領域帝星地球(書き始め)

アースエクスマキナをまた書き直します

今いまってなに

そうか今は西暦2102年ごろ、ここは領域帝星地球、そして僕は王立国家日本国に置いて、電気の配線をカレッジにて習ってる、普通の学生だ。

ッチ、なんだよ、つまんないの半世紀以上前のコンピュータの動乱によって、もうオレらクタクタ。

だってさこれで、僕らは科学の知識へのアクセスを許可なく知ることはできないんだぜ。

おかげで、おうえさん連中は宇宙ポートを開くのに準備中らしい、宇宙ポートは半世紀前、動乱が起こる前進められていた、しかし動乱が起こって、計画がとどこちゃって、ながらく中止だったんだ。

僕らは、ッチ、こうやって電気の配線の仕組み習って、電気工事するくらいの仕立て仕事しかつけないようなものだぜ。

なぜこうなったて、あー教えてやるよ。

それは半世紀くらいまえかな、まぁ意味わからない動乱があったんだ。

コンピュータヒューリスティックに人間の行動心理を予測する、そして日本も日本の王であるスメラ陛下さまが、戦争のアンティにとしてコンピュータに審査されていた。

ッチどこまで、あのときコンピュータは暴走してたんだ、まったくなさけのない、システムだなのことだな。

けっきょくあのとき日本も十六菊花紋をコンピュータがスキャンしてレンズのアプリに走らせ、常にオンラインで金融の日本からの流れもAIがコントロールしてんだぜ。

あのとき軍事は日本の諜報部が常に日本の棚を開けられないようにコントロールしてた。

その棚の鍵をしられちゃ、だってこの棚のモノ担保に不正な請求きたらまた走査だもんな、こんなことで、あのとき

AIに掛けられてた、倫理的リミッターはオールクリア、

あんなこんな地球は熱を吹いたってことさ、まったく笑えないよ。

まぁいい、これでコンピュータは負の遺産になってしまったんだよ、二度とこんな緊迫が起こらないように、地球のコンピュータへの不正アクセスは実質的に禁止。

そして日本も王爵を作って、人間が有機体であるオリジナリティを保とうとしたんだ、けっきょく日本に残ったのは、わけのわかん国家神道、

なんかオレのかわいい女ともだちも巫女さんになること、がんばってたな、あっちは僕をともだちって見てくれてないんだろうけど。

ああそれと、国に不適応なものは取り締まる、ややこしいコンピュータでの走査は今でも取り締まってるぜ、まったく自由がないプログラムだけ残しやがって。

そう思いながら僕は青空を見ていた、そんな電気配線を教えてるオジサンが
「おい、なにボッとしてるんだねと」
僕を上目から、視線を見下していた。
僕はテーブルに置いてる缶コーヒーを取って、少しうつろな目覚ましに飲み。
「はい何でしょうか、江崎先生」
すると先生は、「まったく君はのんびりしてるね、それでここの電気配線、黒板に描いてくれるかな」
そう言われて僕は「はいはーい」と黒板に立ち、電気配線を書いたのであった。」
あー僕は授業中つい哲学的にふけってしまうのさ。
僕は戸田夫手太、ただのカレッジに通う学生さ。
そして
のんびり青空に浮かぶ雲をながめて、コーヒーにドーナッツを食べながら。
ボーっとしちゃうときあるんだ。

わたしは那護生畿者(なごのさずけ)、この国の国家保安局のエージェントだ、私の上司である、佐竹出流(さたけいずる)は明日スイスに旅発つ、金融予算を見積もりを立てるべく、関西にあるものを抵当に入れるサインを見定めている。
そしてここ心斎橋商店街の喫茶店で、宇田川実(うたがわみのる)と打ち合わせをするところであった。
ミノルは「そっか明日、イズルさんがスイスで金融の査定を報告しにいくのだね」
あたしは「あーんた、こうスカしてんけど、イズルさんって軽々しく呼ぶな無礼者」
そういわれたミノルは「こう勝ち誇ったようにいうなよお嬢ちゃん、あんたは拾われ子だろ中花の隠れた血筋の名家だったはず、そしてイズルさんが、この血筋を保護に拾った」
そう言われた私、サズケは「なに、いやなことおもいださせないで」
そう言ってる私からミノルは「この報告書は日本の資本を高く見積もりしすぎてる、これらはこれほどかたくなに見せるものじゃない」
そう言われてあたしは「これくらいが妥当よ、日本の古都よあまく見積もるものではないは」
そういったあたしにミノルは「こんなの意地っ張りだ、人がせいぜい稼げる額は決まってる、あっちはこの値段で交渉しても、欲しい土地は買うであろう、高いからいいものではない、安易な上値は、あとで日本の中枢の労働者が背負うことになる、だから安易のあげてみるな、あちらもこちらの土地が欲しいことは承知だ、だからといって無駄に労働者に負担をかければ地獄絵図だよ、サズケちゃん」
そう言われたあたしは「そー、じゃ見積の見直し手伝ってよ」
そしたらミノルが「わかったよ嬢ちゃん、ちかいホテルで報告書を見直そ」

そう言われて、あたしは査定の見直しに、コイツとあたし、一夜すごすわけ、いいっと思ってると、ミノルが、
「なぁ強い気配を感じないかい」
そう言われてあたしは「たしかに感じないわけじゃないけど、都会の霊性ってこんなものじゃない」
そういうとミノルは首をふるように「ほらのあの男、見てみなよ、強い亡霊どもを寄せている」
そういわれて、あたしが「まさかあんな浮浪者に、あんなのもし特別な能力があったとしても、」
そういってるとおいと私は「いい」っと言葉をもらした。
ミノル勝手にスカウトしようとしてんの、あんな使いものにならないような、浮浪者に、そう思ってたので、あたしはミノルに近づいて、
 「ごめんごめん、このひと、勘違い多くて」そう言ってこの浮浪者をあしらおうとおもうと。
 ミノルのやつ「いやまちがいない、このフシュタって言う人、アストラル体の通りを作れるエーテルフィールドを扱えるワザをもってる」
 これを聞いたあたしはまったくこんなウィスキーもってる浮浪者にようはないのにーもー、 そう思って。
 「あんたフシュタっていうの、わるいけど、このあたしのツレの間違いだから、じゃーね」
 するとミノルが片手を拡げてあたしにブロックをかけ、「サズケおまえは形式だけで、なにも悟っちゃいない、だまってろ」
 そう言って、ミノルがフシュタに「君のサイは素晴らしい、過去未来、宙を操れる、そしてアストラル体を凝固させてギガンテスを作ることが可能だ、僕がNSAにスカウトするよ」
 ゲッこいつ、マジでこんな浮浪者を私たちの同僚にさせるわけー、もー待ってよー。

宇田川実、僕自身はフシュタの強い霊力を見抜いている、たとえサズケが、この者の霊力に気づかなくても、僕が口寄せする鳥たちが音速を超えて僕に語りかけてくる。
みせてやろうサズケに、「おいサズケこの者の霊性に気づかないようだな」
そう言ってやると、サズケはいやいやに、「当り前じゃない、こんなぼうくらに、なにができるっていうんですかー」
僕はフシュタの右腕をとりフシュタ君は「えっ」と拍子抜けたそしてミノル僕は「サズケそれなら、みせてやるこの者の霊力を」
そして僕が目をつむり、僕があつかう鳥たちに霊性を泳がせた、スーッとすまされる霊力に水音がしたたり、僕はその瞬間「ソルヴエトコーグラ」霊性を弾いた。

僕、戸田夫手太だけど、なんだよなんだよ、すかしたにいさんに、手掴まれて呪文唱えられれると、時空間の亡霊どもがいきなり凝固して巨人たちがさまようんだ、これってオレの霊力のわけか。
僕は「いい」と思ってると、するとミノルって奴が「これはギガンテス、聖書ではネフィリムと呼ばれてる、君はこのものたちを従わせる力をもってる」
そう言ってる彼にカワイイ女性が「この者が強いってことわかったから、魔法を解いてよ、廻りは騒然としてるわよ」
するとミノルは「あーそうだな、どんな神変がおこるかわからないな、おさまれ鳥たち共鳴をやめろ」
そう言って僕は唖然としてしまった。するとツレの平野武(ひらのたけし)が「おまえどうしちゃったんだよ」
僕は「知らない、この方に吸い込まれるような思いをしただけだ」

わたしサズケはいっとき信じらなかった、こんな道端にこれほどの霊力を感じるなんて、そんなとき緊急の無線回線の携帯レシーバーがなり、「はっはい、イズルさま緊急に何のようでしょうか」
「サズケ君、いま緊急の会議がスイスで割り込まれたんだ、今すぐ、君がメを込めた、資産の報告書を届けてくれないか」
わたしは「はいイズルさまでも、ミノルさんから、この報告書の資本が高く見積もり過ぎてるとご指摘が」
イズルは「そっかミノル君がそばにいるのかね、変わってくれないか」
するとミノルがレシーバーをもち、「はい、イズルさんこういう機会に話せて光栄です」といっていた。
そしてミノルがレシーバーを切り、「サズケいますぐ、東京に戻れ、スイスで裏回線のオールドネットの被害がありそのミーティングが行われる、そしてフシュタ君、彼もつれていけ、そしてイズルさんが君の高く見積もった報告書は直々に手直しするそうだ」

それを聞いた、あたし、サズケは「オールドネットにどんな被害があったの」
するとミノルが「さぁね、オールドネットからAIが金庫の棚のパスでも盗んだのではないか」
それを聞いたあたし「棚のパスを盗まれるなんて、まずいじゃないの」
そう言ってるあたしにミノルは「まぁ詳しいことは、明日の早朝、報じられるさ、それより、早いとこ、フシュタ君つれて、地下鉄のポータルから、東京の地下鉄に飛びなよ、イズルさんフシュタ君に興味おありだよ」
あたしこれを聞いて、ギグっとおもったはこんな浮浪人にあのイズルさんが興味おありなんてありえない、ぜったーいありえなーいんだから。
まぁいいわそうおもい「フシュタ君、あたしといっしょに東京の地下鉄までワープするわよ、イズル様からのお誘い心得よ」
そうあたしが告げると生意気にこの浮浪人「イズルってだれ」そう言ったので、あたしはしのばせた拳銃を腰から取り、こいつの顎に押し付けてやったは「あんた口の聞き方、気を付けなさいよね」
するとこの子、「うう、わかったよ」そうそうよわよわしく吐いたので、少しカワイく思えちゃった。
そしてあたしが「さぁ難波の地下鉄から東京特区23区のポータルへ繋げるから、来なさい」
そうその子を誘い「ねぇさん、どうするんだよ」
あたしは「ものごとには距離も時間もないのあるのはエネルギーだけ」そう言ってあたしは懐中時計を垂らし、「さぁあたしが懐中時計の手を思いっきり握って」
この子たら「こうか」と軽く押さえるだけだったので、
あたしは「これだったら気を浸透できないでしょ、もっと握力をこめて」
そういって彼の握力を感じるほど手の握りの絞めよう感じるとあたしは
「いいわ」
そしてあたしは
「せーそんみょうそうぐー がーこんじゅうもんぴー
ぶっしーがーいんねん みょういーかんぜーお
ぐーそくみょうそうそん げーとうむーじんにー
にょーちょうかんのんぎょう ぜんのうしょーほう…」
そうとなえ続けてると、空間が不思議な靄に包まれてオーバーライド上手くいったわね、間違いない、ここは時間の齟齬がない東京だ。
そう思いあたしは心をしずめた。

