスでパチリ、と言う音を響かせ乍ら黒曜が纏めていると、つい三日前に新機種へと変更をしたばかりの自身のスマートフォンの待ち受け画面に、隣人であるモクレンからの「今帰った」と言う報告の文章が映し出された。

了解。
直ぐ帰る。

そんな内容の返信の文言を素早く送信をした黒曜は、感想文を綴ったちょっとお高めの原稿用紙を、ひと月前に駅ビル内の百円均一で購入をした朱色のファイルの中へとスルリと挿し込んだのち、ホッチキスと一緒に鞄の中へと其れを片付け終えるや否や、忘れ物が無い事を確認したのち、伝票を持ってレジへと向かった。

女王様の御帰還ってトコロか、其の御様子だと。

昔の貴族或いは軍人の様な立派なカイゼル髭を鷲鼻の下に蓄えた喫茶店の老店主が、黒曜の手から伝票を受け取り、精算の為の作業に勤しみ乍ら言った。

まぁ、そんな所。

ワイシャツの胸ポケットから取り出した紺色の眼鏡拭きを使用をし、自身の眼鏡のレンズに付着をした細々とした汚れを取り除いていた黒曜が、ほんの少しだけ照れ臭そうな表情を浮かべてそう返事をすると、老店主はニヤッと笑みを浮かべ乍ら、あはは、若いってのは此れだから良いモンだ、と良い意味で黒曜を茶化し、ま、頑張れよ、と励ましの言葉を添え乍らレシートを手渡した。
財布をジーンズの左ポケットの中へと仕舞い込み、且つ、啄木鳥が樹木を突く際の音色に良く似た靴音を響かせ乍ら喫茶店の外へと出ると、冬の頃の寒さがまるで嘘の様に暖かい夜風が、二週間前に親戚の人間が営む理髪店で散髪をしたばかりの黒曜の髪と両頬をサッと撫でた。
まるで舞台衣装の様に咲き誇っていた印象の桜も、此処数日ですっかりと葉桜へと移り変わった感のある川沿いの路を黙々と歩く事凡そ十分、一旦自身の部屋へと戻って来た黒曜は、着替えやら荷物の片付けやらと言った一連の「作業」を済ませたのち、隣人の部屋のインターホンを押した。
時間にして十数秒の間が空いたのち、固く閉ざされていた扉がガチャリと開くと、まだ未開封のサイダー瓶を右手に持った、自身同様に寝巻きを纏ったモクレンの姿が其処にはあった。

よう、お疲れ。

自身の部屋の冷蔵庫から取り出して来たプリン、プラスチック製のスプーンが入った何処にでもあるビニール袋を右手で掲げ乍ら黒曜がそう挨拶をすると、モクレンは宛ら猫が餌へと視線を向ける時よろしく、ビニール袋の方へと両の眼〈まなこ〉を向け乍ら、淡々とした口調で、あゝ、お疲れ、と言い乍ら左手をヌイと伸ばして黒曜が手渡して来たビニール袋を受け取った。

其のバスローブ、お気に召していただいて何より。

今年のモクレンの誕生日に、黒曜がモクレンへとプレゼントをした紫色のバスローブを纏ったモクレンの髪から漂う柑橘系のシャンプーの物憂げな香りが互いの鼻腔を擽る中、ガチャリと言う音を響かせ乍ら扉の鍵をゆっくりと締めた黒曜が言った。

そう毎日着るモノでも無いと思っていたんだが、此れをプレゼントした時のお前の顔を思い出すとつい、な。

モクレンはそう言うなり、薄明かりの点いた廊下をリビングの方へと一人トボトボと歩き始めた。
黄褐色のサンダルを脱いだ黒曜は、右手を使ってサンダルを並べるなり、ほんの少しばかりの早歩きでモクレンに追い付くと、何か食べたいなら今から作っても構わんが、と此の部屋へと引っ越す際、実家の日本間から「拝借」をして来たのだと言う朱色の座布団にちょこんと腰掛けたモクレンに対してそう提案をすると、モクレンはチェスの駒でも並べる様な手付きで、此れ又実家の日本間から拝借をしたと言う謂れを持つ小豆色のちゃぶ台の上へとサイダー瓶、プリン、そしてプラスチックをせっせと並べ乍ら、冷蔵庫の中にロールケーキがあるから其れを食べよう、と言った。
黒曜がモクレンの言葉に従って冷蔵庫の扉をガチャンと開けると、中には確かにケーキ屋の白い箱がひと箱入っていた、と言うより鎮座していた。

