あの時のままで/新作短歌7首
夢覚めて 身は寒さに震えども 嬉しや胸に残る面影
バス亭に 降りし君と肩並べ 歩く嬉しさ そっと手を取る
君の名を 呼びて思いをふと漏らす その横顔の笑みを確かめ
このまま帰らずどこかに行こうか 前を見ながら彼女が言った
暖かい? そっと膝に座りし君を包んだ 夕暮れの岸
いつもの君なら消えるのに 今も膝に座ったままで
老いの影 忘れてしばし夢の中 君もこの身も制服姿で
あの時のままで/新作短歌7首
バス亭に 降りし君と肩並べ 歩く嬉しさ そっと手を取る
君の名を 呼びて思いをふと漏らす その横顔の笑みを確かめ
このまま帰らずどこかに行こうか 前を見ながら彼女が言った
暖かい? そっと膝に座りし君を包んだ 夕暮れの岸
いつもの君なら消えるのに 今も膝に座ったままで
老いの影 忘れてしばし夢の中 君もこの身も制服姿で
あの時のままで/新作短歌7首