戸田フシュタ、僕は謎のおにいさんに、声かけられ、そして、謎のかわいいおねぇさんに、連れられ、地下鉄から、謎の通り道をとおって、見知らぬプラットフォームにいる。
するとねぇさんが「なにこどもみたいにはなたれてるの」
僕はそれを聞いて「こっここは、どこだよ、何処なんだよ」
するとねぇさんは「ふふん、ここはトーキョーよ」 
それを聞いた僕はトーキョー、てここは東京なのか、オレオレこれからどうなるんだ。
そして僕は「ねぇさん、ぼくぼくの身は安全なのでしょうかボッボクの身は」、
するとねぇさんは「なにおどけてるの」そう言って僕にバッジをかざした。
僕は「これはなんなのでしょうか、かっこいいけど」、
ねぇさんは「これは国家保安局NSAのバッジ」、
僕は「NSAってなに」って聞くと、
それを聞いて僕にねぇさんが「あんたNSA知らないのいくつなの」
そう聞かされ僕は「21だよ」
そういうと、ねぇさんは「あーあ、いい歳してガキくさいわね」
そう言われて付けたすように「いまから佐竹イズル様に御挨拶するから」
そして「ぼんくら、ナゴのサズケ、サズケさんと呼びなさい、あなたは戸田フシュタだったけ」
僕は「はい」ってしょぼくれた。

ここはどこだろそう思い「サズケさん、ここどこ」
サズケは「ここは虎ノ門ビル、イズル様はここのビルの最上部のフロアで待ち構えてるわ」
僕は「ッチ、なんだよイズル様なんて」
そういってるとサズケが、ガミガミと、「なにボンクラ、あんた国家不敬罪でいますぐでも、あんたのナマイキな顎をぶっとばすわよ」そういって僕の顎に思いっきり拳銃のカチャを脅してきた。
なんだよこいつおっおどしやがってー、すると誰かが。
「あらサズケちゃんじゃない」そう言ってるスーツ姿の女性がいて。
「はい、警部秘書さま」そう言って、サズケがかしこまってると。
その秘書が「この仲良くボーイフレンドのように、イチャイチャしてるのがフシュタ君のわけ」
するとサズケが背筋が凍るように「なにこの浮浪人をあたしと、見合わせないでよ」
そう言ってると警部秘書が「イズル様、しびれを切らしてたはよ」
そう聞かせれ彼女は「ひー」って怖気手ついて、彼女は急いでエレベーターに乗り、上層部の部屋に駆け込んだ
そして僕は彼女のゼーゼー過呼吸になって「すいませんイズルさま」、こうせわしくツレられ僕もむせるじゃないか、するとオジサンが「だいじょうぶかい、ここまでたいへんだっただろ」そう言ってるオジサンにサズケさんが
「いえ、急いでるなか、こんな無礼に御挨拶もなく、ほんとにすみません」
するとオジサンは「あーほんとシビレ切らせたよ、サズケさがってろ」
そう言ってるオジサンに彼女は「ほんとすみません」
オジサンは「ッチ、この拾われっこめ、あんたの身元を花国かばうのに、手をやいてるんだよ、いっそ花国に返してやってもいいんだぞ」
それを聞いた彼女は「こっこれだけは」と彼女は口をつぐんだ。
そのとき僕にオジサンが僕に目をむけ、「君があのよ、ミノル君が言ってた戸田フシュタ君かね」
僕は「はいーフシュタですがー」
するとオジサンが「そうかそうか、わたしはイズルという、ミノルの言う通り、君にさすらう亡霊の澄ようがちがう、少し話させてくれないか、君をワレワレの組織にさそいたい」
するとサズケが「あまりこのような下衆になさけは不要だと思いますが」
するとイズルさんが「だまれサズケ、お前のコードネームを剝ぎ取れば、簡単に中花に身柄を売りつけられるんだぞ」
するとサズケは涙目になって「はい、イズル様には大変感謝しています」
そしてイズルは報告書を見て「なんだこの報告書はまるで、無駄にカネをもってるだけじゃないか、君に関西の資本の値札を付けさせるのは間違いだったみたいだな、ミノルの言う通りこれじゃ、中花みたいに、労働力を無理やり縛るようなもんだ」
彼女は「わたしの未熟さをお許しください」
そう言った彼女にイズルは「まぁよい下がれ、われの前に立てる機会を光栄に思え、部屋の外に下がっていろ」そう命令を下すと、彼女は歯を噛み締めるかの敬礼をしながら「私の身の程をお許しください」と言って、部屋の外へサズケは泣き崩れるように引き下がったのであった。

僕は佐竹イズルさんの、妙なやさしさに戸惑っていたそんなとき、イズルさんから、
「立ってるのもなんだろ、身を収めたまえ」とたんたんと言ったので
僕はちゅうちょしながら、「ここすわっていいです」
そう言うとイズルさんが「いやここはダメだ、重要な書類がある、さっさこちらの椅子なら大丈夫だよ来なさい」
僕はそう言われ「はい」と人形のように、指定された椅子に座った。
そのときイズルさんは、自らの欲心が抑えられないように、僕の顔を見て、
「すばらしい、この霊性の澄みよう、まるで心が冷水に滴るようだ」
イズルさんが僕の顔に欲情してるようで、僕にとっては、イズルさんがいくら恰好たる大佐であると思っても、何か僕にとっては、ハーハーと欲情してる動物のように思えた。
こんなイズルさんに僕は「こんなに妙に見ないでください」そういって僕の頬を押さえてる手を払った。
そんなイズルさんは僕に払われたを惜しみながら、僕にすがるかのように、
「あーすまない、すまない、しかしわしにとって、あなたさまがこの宇宙の散々たる花なのです」
とボッボクの下僕のような言い回しに、僕おほうがシビれを切らせ「僕は何だったのです」と落ちこぼれると。
そう言うとイズルが両手をギッシリ握りしめて、「あなたこそ真理だハラフホラフ様」
そう言ったイズルに僕は「ハラフホラフ」と反復し「ハラフホラフってなんなのです」。
そう投げかけた。

すると佐竹イズルさんの秘書が、「佐竹様、バーゼルからの資産の担保権について、報告が来ています」
それを聞いたイズルさんは正気に戻ったように、「すまないが僕、立ち退いてくれるかね」
僕は「どこに立ち退けばいいのです」と言うと
イズルは口が張り裂けんように「だまれ」と強くいってきて、そして少し後悔するかのように、「おい、そこのもの、少し、このフロアの外にサズケがいるはずだ、彼女にこのフシュタ君の身の保護を頼んどどけ」
すると秘書が「はい、日本の棚のパスの確認もかねてるので、即急な対応を願います」そう言って、「ではサズケさまのとこにこのものを」
するとイズルが「うやうやするな、このガキをサズケに預けたら即急に書類の確認をする用意をしろ」
そういって、僕は「さぁこちらにお客様すみませんが、お邪魔なのでサズケ様にあとはお願いします」
そう言って、僕は外で泣き崩れてたサズケのとこにつれられ、秘書が冷たく「なに落ちこぼれている、イズル様より、このものの保護を頼まれた、あとはお前に任せる、ではこちらは内部の用があるので」そう言って、僕はフロアの外にサズケといっしょに厄介払いされたようであった。

なんか僕は唖然としてるとサズケが「もうサイテー、あんたのようなガキのおもり、されるなんて」
そう言った彼女に僕はッギギ、やっぱりこの女、気が強いやつだな
そんなとき、かん高い声で「どけここの、一般ピーポーどうここに忍び寄ったか判らんが、無礼とあれば、吾の短剣でお前を切り払うぞ」と僕に脅すような声に
僕は、「え」って目が点なった。
そして「やぁハー二ー、関西から飛んで帰って来たというのに、出迎え遅れて寂しかっただろ、こんな涙目になって」
するとサズケ「こっこの、涙目はあんたとは、ぜんぜん関係ないから、この傲慢キチ」
僕はこの様子に「あのーあなたさまは何者なのですか」
するとコイツ「吾の前でひざまづかないのか、無礼者」そう言って僕をナイフの刃を僕に向けて脅してきて、ぼっぼくは尻込みして。
「すっすみません」とひれ伏せた。
するとコイツ「やはり無礼だな殺してやってもいいぞ」
するとサズケが「やめなさい、クリスチャン佐藤伯爵」
この人、クリスチャン佐藤なんだ、確かにハイブリッドされてそうな人相だな、そう思ってると。
「だがなワレのお姫様である、サズケちゃんに安易に触れるな、そのときはオメの喉掻きむしってやるからな」
そう言ってるクリスチャン佐藤に横から蹴りをいれて「なーにあなたのお姫様よ、浮かれるのもいい加減にしなさい」そう言って彼女はどうどうとしていた。

するとクリスチャン佐藤が
「まぁいいさハニー、なぁ今夜、僕とランチにしないかい」
するとサズケは「なによアホくさ」と知らんぷりしてるのを
僕は「ねぇクリスチャン佐藤さん、あっあのランチってなんですか」
すると「伯爵だ」と僕に短剣を向けてきて、
佐藤が睨むように「おめには関係ねーだろ、あん」と脅してきて
僕は「すっすみません」とごもった。
そんなときサズケが「そうねこのガキの面倒、あたしが見てんのよ、いいわ佐藤伯爵、この子とランチさそい乗ってあげてもいいわよ」
そう言ってるサズケに佐藤伯爵は「このガキ、ワレのフィアンセのサズケ様に面倒見られてるのは、誰の指図だ、オレが文句いってやる」
するとサズケは「わたし、佐竹イズル様より、この者の面倒たのまれてんだけど」
すると佐藤伯爵はビックリして「えええ、イズル様がこんなガキの何にごまかされてんだ」
そして佐藤は「わわかった、おめのような下衆にワレを名乗るのはワレとしての恰好たるゆえんに恥じるが、われは北アメリカ大使国、ジョン・カイザーの血を惹く、日本の由緒たる伯爵たる、クリスチャン佐藤伯爵であるぞ、われの銘を称えてなのれ、さぁここの者、名を名乗れ」
そう言われて僕は「僕は戸田夫手太と言います伯爵」
すると佐藤は「チッ、ただのガキだなまぁよい、サズケちゃんさぁ、こんな下僕、なぞ相手する必要ない、さぁ僕とランチでもしないかい、邪魔者はほっといてさ」
するとサズケが「まってよイズル様からの直属の命をおろそかにはできないは」
すると伯爵は歯をくいしばり、「ッチ、まぁよい、おいそこの下僕、特別にわれのディナーに招待してやる、感謝しろ」
そう言って僕はここ虎ノ門レストランに特別に招かれたのだ。

