「魂の記憶」
きれいな、うつくしい唄を聞いた…
あれはいつの頃であったろう
少し前の幼い時か
女童の時か
捨てられた雀の時か
用水路で泣いた鼠の時か
雪の霊山に祈り続けた時か
花魁のねえさんに見惚れ見送ったをなごの時か
手まりをついてお山の姉さまに
抱かれて幽明家を隔てた時か…
あのきれいなびい玉たちは
あのかあいいうさぎの小物たちは
わたしの姉さまが持たしてくれたお守りか…
「魂の記憶」
きれいな、うつくしい唄を聞いた…
あれはいつの頃であったろう
少し前の幼い時か
女童の時か
捨てられた雀の時か
用水路で泣いた鼠の時か
雪の霊山に祈り続けた時か
花魁のねえさんに見惚れ見送ったをなごの時か
手まりをついてお山の姉さまに
抱かれて幽明家を隔てた時か…
あのきれいなびい玉たちは
あのかあいいうさぎの小物たちは
わたしの姉さまが持たしてくれたお守りか…
「魂の記憶」