此れ、お前が買ったのか?。

白い箱を取り出すなり、再びガチャンと言う冷蔵庫の扉を閉めた黒曜が言った。

誕生日だろ、明日。

モクレンはサイダー瓶の蓋を開けた瞬間、サイダーの甘い香りが自身の鼻腔を擽り、そして部屋の中へと漂い始める中、あっけらかんとした口調で言った。

耄碌したな、自分の誕生日を忘れる様じゃ。

お前だって忘れがちなんだから其処はおあいこって事で。

戸棚の中から阿蘭陀〈オランダ〉旅行にモクレンの両親が赴いた際のお土産物としてプレゼントしてくれたのだと言う、文字通り舶来品のロールケーキを載せる為の紋章の入ったデザート皿、そしてナイフとフォークを其々二人分取り出し乍ら、黒曜は苦笑いを浮かべた。
そして其れ等をトレイに載せてちゃぶ台迄運ぶと、黒曜は宛ら召使いの様に慣れた手付きでちゃぶ台へと並べ、其の作業が終わるや否や冷蔵庫から取り出したロールケーキの入った箱をちゃぶ台迄移動させた。

ローソク迄付いているとは。

宝箱でも開けるが如く、丁寧な手付きで箱を開けるなり、箱の中に入っていた赤青黄緑白の五色の蝋燭をロールケーキに刺し乍ら黒曜がそう述べると、黒曜が此の部屋に於いて喫煙をする際に使用をしている銀色のブリキの灰皿の中に常備してある、黒曜の髪色同様に真っ赤な鱗が特徴的な出目金が印刷された燐寸箱を左手でニュイと掴んだモクレンは、黒曜が刺したばかりの五色の蝋燭をじっと見据え乍ら、お前と吹き消すのも悪くないと思って蝋燭を付けて貰った、と言い乍ら燐寸を擦り、蝋燭に火を灯し始めた。

今夜はやけに素直に喋ってくれるが、こう言うのが世間様で言う所の「デレ期」ってヤツかねぇ。

照明を調整する為のリモコン片手に黒曜が言った。
部屋はすっかり暗くなり、燐寸で灯したばかりの蝋燭の火が二人の顔を薄らと浮かび上がらせる中、モクレンはひと言、さあな、と呟き乍ら黒曜が差し出した灰皿の中へと燐寸の燃え殻をポイと放り込んだ。

おっといけねぇ、肝心のグラスを忘れていたぜ。

そう言ってトレイ片手にのっそりも立ち上がった黒曜は、もう一方の手に持った自身のスマートフォンのライトを頼りに戸棚の前に立つと、伊太利亜は勿搦癸亜〈ヴェネツィア〉産のロンググラスを二つずつ取り出し、カランコロンと言う音を響かせ乍ら其れに氷を四個ずつ放り込んだ。
そして冷蔵庫の中から柑橘系のアルコールが入った大瓶を取り出し、其れを先程同様にトレイに載せてモクレンの前迄運んで来た。

とうとう二人っきりで誕生日パーティーをするトコロ迄漕ぎ着けたとはな。
お前の事を追っかけて此の街迄来た甲斐があったってモンだ。

蝋燭の灯〈ともしび〉がゆらゆらと揺らめく中、トクトクトク、と言う音を響かせ乍ら黒曜がモクレンのロンググラスにアルコールを注いでいると、モクレンはすっかり空っぽになったサイダー瓶片手に黒曜の顔とアルコールが注がれたばかりの自身のロンググラスを見つめつゝ、莫迦の執念岩をも通す、か、と
揶揄い気味に呟いた。

喰う寝る踊るしか頭にねぇお前様に莫迦呼ばわりされる覚えはねぇ、と言いたい所だが折角の祝いの席だ、我慢しといてやらぁ。

そう言ってニヤリと笑った黒曜は、自身の分のロンググラスへ向け、アルコールをトポトポと注ぎ始めた。
そして其の作業が終わるなり、囁く様な聲色でモクレンへ向けて、ただひと言、サンキューな、と言った。
モクレンは黒曜の顔をじっくりと見据え乍らどういたしまして、と返事をすると、さ、一緒に吹き消そう、と言って蝋燭へ向けて自身の顔をゆっくりと近付けた。