僕らは虎ノ門ホテルの虎ノ門レストランで、佐藤伯爵の名義でステーキを振る舞われた。
そして佐藤伯爵の世話人である執事が「どうです、今夜は特別に伯爵さまの名義でこのレストランを深夜あなたさまのために、開けてくれたのですよ」
 すると佐藤は「東京タワーも見えていい眺めではないか、どう僕のフィアンセ、サイコーだろ」
彼女サズケはフォークとナイフを使い流暢にビーフステーキを食べていた「そうね伯爵、おいしいわ」
 僕も深夜回った夜の夜景を見ながら、「うー、おいしー」って思わずミディアムのステーキに感激しながら、こんなおいしいステーキ、ガキのころ以来食べてないかもーって思うくらい、ほおばってたのであった。
 すると佐藤伯爵が不満そうに「おい、一般ピーポー」って言葉を吐き。
 僕はこの言葉にヒーって怖気た。
 そして佐藤が不満をぶつけるかのように「やっぱな、おめ、気に入らねー、と言うか、おめーのようなものが、ノコノコ、オレらの会食してることに、ムカムカすんだよ」
 こう言われた僕はヒッって「…」て思わずナイフとフォークを落とした。
 するとサズケが「あーあー、伯爵さま、あなたのディナーを召し上がる態度にお怒りよー」て横目に見てきて、おいサズケ助けてよー。
 そう思ってるさなか佐藤はナイフとフォークを強く握りしめて、ムカつきを抑えられない態度に執事がなだめるように「佐藤伯爵、おやめくださいませ、いくらご不満でも、このような態度を抑えてくださいませ」
 しかし佐藤は「だまれ執事、オレはな、こんな、へなちょろに、オレたち王族とこの由緒あるレストランで対等に扱われることが、心底気に入らねーんだよ、不満勝負しろよ、このフシュタって奴、どうだもうビビったか、この蛆虫めが、もう我慢ならん殺してやる」

  うぃなんなんだよ、こいつ僕はおもわずサズケに助けを求めようとして、サズケこうせがんだ。 
 「サズケちゃん、僕殺されちゃうよー」
 そういってるとサズケの奴めこう言うんだぜ「伯爵さまの癪にさわちゃったわね、まぁあんたでなんとかしなさい」そう言われて、おいサズケ、おれを見捨てる気かと、気がおどけて、僕は店内の床に尻込み、どうどうと仁王立ちしてる、クリスチャン佐藤伯爵がナイフをスラっとだし。
 僕を睨みつけていた。
 すると誰かが、「この水晶を持ちなさない」何者かが僕の左手に冷んやりとした、水晶玉をもたされ、そしてその何者かが、「気を鎮めなさい」そう言われ、僕はおもわず。
 「あなたは誰なのですか」そう言うと、
 何者かは「シーッ」と指を口元でおだまりと合図して。
 「わたしはエリクトーの名で通ってる魔術師よ」
 すると佐藤伯爵は「なに下民の見方をしているエリクトー、まぁよいオレは短剣に魔力を込めるスペルセイバーって呼ばれてる、さぁこの言葉でだけきたけでも、満足だろ死にな」
 そう言って僕に鋭くナイフ投げつけてきた瞬間、エリクトーが「フレクテ」と言って僕の真横にナイフ、スッと通り過ぎたすると、エリクトーが「気をしっかりもちなさい」と激励をして「あんたほんとにあんな成り上がり者に殺されるわよ」そういわれて。
 僕は「あーどうすればいいんだ」そう僕は問いただした。
 エリクトーは「気はメイッチャないようね」
 そして彼女は僕が左手に持ってる水晶玉に「レクゥィエースカト・イン・パーケ」と言っていたそして空間が異様に冷える思いが、僕の胸中にとりとめようのない、風が四方にさすらい、回りに巨人であるギガンテスが彷徨った、そしてエリクトーが「これがオールドアースの遺産、ギガンテスと言われる巨人の亡霊」

 この異様な空間に佐藤伯爵は恐れ、「この力は何なんだ」と驚いていた。
 エリクトーは「佐藤伯爵、この時点であなたの魂は抜かれてるの、降伏しなさい」
 佐藤伯爵は「ッチ」強がってると、
 エリクトーは鳥が杖の柄に止まってる、杖を僕にさしだし、そして「握りしめなさい」と言った。
 僕は無言で軽く握ると、佐藤伯爵にギガンテスが輪を描く様に、呪いをかけ佐藤伯爵は白目になって気が飛ぶかのように倒れた。
 そんなときエリクトーは軽く握っていた杖を叩き、飛ばし、杖は床に転がったそしてエリクトーが「予想してた以上に妙な力をもってる」そう言ってると。
 僕は信じられないように「なっなにが起こったのです、伯爵はどうして倒れた」
 するとエリクトーが、「あなたのスペルで弾かれたクリーチャーがキャスティングされて、彼を呪縛させたのよ」
 そう言ってエリクトー彼女は、佐藤伯爵が倒れてるとこまで行って、目の瞳孔を見て、
 執事がおもわず「クリスチャン佐藤さまは大丈夫なのですか」と心配そうに聞いてるのに僕はうしろめたくなった。
 するとエリクトーは「だいじょうぶよ気絶してるだけよ多分、明日の朝には目を覚めるとおもうから」

 うーんー、陽射しが気持ちいいな、まるでいつものボロアパートでの目覚めとはちがう、そう思って、目が覚めると、
 そこは燦燦と陽射しに肌がコッテリ焼けるような、自然な朝日であった。
 おいおいオレ、オレどうしちゃったんだよ。
 そう僕は気が動転してると、「お目覚めですか、戸田夫手太さん」
 ここ、ここの清々しい空間、そうそうだここは、僕はつかさず「ジイさん、ここはどこ、どこなの」
 すると執事は心やわらげに「ここは虎ノ門ホテルの二人部屋でございます、わたしが使える佐藤伯爵さまが、倒れてしまったので、ここをチェックインされたのです」
 いいなんだよ、昨日のことは、そのジイさん、あのイヤなヤツの執事だよな。
 「いー」っと言葉をもらしてまた「いー」と言って、すると執事がどうかなさいましたか、
 そう聞かされ僕は変に悪態ついてたことに「いや何もない」っと意味なさげにふざけてることを誤った。
 そして執事が何か医者さんを呼んでいて執事は心配そうに「ぼっちゃまは大丈夫なのです」と聞いていた。
 すると係医が「おーげさですよ、おつとめさん、うなされてるだけだよ」
 そう聞かれた執事は「はい、おさわがして、かたじけない」と言って。
 執事は「もう朝七時二十分ですよ、伯爵さま、そろそろ起きられてはどうで参りましょうか」
 そう執事に言われた、佐藤だが寝つきが悪そうに「ロザリック」と寝言を言って、コイツ、ハッと目を覚ましやがった。
 そして佐藤は目が動転して、過呼吸に「ロザリック、ロザリック」と言ってるのに
 僕は。「おい大丈夫か」と心配してやると。
 執事さんも「佐藤伯爵さま、無理に起こしてすいませんでした」と言ってると。
 僕は「おいロザリックってなんだよ」
 そう言うとクリスチャン佐藤伯爵は口が張り裂けんばかりに「ロザリックってお前が気軽呼ぶなぁぁっぁあ」と気が張り裂けんばかりに、僕は「すみません」とあやまった。
 すると佐藤は「昨日、僕は気が動転してたようだすまなかった、おめ、名前は」
 僕は「フシュタだけど」と応えると。
 佐藤はしょんぼりと「すまなかったフシュタさん」と言ってうつむいた。

 佐藤は燦燦と降り注ぐ朝日の中、佐藤語りだしたのである
 彼はこう告げた「オレは正式なカイザーの家庭じゃないんだ」
 そう聞かされて僕は「だからなんだと言うのですか、あなたはあなたでしょ」
 すると佐藤は「あーいままで、君に威張り散らして悪かった、しかしオレは北米では…」
 すると執事は「無理に過去のことはお話にならなくて、いいのですよ佐藤伯爵」
 しかし佐藤は「いや言わせてくれ、フシュタおまえなら、同情してくれる、あーオレには、正式にアメリカのカイザー領の所有権はないんだ」
 それを聞いた僕は「これがどうしたんですか」
 それを聞いた佐藤はにやけて「やっぱりフシュタ、オレは頭に乗ってたようだ、オレは正式にカイザー家の所有権がなくても、オレはいままでカイザーの血を惹いてることに、鼻が高くなってたようだ、あやまるよ」
 これを聞いた僕は「いや荷をおろせよ、本当の君って優しいんだな」
 それを聞いた佐藤がすこしはずかしめに「なに優しいって、属民がいう、オレは優しいんだもともと」とてれてるようであった。
 僕は「その執事さんはカイザーとは」
 すると執事は「私は佐藤加奈(さとうかな)さまに代々お使いしてた執事であるゆえ、カイザーのような方とは顔をうかがうこともできません」 
 僕は「あの佐藤加奈さまは今は」
 すると執事は言いにくそうに「カイザーの因縁でその…」
 そう口ごもってるのを佐藤が「始末されたんだよ、次の跡継ぎであるジャック・カイザーっという冷徹非道な殺人鬼にな」
 執事は「口をつつしんでください、佐藤さま、もし誰かに聞かれ、そのような者に知れたら」
 そして執事は注意深く「フシュタさまも、このことは絶対に口外してはなりませんぞ」と念を押された。

そう執事が聞かされた僕は、
「ならロザリックって何者なんだ」そう言った僕に佐藤は気をとがらせたように、
佐藤は「ロザリックはジャックのに兄さんだ、しかし相続権争いでロザリックは殺されたよ」
僕は「なぜ殺されたのですか」
佐藤は「天才が故に殺されたのさ」そして佐藤は「ロザリックは他の王族貴族に僕がバカにされていても僕をかばってくれた恩人だよ」そして佐藤は付け加えるかのように「ロザリックは本当に優しかった、しかしあるオールドネットのプログラムに手を触れようとして姿を消した」
僕はそれを聞いて「おいそれって」
佐藤は「そのプログラムなんだか、想像つくのか以外だなフシュタ」
僕は「あーなんとなくな、そのプログラムはオールドネットの金融操作プログラム、別名暗殺プログラムだ」
佐藤は「あーよく知ってるじゃないか、この秘密プログラムの所有権は、今はカイザーが握ってる、ルドルフ皇帝はこれと交渉して対立してるように見えてわかちあってる、所有権は北米、利用元はヨーロッパの資本で回されてる」
ぼくは「そうか」と聞いてると。
佐藤は「オレもいつ殺されるかわかんないなか、生きている、その暗殺プログラムに」そう言って佐藤は頭を抱えていた。

