ロシア民謡『モスクワ郊外の夕べ』/新訳日本語歌詞

従来の風景を中心の訳と違って、ロシア語の歌詞に秘められた、心をテーマに作ってみました。

 ロシア民謡『モスクワ郊外の夕べ』の新作日本語歌詞です。


1 月の(かわ)(ほとり)に 振り向きもせずに

  立つ君の 後ろ影 ただ見つめている

  立つ君の 後ろ影 ただ見つめている


2 この胸の 高まりに 気付かぬふりをして

  何も答えず 聞きもせず 時は流れゆく

  何も答えず 聞きもせず 時は流れゆく


3 流れ来る歌声も 渡り来る風も

  過ぎてゆく 君の影 残したままで

  過ぎてゆく 君の影 残したままで


4 朝の(きり)の彼方に 消え去りし一夜(ひとよ)

  (わす)られぬ あの夏の モスクワの夕べ

  忘られぬ あの夏の モスクワの夕べ


☆ 米・ソ冷戦が終わって、当時のソ連のフルシチョフ
  首相がアメリカを訪問した時、人々はこの歌を唄って
  歓迎を表しました。今はロシアとアメリカの関係は
  プーチンのウクライナ侵攻以来、再び対立が深まり
  つつあります。両国の関係改善を願ってこの曲の
  歌詞を投稿しました。(いずみ)


   

ロシア民謡『モスクワ郊外の夕べ』/新訳日本語歌詞

ロシア民謡『モスクワ郊外の夕べ』/新訳日本語歌詞

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-01-16

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