あゝ、そうだな。

中身が半分程減ったアルコール瓶の蓋をキュルキュルと締め、其れを脇へと設置をした黒曜は、モクレンにつられる様に蝋燭へと顔を近づけ、そんじゃ、せーの、と言ってからモクレンと一緒にまるで海中の海藻類よろしくゆらゆらと揺れ動く蝋燭の火を吹き消した。
其れから慣れた手付きでリモコンを使い、部屋を明るくした黒曜は、ロンググラスを握り締め乍ら、では、乾杯、と言ってモクレンが握っているロンググラスへ向け、グラスをコツンとぶつけた。
ロンググラスとロンググラスとがぶつかり合ったのち、モクレンは御機嫌な御様子の黒曜の瞳を覗き込み乍ら、御目出度う、黒曜、と御祝いの言葉を述べ、ロンググラスに口を付けるなり、アルコールを半分迄飲み干してみせた。
黒曜はモクレンからの何の衒〈てら〉いも無いストレートな御祝いの言葉に照れ笑いを浮かべつゝ、最高のメッセージ、どうも、と言ってモクレンとは対照的にほんの少しだけアルコールを作業をしているうちに渇ききった喉へと流し込むと、ナイフを使ってモクレンの分のロールケーキをデザート皿へと載せ始めた。

さあ、召し上がれ。

そう言い乍ら黒曜が手渡して来たデザート皿を受け取ったモクレンは、デザート皿をちゃぶ台の上へと置くなり、頭の中に於いて、花婿と一緒にケーキカットを行う花嫁の気分はきっと今の自分の様に浮かれ気分なのだろうなどと考えつゝ、照明を浴びてキラキラと光る銀色のフォークをロールケーキへ向けてグサリと刺し、フォークで抉り取った分を口の中へと運んだ。
そして口の中に深い口づけを交わした時の様な甘い感触が広がっていくのを感じつゝ、ひと言、うん、美味い、と眼鏡のレンズ越しに自身の一挙手一投足を見つめる黒曜に対してロールケーキの感想を述べると、黒曜は大胆不敵な豪傑よろしく、ニカッと笑みを浮かべ乍ら、そりゃ結構、と言ってたった今ナイフで切り終えたばかりの自身の分のロールケーキをデザート皿の上に載せたかと思うと、狩人が獣を射抜くが如く、フォークをロールケーキへとグサッと刺し、モクレンの顔を見つめたまゝ、其れを口の中へと運び、モグモグと咀嚼をし、アルコールで流し込んだ。

御味は?。

モクレンが言った。

うん、百点満点。

其れは何より。

ほれ、あーん。

黒曜はモクレンの前へフォークに刺したロールケーキを差し出すと、モクレンは黙って其れを口の中に入れた。
ホワイトクリームの甘味〈かんみ〉が口いっぱいに広がる中、モクレンはお返しと言わんばかりに手掴みの状態で黒曜に向け、ん、とロールケーキを差し出した。
其れに対し黒曜は、ん、と言って獣が果物を頬張る時よろしく、大きな口を開けたかと思うと、モクレンが差し出したロールケーキを文字通りひと口で頬張ってみせた。

来年はどのケーキが良い?。

一々フォークとナイフを使って食す事に飽きて来た様子のモクレンが、ロールケーキを文字通り鷲掴みし乍ら質問をすると、黒曜はモクレンのロンググラスにアルコールを注ぎ乍ら、来年の事を言えば鬼が嗤うぜ、と茶化したのち、ありきたりもありきたりだが、チーズケーキが喰いてぇな、お前の其の唇みてぇに味わい深いチーズケーキがよ、と答えた。

お前の其の言い回しの方がよっぽど鬼の嗤いモノだろうに。

如何にも呆れたと言わんばかりの表情を浮かべたモクレンは、アルコールが注がれたばかりのロンググラスに口を付けるや否や、其れをグイと呑み干し、ん、と空いたロンググラスを黒曜の前に差し出した。

そんなに好きかね、此の酒が。

祝いの席だ、此れが呑まずにそして喰わずに居られるか。

はっはっは、浪曲『石松三十石船』じゃあるめぇに。
ま、良いやな、お前の言う通り、今は祝いの席だ、お互いに野暮は言いっこ無しって事にして、好きなだけ喰いねぇ、そして呑みねぇな。

其れから二人はロールケーキを食べ終えるなり、黒曜のスマートフォンからバリゴジ・グループの『ゴールデン・アイズ』を流し乍ら甘い物を嗜んだ後は塩辛い物を腹に入れなければ、と言わんばかりに焼いた食パンに塩と胡椒で味付けをしたハムとソーセージを挟んだサンドイッチとドラッグストアで売っていた安物のピザをがっつりと食し、何時もであれば黒曜が一人でこなす食事を済ませた後の片付けにしても、今宵ばかりは二人一緒に作業に取り掛かり、あっという間に済ませてしまった。