僕は虎ノ門ホテルの澄やかな窓から、東京の景色に清々しい風を感じ、荷が下りるいきおいで、ふかふかのベッドに、背中からベッドのクッションに飛び跳ね、僕は。
「うーん」って寝そべりながら大きくあくびをしてリラックスした。
そんななか、クリスチャン佐藤伯爵は、朝のシャワーのご様子であった。彼は湯気が発つバスルームから、軽くローブをまとって、無言でテレビを点けた。
 するとテレビが7時40分ごろを廻り、ニュースに
 「昨日、スイスの金融サーバーに何だかのトラブルがあり、日本の資産が抜かれてないか調べてるとこです」
 それを聞いて僕は「こっこれ、サズケが即急に戻らなくてはならなかった原因だよ」
 すると佐藤が「だまってろ、ニュースを聞いてるんだ」
 僕は「はいー」って身を控えた。
 すると佐藤がスイスナイフを取り軽く空間をスパッと切った、そのとき時間に歪むのを感じられて。
 佐藤は「これは何人か闇に落ちてるな」
 僕は「どうしてそう思うんだ」と聞き返すと。
 佐藤は「時空の歪みで闇の深さがわかる、うめいてるんだよ」そして「おめ、何故そんな力を」
 僕は「なんなんだよ」と言うと。
 佐藤は「イヤ、考えすぎか」と言って「コイツがオールドネットと共鳴してるわけはない」と言ってたそして「執事、吾の着衣は用意できてるか」
 執事は「左様でごさいます」と言って。色の彩度がクッキリしてる、服を見せられた。それを見た僕に佐藤は「どうだいいだろスイスからのオーダーメード品さ」
 僕はスッゲーやっぱ上流階級はちがうんだなと、感心してると。
 そんなとき「おい戸田、おめはシャワー浴びないのか」
 僕は「えっといいの」ものすごく気持ちよさそ、こんなホテルでの朝のシャワーなんて。
 そう思ってると執事が「手早に願いします、もうあなたのお友達方、もうホテルのビュッフェで召し上がってるようすですので」
 すると佐藤が、「あんたの下着は、こっちで用意してある持って帰りな、おめにとってはお高いものだからな」
 僕は「はっはいー」って言って朝の気持ちいいシャワーを浴びたのであった。

 さぁ朝のシャワー気持ちよかったーこれからビュッフェだー、わーいそう思い、執事に佐藤と案内してもらって、そのフロアに入ると、サズケと、何かカワイイ、ツインテールの女の子がいて、ぼっぼくに。
 「戸田くーん」ってハグしてきた。そしてこの子、僕に「かわい」って言って思いきしギューッと抱きしめてきた。
 するとサズケ、「あらあらご愛想なこと、この子は佐竹イズル様の佐竹凛(りん)お嬢様よ、お手際に気を付けなさい」
 すると凛が「もうサズケたら、こんな堅苦しいことはいいのー」そして「戸田くーん、こんなことよりいっしょに、食べましょ、あたし個々のチーズハムサンドおいしいのよ、本場ドイツのハムよ、ちょっと塩辛いけど、あたし道端で売られてるような添加物のかたまり食べれないんだから」
 僕はへー、ハムにもランクあるんだ、そう思って、チーズハムサンドにシュークリーム、そしてコーヒーを取って僕はテーブルに運んだ、そして僕は、チーズハムサンドを食べると、こんなにおいしいチーズハムサンドがあるだなんてそう思い運んできたコーヒーを飲むと、こっこれの苦みの深みとコクがちがいすぎーる、そしてシュークリームを食べるとカスタードとホイップが絶妙なミルクのコクがあって、おいしすぎる。
 そう思ってると佐竹凛が「フシュタくん、キミ、のんけな顔してるわね」と僕を横目に睨んできて。
 僕は「え」と僕は思ってると
 サズケが「だから気をつけなさいって」言ってるのに少し気味悪さ、
 サズケちゃんに「このこー」と思ってると
 と思って向き直ると佐竹凛がニコッと「戸田くんのあどけないとこ、もーかわいーいいいー」って言ってきて
 僕は「ははは」ってにやけた。

 僕らはビュッフェで仲良く食べ終わって、ホテルのチェックアウトは佐藤の執事が済ませてくれた。
 そしてホテルを出て、昨日であった、サズケとクリスチャン佐藤と、そして朝抱き付いてきた佐竹凛に僕と、東京を観光しようぜって、楽しみに心弾ませるてるなか、妙な視線を感じた、そのとき。
 「あなた本当に、お父様に招かれたのまぬけ」こう鋭い佐竹凛の視線は冷徹な殺し屋そのものであって。
 僕は「ッチ」悪態をついて「おい佐藤伯爵、ナイフひとつ貸し手くれないか」
 すると佐藤が「あーおもしろくなりそうだ」そう言って、僕にナイフをひとつ、貸し手くれた。
 すると凛が殺意をむき出しにして「あんたみたいな、飼い犬、最初から気色悪く感じてたんだからね、何、身分をわきまえもなく、あたしに欲情して、早いとこ消えてくんなーい」
 僕は小声で「レクイエスカトインパーケ」唱えると、僕の胸中のアナハータチャクラが定まりもなくどこまでも吹きすさんでいくの感じ、そして僕は回りを霊域に変え、ギガンテスが僕にどこまでも吹きすさむがごとく魔力が流れた、歩く速さゆくっりそして非有界に定まりもなく、かまいたちのように佐竹凛の頬をナイフが撫でていて、凛の頬の切り傷から、血が滴った。
 するとサズケが観音経を唱え瞬間移動をして凛が怒り狂う前に「オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ」手をひたいに抑え呪文をかけ眠らせれた。
 僕は短剣を終うと、クリスチャン佐藤伯爵にナイフを返したのであった。

わたしは佐竹凛、あ、あたしは、息使いが乱れてる、みッ水に溺れそう、冷やかい、だれど自然と心が休まっていくー、こっこれってなに、お父さん、お父さん。
 あたし人形のように世話されてる、属民の、男なんて大っ嫌い、みんなみーんな、あたしをカワイイとか言って、なだめるけど。
 お父様は仕事でいそがしいし、あたしをかまってくれないし、あ、あたし、さびしいのかな。
 お父様に認められたいが為にあたしもNSAの試験を受けた、NSAの試験をパスしても世の中の人たちなんて、なにも世の中のことわかっちゃいないじゃない。
 亡霊どもが金欲しさにお父様に近づいてくる、あたしのお父様に近づいたら、カネが寄ってくる、そんなわけないじゃない、彼らには既に権利を与えてるじゃない、それなのに、みんなカネがないカネがないばかり、業晒しにもほどほどにしなさい。
 おカネがない、それじゃあなたの手足は何のためにあるのよ。
 そう移ろいでると夢から覚めるように目を覚まし、左を頬が少し痛むので、左頬に手を撫でると、
 あたし「いっ痛ー」と痛みが走り、思わず手を見ると血が塗られてて、
 あたし「なっなにこれ、ちっ血ぃー、あたしの顔に傷を、きっず、誰が誰が」
 するとサズケが「落ちつきなさい、深くないから残らないは、あなたもNSAのエージェントでしょ」
 それを聞いたあたしが「まっまさか、これ」
 サズケが「やったのアイツよ」そう言って、フシュタを指を指すと、
 あたしは怒り狂て短剣を素早く抜こうとすると、サズケが「やめなさい、さっきあなたから仕掛けた返り討ち」
 そう聞かされあたしは怒りをグッておさえて、握力が悲しみで人体を走り、そして。
 「フシュタくん、つよーい」って抱きついてやった、するとフシュタくんたら、赤くなってるんだから、本当に少しカワイ、って思ってむにゃむにゃってなでてやって、ハグしてやった。
 

 もうあたしサズケったら、凛ちゃんの面倒も疲れるはねー、だけどあたしもあまく、見てみたは、フシュタ君の能力を、ここは増上寺、あたしのスキルである、七つ道具の結びが、かかってる場所。
 そんななかみんなでここ芝公園で記念写真を撮った。
 するとクリスチャン佐藤が、
 「なぁせっかくだから、ここらで食事とろうぜ」
 すると凛ったら「こんな庶民が食べるような場所で食事とるの遠慮しとく」
 するとクリスチャン佐藤は「だいじょうぶだって、オレの知り合いがやってる店だから」
 そういってる凛はフンっという態度であった。
 晴天の青空のなか、芝公園にあるレストランで軽くコーヒーと食事をとることになった。
 するとクリスチャン佐藤が、「久々にここ利用させてもらうよ」
 すると店長が「おお、佐藤様じゃないか、久々だ歓迎するよ、まわりはお友達だね、あれナゴちゃんもいるじゃないか」ナゴちゃんは那護ノ生畿者のコードネームのナゴのあたしのことね、下の名前は教えてないんだー。
 あたしは「店長お久しぶり、ここのまどりあたし、きらいじゃないわよ」
 すると店長が「ああ、こちらこそ歓迎するよいらっしゃいませ」そう言って。
 ご注文にオムライスをたのんだ。
 あたしは七つ道具の使い、である、七つ道具は、
 陰の宝剣
 陽の宝剣
 明鏡
 龍笛
 胡盧
 宝珠
 芭蕉扇
 これがあたしの道具のわけ、まぁ俗民には扱えないワザもってるのに、どうして佐竹出流さまは、戸田フシュタみたいな浮浪者をひいきするかな、もー。
 あー考えれば考えるほど、フシュタ君が憎く思えて、きちゃったじゃない。
 そんななかオムライスが運ばれてきて、あたしったら思わず。
 「わーおいしそう」って歓喜しちゃった。
 すこしはずかしテへへ。

僕はフシュタだぜ、わっオムライス、マジでうまそー、いいなにこれ、ほんとオイシイぜ。
 そう思ってるなか、僕は凛さんに
 「凛ちゃん、さっきは悪かったな」
 すると凛の息づかいの色が変わり「なに言ってるのと」っと強く当たる態度を、僕は素早く読み。
 しかし凛は表情を変え「うーんうーん、あのときはわたしが気が変だったらしいわー、ごめんごめん」ニヤけてると、こいつ息づかいがまったく違う、気の変わり目に息になにか魔法かけてる。
 「おいサ…」そう言おうとするとサズケは僕の首回りの袖をつかんで
 「あんたここでは、ナゴさんって呼びなさい、あたしの名前を軽々しく呼ぶな」
  僕は恐る恐る「はっはい」と気をつけた。そして「なぁナゴさん、リンさんが使ってた術なんなんだい」
 するとサズケは「あれは奇息数殺剣っていう術よ、息に身を染ませて、死期を読むのよ」
 すると凛が「なっなに勝手なこと言ってるの」
 するとサズケたら「まぁまぁーいいじゃない、これくらい」そう言ってると
 また凛が「あんたも奇息数殺剣の術のスキル、習得できるくらいの能はありそうね」
 僕はこれを聞いて「ははは、そうか」と自慢げに思うと彼女の息づかいが変わり、
僕はとっさに「う」と言葉がこらえると
 すると僕のギガンテスが湧いてきて彼女を呪うかのように彼女の回りをさすらい呪いをかけていった、すると彼女の神経の緊張が途切れ、ポカーンとしていた。
 クリスチャン佐藤が「おまえの霊域の結び目すごいな」そう言ってるのに
 僕は「ああ、僕でもよくわからないんだ」そう言ってしまった。

