天使は僕に微笑まなかった。
だから僕は季節の変わり目に栞をはさむ。
初夏と夏の間に挟まった葉桜の

6月に名前はないわ、と貴方は云う。

そんなに死にたいなら、天使にでもなれば、と僕は笑う

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-04-10

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted