「真昼の月」
真昼の月
空に青く
水に白く澄めり
真昼の月の下
まだ早き花咲ける
のどかなる日ひとひ
やわらかなる光の
底は円く
すくうかたち
やわらぐ光
まるいびいずをふわふわにして
月が紡ぐネックレス
身をまろげ
猫のやすらう
人は笑う
田舎列車のさみしさ呑んで
真昼の月
落日のやけにも曇らざれば
彼処へ帰るをひた守れり
哀しき街の
あの灯へと帰るまで
帰りても
離れる思いを企まぬ
真昼の月はいとおしき
「真昼の月」
真昼の月
空に青く
水に白く澄めり
真昼の月の下
まだ早き花咲ける
のどかなる日ひとひ
やわらかなる光の
底は円く
すくうかたち
やわらぐ光
まるいびいずをふわふわにして
月が紡ぐネックレス
身をまろげ
猫のやすらう
人は笑う
田舎列車のさみしさ呑んで
真昼の月
落日のやけにも曇らざれば
彼処へ帰るをひた守れり
哀しき街の
あの灯へと帰るまで
帰りても
離れる思いを企まぬ
真昼の月はいとおしき
「真昼の月」