 港区の近くのレストランで、ゆうゆうとオムライスを食べて。
 クリスチャン佐藤が「よぉ、一般人どうだ、うまかっただろ」
 僕は「あーおいしかったけど、凛さんにまた」
 そう言ってるとプライドがズタズタにされたように凛は暗く、こじんまり前かがみで、だらぁと歩いていた。
 そんななか佐藤が「オレも君をあまく見ていたよ、アストラーブハラフホラフ」
 凛はこの言葉に「星への誓いのもの、このフシュタ君がハラフホラフなの」
 すると佐藤が「あーそうらしいぜ、彼が従えてるギガンテスたちは宇宙のもくずだ」
 へへ、僕ってこんなにえらいんだなーって誇らしげに思ってると。
 すると佐藤が
 「この地球はオールドアースと言う精霊たちの世界とリアルアースと言う、この世界がある」
 僕は「これがどうなんだよ」と聞くと。
 すると佐藤が「まぁ聞け」と言い、そして「オールドアースを操ってる正体は、ニューラルリンクをさせた生身の人間だしかし、彼らも実体は生身の人間であるために、宿ってるコンピュータを破壊されることを怖れてるんだよ、まぁいわば現実もサイバー空間も同じ宿命でなってる、だけどフシュタ、お前はちがう、テンエリアコスモを統べる唯一の魂だからだ」
 僕は「これがどうして」とあまりの言葉の称えように僕はわからなくなった。
 すると佐藤が「あーハラフホラフ、君は特別な魂だ、君の魂はエルサレムに繋がっていてまた、エロヒムさえもひれ伏す、唯一の魂、それが君、星の誓い、アストラーブハラフホラフだ」

 あれから、僕と佐藤は台東区の上野公園にある王立科学ミュージアムにきて、いろいろ科学の資料や、鉱石を見ていた。
 そして佐藤が「これ紫水晶の結晶だぜ」凄くないか、
 僕は「あー、自然の美しさには惚れるよ」
 そう言ってると、佐藤が「おいフシュタ、ここに情報戦の歴史が書いてあるぜ」
 僕はそれをみて「うわほんとだ、いまのNSAの本部はニューヨークにあるんだね」
 佐藤は「最初はロンドンからの無線回線が情報のやりとりに集積してたらしいな、ここの回線みてみろよ、ネット回線のハブが見えるぜ、こう思うと情報の歴史って凄くないか」
 僕は「あー学校でコンピュータの仕組みは少し習ってるよ」
 佐藤は「おまえ学生だったなたしか」
 そう言われて僕は「おカネとは金庫と言葉と媒体で、できてるみたいなものだよ、金庫の鍵である暗号媒体を解読されたら、ゲームのトークンが盗まれてしまう、僕たちはそのような、賽を振られてるようなものだよ」
 そう聞かせれて佐藤は「君の言う通りだぜ、ロザリックはそれに長けてた」
 そういった佐藤に僕は「なぁそれって」
 佐藤は「もういいだろ、フシュタ君さぁ他回ろうぜ」

 佐藤と僕は、天文学の歴史が飾られてるエリアにきて。
 「この地球が帝星であること知ってるか」
 僕は「この地球は領域帝星地球なんだろ、正式には、しかしこれは夢事じゃ」
 すると佐藤「いや夢事じゃない、この地球の謎の信号をあることがわかってるんだ」
 僕は「謎の信号」なんだろっと思い「謎の信号ってなんなんです」と聞き返すと
 「これは金融操作プログラムとも違う、殺人鬼のな」
 これを聞いて僕は「じゃー」と言うと
 「これは第三媒体と呼ばれる、当事者と相事者の外にある宇宙のエーテルみたいなものがあることが、ささやかれてるんだ」
 そう言われた僕に「エーテルなんてバカバカしいそういってると」
 すると佐藤が「っまぁそうだよな」といって、そして佐藤は日本の王家について語ってきた「日本の王家は龍神族のナーガ王家、神使族のハタ王家、そして天神族のスメラ王家がいる」
 僕はそうなんだーと思ってると。佐藤は
 「まぁいいこれくらいは知っとけ、この地球ではユナイテッドキングダム代表のカイザー皇帝が例のプログラムを所有している、オレにはなにも利権ないが、そしてヨーロッパの王族中心に資本を回されていてそれが、ヨーロッパ王室であるルドルフ皇帝が資本を動かしてるんだわかったか」
 そう聞かせれて「なんとなくなー」と軽く流してしまった。

 あたしサズケ、いま凛ちゃんといっしょに、王立博物館が貴重に保存している墨絵に心打たれていた。
 あたしは、なんとも思えない風景画だけど、なにか心が澄んでいく感じに、妙に心が滲んでいく感じがした。
 そしたら凛が、「ここは墨絵展ね、みんな、一流よね、佐藤とフシュタなんて科学博物館にいちゃってバッカみたい」
 するとあたしは、ひとつの絵に冥(うみ)が表現してる墨絵たちに時が止まっていた。
 そんな中、凛は「なごちゃん、これは逍遥遊(こころまかせのあそび)の想像画よ、あまりに抽象的すぎて、あたしにはどれもでたらめに見えるは」
 そんな凛の言葉でもあたしはこの絵の素朴さと表現の自由さに蒼々とした春の色合いが、あたしには妙に速やかに、あたしはみとれてしまった。
 そしたら凛が「ここの墨絵、作者の正体は不明だけど、新参で新しいわよ」
 するとあたしは反論するかのように「この絵は新しくない、だけど古くもないわ、ここの絵は誰かが時を超えて残していった、何処から見つかったのかも不明だけど、ここに飾られている」
 そう言われて凛は「この作者が不明なだけで、こんな絵にそれほど価値ないって、ただ出所が不明ってとこがうわだって、アートマーケティングに利用されてるだけよ」
 すると冥(うみ)の絵に描いてある鯉がぴちゃって跳ねる感じがして、あたしは時空間のレイヤーが変わったことに、あたしはおもわず「この絵たちみんな生きてるのよ、異次元につながって」
 すると凛が「どういう意味よ、あなたみたいな素人はこんな価値のない絵にうかれちゃうのよねー」そして「近代の墨絵はまったくだめ、べたべた真似したみたいに塗っただけで、なにも奥ゆかさがないわ」
 しかしこう聞かされても、でもこの作者不明、目的もハッキリしてない自由な絵にはなにかあたしたちをスーッと、時空間に穴をあけてやったぞっと言う、時空間の勝利を謡ってるように素朴にもブラックホールに吸い込まれていく、宇宙の壮大さを感じられて不思議だった。

 フシュタである僕はもうすぐ、科学博物館を出ようと思うとき、フーコーの振り子をながめていた。
 僕が「このフーコーの振り子は地球が丸いことを証明したとされてる、赤道側と北極側では重力の作用が違い、振られてると、少しずつずれていく」
 クリスチャン佐藤は「あーそうだな、だけどもう時間だ、ひきあげよう」
 僕は「もうすこし、この振り子を見させてくれ、これは古い宇宙の考えが終わり、宇宙は数学的に予知できる証明でもあるしかし僕の、霊力はちがう、そして僕の霊力は昇花している」
 そう聞いたクリスチャン佐藤は「なにか詩ができてるなら聞くぜ」といってきて。
 僕は「あー
 
 時空間に隔たりがないとき、宇宙は8の字に歪み、時空間は非有界に歪むそしてこれが霊たちがあつまり、宇宙は自らのなか亡霊たちはさまよう、この振り子は地動説の証明である、ゼウスの木星やクロノスの土星をただの石っころみたいに変えたしかし逆に宇宙の物理的神秘は極まるわけもなく光速を超えて響きわたる」

これを聞いた佐藤は「なかなか上手くできてるじゃないか、フシュタさぁひきあげよう時間だ」
そう言われ僕と佐藤は科学博物館を去った。

 クリスチャン佐藤である、わいらは余裕をもって、科学博物館を出たのに、なんだよ王立博物館にいったやつらは、
 わいはフシュタに「あいつら、おそ」
 そう思ってると、なにか妙な気配がした、こっこれは「風のたより、導かれる者」
 わい佐藤は「おめーはなんだよ」って言ってると。
 この怪しい奴はフシュタに近寄り目を見ていた、
 そしてそやつ「なかなかだ君の魂があらゆる亡霊と共鳴している」
 するとフシュタが「なっなんなのです」
 そういってる怪しい奴にわいはナイフを抜き「おまえは誰だ名をなのれ」と問いただすと。
 「わたしはこの世のものではない、時間と空間の齟齬が私をここに運んだ、そしてこの者にであった、君たちに憑りついてる亡霊は、この地球を変える、わたしはこれの序調に過ぎない」
 ワイはこれを聞いて彼の言葉にまじないをかかってることを悟り、その証明にオレのナイフを握った手はひや汗でにじんでいた。
 するとそいつが「おいそのもの、お前はオモチャのような、まじないで、おどそうと思ってるのか、君の筋肉は固く緊張し食用の動物の肉のように、もう捌いてやってもいいのだぞ、それと君にも、呪いがある、世をあまくみるのではない、不安に陥れた魂が君を始末できなかったことに恨んでいる」
 そう言って怪しい奴は風に吹かれると同時にスーッと消えていった。
 すると「ごめんねフシュタくん、待ち合わせた時間より遅くなちゃって」
 そう言われてワイが「もう閉館時間までいたのかよ、けっこうまったんだぜ、さぁ魔術師エリクトーの館までいこうぜ」
 すると凛が「だってー、なごちゃんが意味不明な絵にみとれちゃってるんだもん」
 それにフシュタのヤツ「どんな絵なんだよ」って言ってると。
 サズケのやつ「何処からかわからない、どこへいざなうのかもわからないような墨絵にあたし」って言ってるのを
 凛が「もうもうもう、あんな価値のない絵に見とれちゃってさ、まぁたしかにナゴちゃんが言う通り不思議だったかも、あたしも釣られちゃったはあんな絵に」
 そう言ってるのにワイ佐藤は「まぁいいって早いとこ、エリクトーの館までいこうぜ、とっておきのごちそうがよういされてるらしいぜ」
 それに凛は「まぁ閉館までいちゃったから、もう日が暮れてるじゃん、早くいってエリクトーさんにあってみたいわ」そう言ってわいらは横浜のエリクトーの館に向かったのあったのさ。

