「激しき眩暈」
眩暈に心は暗めきて
大地の怒りにひれ伏す
見えない嘆きにひれ伏す
炎に涙を
狂喜に水を
あのうつくしい寂しい川が
次の世でも枯れぬことを
こわれたヤジロベエ
ピエロを見た子どもの
落書きした木彫りの頬雫模様は
嘔吐の苦しみか
避けられぬ
搖らげり搖らげり搖らぎは続けり
真綿にうずくまるヤジロベエ
誰が泣いてると分ろうか
「激しき眩暈」
眩暈に心は暗めきて
大地の怒りにひれ伏す
見えない嘆きにひれ伏す
炎に涙を
狂喜に水を
あのうつくしい寂しい川が
次の世でも枯れぬことを
こわれたヤジロベエ
ピエロを見た子どもの
落書きした木彫りの頬雫模様は
嘔吐の苦しみか
避けられぬ
搖らげり搖らげり搖らぎは続けり
真綿にうずくまるヤジロベエ
誰が泣いてると分ろうか
「激しき眩暈」