「黒い銃」

 火薬と嘘ついた
 銃に詰め込んだは真水
 放て
 放て
 ばんばんばん
 打ち水で敵を濡らせ
 笑ってる奴にも
 怒ってる奴にも
 許さないと叫んで
 思いっきり真水をぶち撒ける

 春の日の陽炎のなみだ
 垣間見える心の記憶
 水の花びらは
  あまりに 透明で

「黒い銃」

「黒い銃」

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-12-30

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