あーすっかり、暗くなちゃった、僕フシュタは、夕暮れにどこかの懐かしさを感じながら優しい、夜空の星明りになにか静けさを感じ、そして東京郊外の横浜の道路照明かりから、街角の内に入り、かすかに防犯灯に照らされてる、エリクトーの館に入った。
 そんななか佐竹凛が夜風に荒んだ街路を歩きながら「ここの坂から見える街並みキレイ」ってはしゃいでいた。
 それに僕は「海が見えていい眺めじゃん」ってすかしてると。
 凛は「なになに」って僕と目つきが合うようにジラしてきて。そして「ここは異界の世捨て人、魔術師エリクトーの館、そしてちょっとした喫茶店ね」
 そう言った凛に僕は「へーこんな涼やかとこにこれるなんて光栄だよ」って僕はほのめかした。
 街角の坂の下から聞こえる海の波打つ音になにか、なつかしい思いがよぎった。
 しかし妙な影がさすらうような不気味さを感じ、僕は「なにかオバケが僕たちを寄せてる感じがする」とぼやいた。
 するとクリスチャン佐藤が不用意なしぐさで、喫茶店の扉に手を付けようとしたとき。
 僕が「まて佐藤、結界が仕込まれてる」
 それを聞いた佐藤が「なぜわかる」と問いただしてくると。
 僕は「このダビデの六芒星のマーク、ソロモンの使い魔が蔓延ってる、まじないがかけられてる」そして「ぼくから入るよ」と言うと。
 すると佐藤が「わかったよこの、ナイフを握れ、朝貸したスペルナイフだ、あんたの術が浸透してるはずだ」
 僕は「あーありがと」と言った。
 そして僕が「おじゃまします」と喫茶店のドアを開けて入ると。
 すると真っ暗な店内にポルターガイストのように火が灯されていき、幻想的な雰囲気が漂った、そして。
 エリクトーがいた「よくきたわね」そう言うと。
 凛が「おばさま元気でした」と聞くと。
 僕はおいっと、危険を察しして、「言葉をおさえろ」と吐いた、すると凛は悪魔に憑依されたように、グタッと倒れた、
 そして僕は瞬時に「ジルフ、流星のように、またたけ」そう言って風の妖精を口寄せして、あたりッパと、スーッと空間がひき、「サラマンダーよ、ここに呪わしてる汝の存在をあばけ」そういうと、黒い不気味な悪魔がギョッろと僕の目を睨んでいて、僕は呪縛にかかる前に、素早くナイフふるい、払った。
 すると暗闇の奥からパチパチっと手をたたく音が聞こえ、僕は「エリクトーさん凛さん大丈夫なの」
 するとエリクトーが「心配ないわ」そして僕の頬をさわり、僕の瞳孔をじっくりみていた「さすがねフシュタ君」そう言って僕の頭上の髪をくちゃくちゃにするかのように撫でた。

 僕は「おい大丈夫か」と凛を心配すると。
 佐竹凛は「だいじょうぶよ」って強気で僕に意地をはった。
 僕たちは海の見えるテラスに案内されて、街明かりが夜空と交わり、心は静かに休まっていた。
 するとエリクトーが「よくきたわね」そう言って、たっぷり塩辛いチーズをあえたマカロニカルボナーラが運ばれてきて、僕たちはサズケと佐藤は、上質なレモンサワーを飲んで食べていた。
 凛は酒は止められているそうって言うかたぶん未成年だよな、オレンジジュースでみんなで乾杯して打ち上げてた。
 そして凛が率先して、トングで者々さらにふるまって、そして凛が「さぁたべましょー」って元気にはしゃいでいた。
 僕たちはテラスに電灯がキレイに照らすなか、クリスチャン佐藤が、凛に「お兄ちゃんどうしてんだ」と聞いてると、
 すると凛は「そんなの知らないわよ」
 僕は「凛ちゃん、お兄さんいたんだ」と言うと、ちゃんづけに気に入らなかったらしく、するどい目つきが僕にとんだ、
 するとサズケが「凛のお兄さんは、特急クラスの国際NSAのエージェント、彼は機密の暗殺部隊で彼の情報じたい、シークレットにされてるの、彼の数息術は飛びぬけてるは、そして命が欲しかったら、彼のこと探らないことね」
 そう言ってるサズケに僕は「でもイズルさんの息子なんじゃ」
 サズケは「イズルさんも、かのお兄様には手を触れられないのよ、かの人、その気になれば、実のお父様であれ、殺すかも知れないから」
 すると凛が「あんな兄様のこと喋らないで、いくら人里から離れてると思っても、兄さんの情報を知る人は三日も生きられないってウワサあるくらい怖いんだから」
 そう言った凛をはぐらかすようにクリスチャン佐藤が「まぁ食べようぜ、そうちんけになるなよ」
 そう苦笑いしてると誰かが僕の肩におき「レクゥィエースカト・イン・パーケ」と唱え気がひくのを感じた。
 その人は魔術師エリクトーそして「あのものの話はやめときなさい、フシュタ君の霊性が靡いてなかったら、一か月以内に誰かひとり殺されていたわよ」
 そういわれ僕はたしかに死神の気配が惹いてるそう思うと。
 するとエリクトーが「ねぇフシュタ君、キミに話したいことあるの」
 僕は「はい、なんですか」そういうと
 エリクトーは「来なさい」と書庫に案内し、
 その書斎に入ると、ガチっと鍵を閉めた。

 するとエリクトーが、書斎のなかで「やっと探したは、星々に選ばれしそして、星々に近いしものアストラーブハラフホラフ」といって思いきり僕に抱きしめていた。
 そしてエリクトーは「やっと探した、探したあなたをまってた、あなたが現れるのを」
 だけど僕は「アストラーブハラフホラフってなんなのです」
 エリクトーはペンを走らせて
 【أسطرلاب حلف حروف】
 と書いて見せた、これをみて僕は、
 「これがなんなのです」と聞くと
 エリクトーは「あなたの魔術師の通りなよ」
 僕はその言葉に「僕ってすごいのです」と聞くと
 すると彼女は鳥が取っ手に宿ってるような杖を取り出して、そして彼女は「さぁ握ってみて」といった.
 僕はこれを握ると「これ昨日の夜貸してくれたものですよね」
 エリクトーは「そうねあなたの霊力に反応している」そしてまた水晶玉を僕の左手にもたしてそしてエリクトーは「いいわちゃんと霊性が澄まされてる」そしてエリクトーが「さぁ呪文を唱えさい、ソルヴエトコーグラ空間を凝縮する魔法よ」
 僕は「ソルヴエトコーグラ」と唱えると霊性が研ぎ澄まされたようにあらゆる、亡霊どもがよってきて、
 エリクトー彼女は「あなたはギガンテス、喚起させてるは」そして彼女は僕の肩を掴んで霊性を浸透させるように「スピトゥスサンクティ」唱えるとギガンテスの頭上に霊性を帯びた太陽が照らし無数の亡霊たちが群れ天地を創造するかのように地の亡霊が僕にひれ伏すのを感じた。
 僕は「これは」
 彼女は「あなたの力よ杖を落としなさい」そう言われて杖を落とすと、
 「あなたはテンエリアコスモを統べる宇宙を支配できる力があるわ」と頭上を撫でられた。

 そんな僕を小童のようにあつかう、エリクトーさんに僕はためらいを見せていた。
 そしてエリクトーさんが「こっちにいらっしゃい、コーヒーにミルクとシロップつけてあるから、休まりなさい」
 僕はこの言葉を聞いて「ありがとうございます」と言っていた。そして僕は腰掛けると、
 エリクトーさんも椅子に腰を掛けてコーヒーを啜っていた、
 そしてエリクトーさんはこう言った「あたしは工藤惠利(くどうえり)って言うの、だけどあたし魔女みたいでしょ」
 そう聞かされて僕は「まぁ…」と応えると
 彼女は僕の頭をくしゃくしゃ髪をかきなでて、「もぅ」っていじくっていた。
 そして工藤さんは「あたしもまさかとおもったけど、ほんとにギガンテスを口寄せできるものいるなんてね」
 それを聞いた僕は「ギガンテスとは僕にとってなんなのです」
 それに工藤さんは「まぁいいじゃない」そういって彼女はトートの杖を回して両手で握り、この杖に霊性がまたたいてるのを予測したように「空間の鳥たちが同調してる」そして「魔術師ハラフホラフ、今日から君はあたしの推薦でNSAの仲間よ」そう言って僕の左手に水晶玉を置いて「ドゥム・スピーロー・スペーロー」と回りの亡霊に呪文をかけたようだった。そして「さすがねあなたの息が空間に亡霊を吐いてるは」そう言われると、たしかに水晶玉に忍び寄るような霊力を感じたのであった。

 水晶玉に手をそわそわさせってるエリクトーを見ながら、エリクトーは「やっぱりね、あなたが吐く亡霊にジャック・カイザーの影が浮ついてるは」
 僕は「カイザーって、クリスチャン佐藤伯爵が殺せなかったヤツのことですか、佐藤さんはロザリックのことでなげいてました」
 するとエリクトーこと惠利は「あら佐藤君からロザリックのこと聞いてるの」
 僕は「はい、かけがえのないものだったとか」
 すると惠利は「そうねロザリックは唯一、佐竹凛のお兄様と対等な実力あるものよ」
 僕は「ジャックは」と聞くと。
 すると惠利は「ジャックは気が狂ってるだけよ、君が止めなさい、ジャックは金融の秘密プログラムに手を出して、オールドアースの傀儡になったは」
 僕はこれを聞いて「ロザリックはどうなったのです」と聞くと。
 「ロザリックは秘密プログラムのオールドアースの悪魔を払おうと思ったけど、それに手を出したジャックがそのプログラムに傀儡で狂って洗脳されてロザリックを殺したは」
 僕は「ジャックはロザリックより強いのですか」
 すると惠利は「まさかーただ、ロザリックは優しかったの、ただジャックに気付いて欲しかったけど、これもわからずジャックが狂ったようにロザリックが精錬したナイフで喉を掻きむしったと言ううわさよ」
 僕は「その精錬したナイフとは何なのですと」聞くと
 惠利は「オールドアースとリアルアースをリンクさせるスイスナイフのことね、今はクリスチャン佐藤が持ってる」
 僕は「なぜ佐藤に、ロザリックの遺言よ、佐藤伯爵の家柄の弁護士が所有権を佐藤伯爵になるように、手をうってあるは」

 そして惠利は書棚もたれて、「うふんロザリックは正式にはロザリック・ヤコブ・カイザー、正式なカイザー家の継承者でありイタリアの古典カレッジを首席で卒業してるエンジニア」そしてふぬけたように「でも優しすぎたのよ彼」と言った。
 僕は「どうしてジャックはクリスチャン佐藤を殺せなかったのですか」
 すると惠利が「それはジャックがオールドアースを操れなかったためよ、そのためロザリックの道具を使おうとして白目を吐いたは」
 そう言われて、「では佐竹凛のお兄様もNSAじゃ」
 すると惠利は「わるいけど凛のお兄さんは日本のNSAでは対処できないの」
 僕は「どうしてです、イズルさんがNSAの組織を受け持ってるのでしょ」
 惠利は「凛のお兄さんは、秘密よ、誰にも喋らないで、よく聞いて凛のお兄さんは佐竹寔(まこと)、国際NSAの特級は勝手にNSAが付けたに過ぎないは、とっくに宇宙の何処かに身をくらましてる、彼は死期読みのエキスパート、彼はオールドアースの試練をパスした闇の住人よ、あなたもオールドアースの試練をパスしなくてはならないはこの、地球の為にも」
 僕は「そうなんだ」とうつむいてると。
 惠利は「ロザリックもその試練にはパスしたけど、狂ったジャックに殺された、せっかく佐竹寔を追える人材だったのに」
 僕は「こんなに寔さんが怖いのですか」
 惠利は指を口もとで止める合図をして「あまり寔のことを軽はずみい言っちゃだめよオールドアースの力があなたを殺しにくるは」そして「あなたもロザリックが残した四つの道具を所有する必要あるわね、あたしが所有権のパスを預かってるは

