命のテーマ
命のテーマ
暮れ方に一人歩いた街中の、心に突き刺さった夕焼けは、
人に優しくなりたいと、願い続けた日々の足跡だろうか。
西の空には燃える渡り鳥、雨風に強く打たれた翼で飛び、
どこまでも心は気高く生きている、山の上に歌を残している。
届ける方法も知らぬまま、神様にも、お手紙を書きました。
産まれた意味とその先を、自ら受け止め、手渡してみたい。
この島の真冬に咲く花を、威張ること無く佇む野花を、
皆に教えたい。褒め言葉よりも美しい、一輪だけの姿を。
輝きに満たされて、ありがたいと想える光がありましたか。
私達を照らす光はいつだって、真っ暗闇の中に見つけていた。
生きる苦しみと喜びに、ひとつでも違いがありましたか。
生きる苦しみと喜びの、違いをひとつでも言えますか。
明け方に、一人の誰かに寄り添った。心は嘘をやめました。
倒れた人を抱き起す、それだけを神様と約束したから。
一度は誰もが転んでいるけど、昔の痛みを忘れている。
誰かが一度助けてくれたら、次は私が助ける番だね。
東の空の飛行機雲がどこかへ続く、それだけのこと。
怯えること無く、胸を張って、好きな明日を歩いて行こう。
人は誰もが孤独ですから、ひとつだけの心を磨けます。
何ひとつ自由に成らない命を、自由に生きる、それが人生。
輝きに満たされて、ありがたいと想える光がありましたか。
私達を照らす光はいつだって、真っ暗闇の中に見つけていた。
生きる苦しみと喜びに、ひとつでも違いがありましたか。
生きる苦しみと喜びの、違いをひとつでも言えますか。
命のテーマ