にしても、良く喰い良く呑んだモンだぜ。

ひと月前、「せめて雑巾位はあった方がいいだろう」と言う黒曜の提案から、駅前にあるホームセンターへと二人して赴いた際、モクレンが「所望」をしたお菓子類と一緒に購入をした雑巾でちゃぶ台の表面を拭き乍ら、黒曜が笑みを浮かべつゝ言った。

こりゃお前に鍛えて貰わねぇといけねぇな。

明日の朝になったらすっかり忘れていそうな台詞をどうも。

遊び疲れた黒猫がゴロリと寝転がる時よろしく、ダンス・レッスンをこなす際にモクレンが良く羽織って居る服装の色合いに良く似た桔梗色のソファーに寛ぎ乍ら、モクレンが如何にも皮肉っぽい口調でそう呟くと、黒曜は右手の人差し指で額に薄らと浮かんだ汗を拭い乍ら、俺は本気だぜ、と言ってゆっくりと其の場から立ち上がり、使い終わった雑巾を洗濯機の中へと放り込む為に洗面台の所へトボトボと歩き出した。
因みに其の洗濯機はモクレンが此処に引っ越しをする際に両親が購入をしてくれた最新式の洗濯機なのだが、モクレンが此処に引っ越して来るのと粗同時期に根っからの「世話好き」な男=黒曜が此処へ越して来た為、モクレンは最新式の洗濯機の操作方法は勿論、性能も実は良く存じ上げない事は、モクレンが人間らしい生活を送る事が出来る様、炊事洗濯を含めた粗方の事を四六時中こなしている黒曜だけが知っているささやかな秘密の一つである。

ま、本気だって言う事にしといてやるよ。

溜息でも吐く様な口調でモクレンが戻って来たばかりの黒曜に向けてそう言うと、黒曜はそう言う事にしておいてくれ、と言って猫がお気に入りの場所に腰掛ける時の様に、良く冷えた缶麦酒片手に座布団の上で胡座を掻いた。

中々な乙なモンだぜ、お前の事を眺めながらかっ喰らう麦酒も。

クルマの走行音もすっかり疎らになった外に耳を傾け、ひと仕事終えたばかりの喉を缶麦酒で潤したばかりの黒曜が酷く所帯染みた事を言ったモノだから、モクレンは自身がステージでダンスを踊る際のステップの様な軽やかな嗤い聲を響かせつゝ、お兄さん、って言うより親父さんって所だな、其れじゃあ、と呟いた。

娘息子も居ねえのに、親父さんたぁ、参ったな。

そうか?。
週末のお父さんって感じがするぞ。

じゃあお前はお母さんって訳か。
お前の背中を見て育った子供たちはきっと自由奔放な性格だろうな。
って今は背中で子供を育てる、子供に物を教える時代でもねぇんだろうけどよ。

お前は根が子供だから、子供と接するのは得意そうだな、生憎と節分の鬼みたいにおっかない顔だが。

地震雷火事親父。
其処に鬼迄ぶら下げられちまうンだから、敵わねぇったらありゃしねぇ。

子供が大人に敵おうと言う方が無理があるだろうに。

ははは。
そりゃそうだ。

そう言い乍らまるでだいだらぼっちが歩みを進める様にソファーへのっそのっそと近付いた黒曜は、空いた手でモクレンの左手にそっと触れ、其れからそっと握り締めた。

ま、此れからも宜しく頼むぜ、マイハニー。

はいはい、マイダーリン。

モクレンは黒曜の手から感じられる仄かな暖かさに触れ乍ら、いつかは訪れる別離〈わかれ〉の時迄、愚かしくも愛おしい響きを帯びた狂詩曲〈ラプソディ〉を此の男と踊る事も決して悪い事では無いかもしれないと想いを巡らせると、黒曜によって良く手入れの行き届いた自身の左手で、何時もよりほんの強めに黒曜の手を握り返した。
黒曜のスマートフォンから木村昇の『ラヴ・イズ・エヴリシング』が流れるのに耳を傾け乍ら。〈終〉

愚かしくも愛おしく

愚かしくも愛おしく

それぞれの愛、それぞれの感情、それぞれの想い。 様々な要素が光と影と共に交差する黒モク小説。 題名は宇崎竜童が手掛けた山田風太郎原作,真田広之主演,斎藤光正監督作品『伊賀忍法帖』の同名主題歌より引用。 ※ 本作品は『ブラックスター -Theater Starless-』の二次創作物になります。

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-04-20

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