道具は四つ

第一、オールドアースから精錬されたスイスナイフ

第二、情報を偵察する蜂型偵察機

第三、時間を操る懐中時計

第四、これが重要よ、政府に自由にツケをつけれるパスカード

これらを手に入れなさい、魔術師ハラフホラフあなたを信じてるから」
そう言われた僕は「これ無線で発信源になってれば、GPSでわかりません」と聞くと
そう言った彼に惠利が僕の頬を優しくあてて。
「いってたでしょ、ロザリックはイタリアの古典カレッジを首席で卒業してるって、だから彼にとってサイバーネットワークのセキュリティは、幼少時に把握済みなの、そしてこの巧妙な道具作れるのはロザリックしかいなかったの」
そう言ったエリクトーに僕は「そうだったのですか」と言うと
「そうあなたがたよりよ、これからつらくなると思うけど、がんばってね」ってエリクトーこそ惠利は、僕の頭を掻きむしりながら、ニッコリ笑顔で僕に微笑んだ。

 僕は僕は何だったんだ、数日前は東京にいた記憶が嘘のように思える、僕は朝カンカンに照っていた陽射に肌がコッテリした、感覚が神経を走った、そして実家が売られる夢を見ていたことに、頭がボーっとゆらぎ、あさの陽炎にアスファルトが焼けている感覚、そして僕は「ははは、オヤジ」って幼いころ、東京に行っていた記憶がよぎった。
 僕はぼんやり宗教的ドグマが胡散臭いこと、善意とは何かボーっと考えてしまった。
 まぁいいっさ。どうせ宗教が善意を問えず基準が逆転して悪とみなされるとき、悪意は利を生むことになる、そう思いながら援護寮からでた、通りをかよって、電気のカレッジの教室で吹き抜けた窓の外を見ながら、スーっと吹く風に鳥たちの羽音、脳髄を打つように伝わってくる。
 こうのんびり思いながらコンビニ買ったサンドイッチを食べてると、おいのツレの平野武が。
 「おいどうだったんだよ、数日前おまえどこかにつれてかれてよ」
 そんな平野に僕は、ハムサンドを差し出し「おい食べるか」おごってやったら。
 平野は躊躇なく「いいのか」って言ってむしゃむしゃ食べた、僕はこんな平穏な日常と鳥の羽音との時空間との共鳴を感じながら
 平然とポッカコーヒーを飲み「今日って半導体の講義だよな」
 平野は「そうらしいな」
 それを聞いた僕は「いい半導体ってどんな仕組みだったけ」って苦笑いした。

 そしてカレッジでのコラムが終わり、援護寮の部屋に戻り、確か今日、関西のどこかのフロアでNSAが集まるサロンがあって、と思い、数日前もらった、手書きの紹介状を確認してると、
 「えっえー、NSAのコードネームを確かめるじゅ重要な会議のため、欠席した場合、二重スパイに疑われて殺される可能性あるので、ぜっ絶対、出席するようにだってー」
 うわうわうわ、こうしちゃいられないトートの杖と水晶玉をいれた、ゴルフバックを担いで、大阪メトロで四天王寺駅までむかって、「あ、あれーどこだろー」ひーもぅ…だめだ俺の命も長くないかもしれんそう思いながら、人盛りが多い夕暮れの影がオバケかリアルかわからない、迷宮に僕を閉じ込めるかのように、絶望的に思えた、とほほそのとき
 「フシュタ君、たしかフシュタ君だよね、覚えてるミノルだよ」
 ぼっぼくはあわてて「えっえーと、すみませんいつかあいましたっけ」なにか見覚えありそうな
 するとミノルが「はは、そう最初、君の能力に惹かれたものだよ、ほらサズケと、一緒にいた」
 それを聞いた僕「ああああそうだ、あのときの」
 するとミノル「あまりおおげさにふるまわないで」そう言って。「ついてきなよ迷ってたんでしょ」
 「はい、出席できず殺されるかと思ってましたー」
 ミノルは「あいかわらず、うとうとしてるね、僕は宇田川実、心配ない僕がいるから、さぁついてきて」

そしてミノルが「ライセンスカード、もってる」と聞かれると
えっととこんなのあったけ財布に入ってるなかな、えっとこれ、あれ以来気にしてなかったから。
するとミノルさんが「まさかなくした」と問いかけると。
僕は「いえっぃえー、ありますよ」なんともないように、見せると。
するとミノルが念を押すようにすこし、怖声で「これはちゃんともっとくんだ、失くした場合、他のエージェントの命にも危険が掛かるから」と言われて。
 僕は「はっはい」と怖気ついた。そして僕は「ミノルさんも魔術師なのですか」
 ミノルは「いちおーね」そう言いながら僕のライセンスを確認してた、「ランクはC+(シープラス)か僕はB++(ビープラスプラス)だからワンランクくらいしか変わらないかもな普通は新人はE-(イーマイナス)のクラスなんだけど」そう言ってるミノルさんに、
 僕は「ここほんとに」そのとき少し身のほどの軽さを感じたらしく僕の口を押えて黙らせて。
 「こう軽はずみ言うものじゃないよ、いちおう回りNSAの集まりなんだから、君の軽はずみの発言が暗殺つながる可能性もあるんだよ」ってささやいた。
 そしてミノルは「通り名は彷徨い氏亡霊、ギガンテスを寄せる、魔術師ハラフホラフか」そう言って。「おもしろい」そう言ってミノルは手をたたき「ここの皆さん、新しき新鋭を紹介しよう」
 えっえー身を控えろってさっきいってたのにー、
 それにかまわずミノルは「このものがオールドアースの鍵である、ギガンテスを操る、魔術師としての名はハラフホラフさ」
 そう言われて僕に視線が集まるの感じたけど、けっなんだよ、みんな苦笑いしてそうな態度じゃないか、そっそう思ってると、ミノルのヤツ、こいつ自らの剣を抜いていやがる。
 「さぁフシュタくん、きみの実力C+と判定された霊性を見せてもらおうじゃないか」そう言って僕に敵意を見せ、まわりがミノルが、ぼくみたいなへなちょろをっと思わんばかりに皮肉な目で僕を見ていやがる、ックそうかそれなら、そう思い僕が水晶玉に気を浸透させ、杖を回し、バフォメットを口寄せして。
 僕は睨むように「ソルヴエトコーグラ」と呪文を唱えてギガンテスを泳がせた、そんな僕にミノルは
 「ふん面白い」と言って、剣をブッとなぎ払い、空間に羽音が鳴るように、呪力が弾け、緊迫が走った。

そしてミノルさんが、「さぁ疾風の騎士と言われる、鳥たちの羽音たちを操る、魔術を見せてあげよう」そう言うとミノルはいきなり、ワープしたようにくらませた、
 しかし僕は水晶から移る魔術の御影に「ここか」とギガンテスが彼の風にくらました御影を察知してギガンテスが薙ぎ払った。
 するとミノルが「っち、なかなかやるじゃないか、さすがギガンテスを従えるだけの力がある、じゃこれはどうかな」そう言って、ミノルは手のひらに刃をあてて、手のひらから血が滴りおちた、
 これをみた僕は「おいなにをやっている」と自傷行動のいたいたさをかばってやると。
 ミノルは「まぁみてろ」そう言って「地獄の亡霊たちよアスタロトの名をなぞらえよ」
 そう言って手を前に出血がひどくなるように、握力をっグっと血をしぼりたて、滴り落ちた血から激しい魔力が飛び、そして円状にASTAROTHと言う文字が円状に赤く浮かび上がって、地獄の君主、アスタロトを口寄せしたのであった。
 悪魔を口寄せしたことであたりは騒然となり、「ッチ、つまらん魔術師どもだなミノルどいつを始末するか願いを聞いてやってもいいぞ、地獄の底まで魂を連れて行ってやる」
 ミノルは「アスタロトあの杖を持ってるアヤツを始末しろ」
 そう言って僕をさした
 するとアスタロト「たしかにたくさんの亡霊を従えてる、はははははは、いい魂じゃないか、ははっははは」
 そう言ってるアスタロトに僕はトートの杖でギガンテスをアスタロトを対比させるように睨まさせ、僕の杖に手に汗が滲みながら、「ッチただの幻想だ」そう言いながら杖に握力をかけてギガンテスたちをアスタロトに睨ませてた。
 するとアスタロトも、地獄の使える亡霊たちを口寄せしてきて「さぁ喰らいつけ亡霊ども」と言ってると
 僕は「たかが悪魔の分際でバカめ」そういいながら、亡霊どもをギガンテスが食いちぢっていき、
 そしてギガンテスの呪力を集めワープをして、「あまいな公爵アスタロト」と言って、「シギルム」と唱えた、そうすると再び円形にアルファベットがASTAROTHと走り、深い地獄の闇の底に吞み込まれていった。

 ミノルは「すごいオレが本気で口寄せしたアスタロトを封じるなんて」そう言ってミノルは「おてあげだよ、フシュタ君」そう言って彼は、持っていた剣を落とした。
 僕は「あんなもの、僕が従えるギガンテスと格がちがう」そう言い捨てると
 ミノルは「あーそうだ、キミなら血の代償なしに亡霊どもを従える72の悪魔を従えられそうだ」そう言ってると。
 すると誰か、かわいらしい、女性の声が聞こえ「あたしあたし怖かったじゃない、さっきさっき」
 するとミノルは「すまなかったな、お嬢様」
 「お嬢様ってあたしなめてるわけー」そう言って、この子はツンツンしていた
 そしてこの女性が僕を怪しめ見てるのに
 僕は「なにかごようか」と聞くと
 コイツ「あんたがエリクトーさんが言ってたアストラーブハラフホラフのわけ」
 僕は「はいそうだと思いますが」そう言うと
 この女エッヘンと言うように
 「あたし、ナーガ王公爵と血がかよう竜女、花畑るちあ、あたしにご挨拶されるなんて光栄だわね」
 ぼくは、いいナーガ王公爵と繋がってるのに花畑なんて絶対偽名だわ。
 そう思って、「はい」と応えた。

 そうおもってると、るちあは、「あんた学生」と言うと
 僕は「はい」と応えて。
 彼女は「どこの」って聞かれたから、学生証を見せると「あーこんなとこ、入る人いるんだ」って言って「まぁいいわ、このヘンテコなす」
 いいヘンテコなすってなんだよそれに反応して「え、僕のこと」って言うと。
 彼女は「あたりまえよ、あたしとは格ちがうのよ、頭が高いわねこの、まぬけ」
 「…」僕はボーっとした
 「「」あんたが、あのロザリックさまに代わるオールドアースの使いなわけー、マジありえないんだけどー」そして「まぁいいわ、ロザリックも変わってる人よね、だってあたしの大嫌いなあのいまいましいクリスチャン佐藤伯爵に、彼が作った四つの道具の内のスイスナイフを授与しちゃうなんてねー、ほんとにイタリアの有名校を首席とは疑うわ」そういいながら彼女は「それに佐藤が持ってるもの以外行方が知れず闇に落ちてる」
 これを聞いた僕は「いい、ほかの三つわかんないんだ」
 するとるちあは「まぁあたしは王立大学でトップであり龍神族の末裔である、この国のトップのシステムエンジニアが調査に携わるわけ、なのにどういうこと、こんなヘンテコなすが、ロザリックの代わりなんてありえない」って曳いていた、そんなとき
 ミノルが「いや地獄の72柱をそう簡単に封じられるもんじゃない、この人こそ次の望みだよ」
 するとるちあ「ッチ、まぁ認めてやるは、あたしとてロザリックが開発した、奇怪なパスカードには興味あるしそれにあれ、世界中の金融えぐってるからね」
 ミノルは「あのカードの謎はるちあ、きみも気を付けるべきだ、エリートでもあのコードを突き止めようと思って、行方を暗ましたやつは、けっこういる」
 るちあは「はいはい、まぁあたしがチーフになるんだから、ちょっとはあたしに敬意払いなさいよね」そう言って彼女は腰を下ろした。

 彼女は不満げにバーカウンターのほうに「ねぇカシスオレンジくんなーい」そう言って彼女は、僕を睨んでたそして「あんたの学校、二学期終わってもうすぐ冬休み」と聞かれて。
 「あーそうだぜ」と僕は応えた。
 そんな中、「るちあが自慢げに、でもねーよろこびなさい、フシュタ君、きっみー、あ、な、た、あたしたちとヨーロッパに遊学決定」
 「ヨーロッパ僕いけるんですよね」と嬉しがってると。
 彼女は「あたしにとって、あんなとこ見慣れてんだけどー」とヤレヤレって感じで言ってるとすると彼女は「でもねー」とじらして。僕は息をのむように黙り込むと「目的はね、ただの閉鎖された古典カレッジの中にある棺とあんたのまじないでペアリンクできるの、ほんとにコイツがー」と言ってミノルに問いただすと。
 ミノルは「大丈夫このものの呪力的実体であるギガンテスはかなりの精度でクロスディメンションしてる」
 すると彼女は「こんなこと言われても、あたしがチーフなんだから、あんたの推薦だけじゃ、信頼できないんだけど」
 するとミノルは「じゃ確かめてみろよお嬢ちゃん」
 そういったとき彼女は拳銃を僕のひたいに突き当てて、「こんなおバカ、疑ってなかったら、とっくに脳天吹き飛ばしてるわよ、バーカ」と言って彼女が拳銃の引き金を引いて、彼女が僕の精神をおもちゃにするように手玉を取り魂を抜く様に「さぁなんか言ってみなさいよ、このボンクラちゃーん、ほんとの后妃である、あたしに妙なマネはゆるされないわよ」って、
 僕は彼女の息をする合間に「ふ」と苦笑いして、ギガンテスたちが宙を支配し、次元転移をした。
 そのとき彼女は「ッチ、まぁいいわどう逃れたか知んないけど、面白くなりそう」

 僕はトートの杖を持って水晶玉に霊魂を泳がせてると「あんた読めてるよ、オジョウサマ」と言って水がさすらうように霊魂がただよった、ウンディーネがまるでさすらってるようだ。
 すると彼女は「マジカルスナイパーと言われるあたしも、なめられたものね」そう言って、蜂型のバンブルビー偵察機を飛ばした。 「さぁ降伏しなさいもう、あんたは取り押さえてるんだから」
 そう言ってると、「なにを言ってるお嬢ちゃん」僕は彼女の首元の頸動脈にナイフの刃が触れんばかりに緊張が走り、彼女は恐怖のあまり拳銃がパタと落とし、
 ミノルが「花畑、偵察機を落とせ」そう言ってるミノル従うように「あたしなんだったの」と気が落とさんばかりに、彼女は腕時計に仕込んだ操作機器に偵察機が落ちるように命令を発した。「どうしてアルゴリズムのゲーム理論は完璧なチェックメートだったは」
 僕が「君の息の根は単純だ、それにあんたが標的にしてたのは次元の齟齬が生んだ残影に過ぎない」
 彼女は「ありえないわ、コンピュータがターゲットを見誤るなんて」
 そういったのに僕はナイフを終い「コンピュータは時間を、一直線にしかとらえられない、しかしギガンテスは、複数の時間線を作れる、あんたはその齟齬を狙ったにすぎない」

 彼女は予想外のことに、目の瞳孔が固まっていた。
 ミノルが「おい、花畑、ヨーロッパでの調査の内容を話せ」
 そう言われた彼女はカシスオレンジのリキュールをストローで啜って、気を紛らわしって。少し気を落ち着かせて「わかったわよミノル、こいつの実力認めるわよ、じゃ調査の内容言ってあげる」そう言って彼女は。「まず新米のフシュタさんとミノルはドイツの教授に、12枚のパスカードの研究内容を聞いて欲しいのそれで、フシュタさんが、この12のカードの1枚、乙女座のカードが監査に掛けられてるは、それをフシュタさんのペアリンクでスペルスキャンして欲しいの、そしてそのスキャンが終われば、イタリアであたしが先もって、ロザリックがインスパイアした棺のスペルスキャンも願うわね、まぁこれが、ヨーロッパへの遊学ないよう、国が絡んでるから、おもてなしはいいわよ」
 するとミノルが「ドイツでロザリックのパスカードの破片のスキャンと、またロザリック首席で卒業した、イタリアの有名校である首席カレッジの月の棺たちのデコード、まぁ祖奴らのマインドリーディングってわけか、無事終わればいいが」
 すると彼女は「あんたがあたしとフシュタさんの身の保全のセキュリティポリスをするんだからね、」
 するとミノルが「それだけじゃないよ、ドイツでは教授との打ち合わせもあるし、またフシュタくんをガイドしてあげるのが本当の目的だよ」
 そう言ってるミノルに彼女はうち開けたように「まぁあたし王立カレッジでシステムエンジニアリングを研究してるんだけど、ロザリックの天才振りには正直、生身の頭がやったとは思えないほど、天才振りね」そう言って彼女はカシスオレンジのリキュールを吸い終えると「彼は金融、芸術、哲学的思考までも完璧であったオールドアースの英知に、一番近い存在なのに、金融操作プログラムの解析にかかった途端、ゆくえをくらますなんて、見つかったときは無残な死体だったは、なにかカイザー皇帝の地下施設で死体が出てきたみたいよ、ジャックが相続あらそいで消したって言われてるけど真相はわからない闇のまま」

学校の2学期が終わって、花畑るちあ、が招いたドイツにやったー、遊学できるんだよな、えっと目的は、ドイツでの遊学目的は、花畑によると情報論的宇宙連携の研究についてだってさ、あードイツのカレッジじゃ、世界のルドルフ皇帝指定のカレッジがあるものな、そう思って国際空港に近い駅のミノルさんが指定してくれた、無線回線が置いてある、喫茶店でえーっと、思って「ここ函町21番地のコーポファンクションクラブと言う喫茶店ですよね」そう言うとここのスタッフさんが「はいそうですが、なにかお決まりですか」そう聞かれて「じゃアメリカンコーヒーを頼むよ」と僕は注文した、まぁハリきって50分くらい早く来ちゃったけど、いいお店だし、長居してようか、そう思って時計が、AM5時くらい指すのをまってると、あと12か13分ほど前ごろで
 「早くきてくれたんだね、まぁ君が寝過ごさないか心配してたんだ」そう言ってミノルさんが来てくれた、
 僕は「まっぁ、すこしこんな、いきなりヨーロッパにいけるなんて」と思ってその日を愉しみにしてたように言ってると。
 「ハハハ、さぁチェックインしようか、空港の中でゆっくりすればいいよ」そういって、ミノルさんがついていくがままに、空港でチェックインをすませた。そして空港のなかでかミノルさんが、「今回の任務の目的は安心しろ別に君のノウハウを買われて、スカウトしたわけじゃない、あくまでキミのスペルリーディングの能力だ、しかし少し不安がある」
 そう言われて僕は「えっと、ぼっぼくがどんくさいから」と目をそらすように言うと、
 するとミノルが「ちがう亡霊たちが何か拒んでるように思えてね」そう言ってミノルは「まぁいいもうすぐ乗客時間だ」そう言って僕は誘われるままにドイツに飛んだのだった。

 僕たちはドイツに着き、ドイツのエリート学生みたいなレアス・ロイドさんが僕をしたたかな目で僕を見ていた。
 まぁいいここはドイツでも伝統あるルドルフ皇帝直属のユニバーシティカレッジの秘密情報部の学生だもんな。
 そう思ってたけど、こんなとこの学生さんなんて気が引けるよーいい。
 するとミノルは「やぁロイドさん、僕は日本NSAのミノル、この方は日本NSAのディメンショナルハッカーと呼ばれる戸田フシュタくんだよ、まぁ初任務だから、かわいがってやってくれ」
 するとロイドさんは「あーこいつが、日本で見つかったレアなウィザードのギガンテスの使い手か、見た感じまぬけ面だな」
 ミノルは「実力はあまくみないほうがいい」そう言って「このフシュタは飛び級の実力者だから」
 するとロイドさんは日本の特捜部もまぬけ面だなと思うように「だれがスカウトした」
 するとミノルが「ぼくさ」と言うとクスクスとわらって、秘密情報部のカレッジから追い払うように。
 「こんなアホ面に、秘密情報研究部の内部を見せることはできない、なにせルドルフ皇帝直下だからな、お前たち、ここからささっとでてけ、お前らの吐く息でさえ、臭く思えてかまわん」そう聞かされ。
 ミノルが「わかったよ、だけど星の導き、ここでこのハラフホラフである、この方をあざ笑ったこと、後々自分が身を改めることなるぜ」と言って出て行った。
 僕は「いいんです、ドイツでの研修めちゃくちゃになったけど」
 するとミノルが「情報部どうしの食い違いはちゃはんじだ、こう落ち込む必要はない、明日、るちあのとこに行こう」
 そう言って気晴らしにドイツの飲み屋に僕をつれてくれた。
 僕はドイツの、あらびきウィンナーのおいしさに感激して、またビールもものすっごくおいしかった。
 そしてホテルにチェックインして、彼は回りを見渡した、そして彼は
 「大丈夫だ仕掛けはない、まぁ国際ホテルだから、なにかあったら困るのだけどプライバシーに」そう言って。彼は「ロザリックのパスカードは何枚あるかご存じかい」そう僕に問いただした。

領域帝星地球(書き始め)

領域帝星地球(書き始め)

  • 小説
  • 短編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-02-13

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  11. 11
  12. 12
  13. 13
  14. 14
  15. 15
  16. 16
  17. 17
  18. 18
  19. 19
  20. 20
  21. 21
  22. 22
  23. 23
  24. 24
  25. 25
  26. 26
  27. 27
  28. 28
  29. 29
  30. 30
  31. 31
  32. 32
  33. 33
  34. 34
  35. 35
  36. 36
  37. 37
  38. 38
  39. 39
  40. 40
  41. 41
  42. 42
  43. 43
  44. 44
  45. 45
  46. 46
  47. 47
  48. 48
  49. 49
  50. 50
  51. 51