天空へ舞い上がる鳳と、勇者と詐欺師の旅物語

現在執筆中の新作です♪
どうか温かい眼でよろしくお願い致します。

第?章 終わりの始まり




ーーーーー栄光とは、幾度もの円環によって、消滅を免れない概念であるーーーーー

【マリウス記]第三十二章、十八説




とある、伝説がある。


一つの物語の終わりの時。
一つの物語の始まりの日。

一人の男は全てを思い出した。

自らの使命、自らが生まれた意味を。それを知った今、やるべき事はもう一つだけだ、と。


一人の男は、終わりを妨げようと疾走した。

何百何千何万光年経とうとも、いつしか先へとーーー本当の明日を一目見てやると、諦めず続けた。

そして、この日は円環の終着点。

さあーーー今こそ飛び立とう。




「俺の名はレオンアーク。
《最後の超越師》レオンアーク・ディガルムだ」

その一言。

何の事はない自己紹介であろう一言。

決意の篭った、揺るぎない主張。たった、それだけの事でーーー。

その場にいた者達は違わず驚愕した。身を震わす者、歓喜に興じた者、泣き崩れた者、狂い叫ぶ者、気を失った者、諦めに空虚な笑みを浮かべてる者。

荒野に集ったーーーいや、集わされた者達50名は、誤差はあれど、共々確かに何かを感じ取ったのだろう。

空は暗い。

数分前までは確実に存在していた筈の青く透き通ったガラスは、見事なまでに雲の気流に覆われ、今や暗黒の海と化している。

雨が眈々と、単調なリズムで降りしきる。雫の一滴一滴の雨音すら聞き漏らさない程、今の聴覚は敏感だった。

「ーーーどういう、事だよ」

自画自賛するつもりはないが、俺だけが、なんとか言葉を喉から絞り出す事に成功していた。

恐怖。恐怖。恐怖。恐怖。

胸が苦しい。頭がズキズキする。まるで麻酔を打たれたようーーー身体が凍り付いたように張り詰めて、指の一本さえも動かせない。感じるのは、ただ、そう怖さのみ。

彼の瞳を見てはいけない。それこそ自滅行為だ。だから俺は顔を見ない。慣れないが下を向いて話す。

「第二位ッ!!!どこの誰に魂売ったってんだよ畜生!!!」

それは無論、先の名前にだ。

レオンアーク…何処かその名前に既視感を覚える。聞いた事がない。興味すら持たない。
しかしどこか心に親しみ、そして憤怒の感情を抱かせる響きだ。

だがお陰で、あいつの本心では無い事が知れた。

「…………」

彼は答えない。
ただ、静かに何かを待っている様だった。

意を決し、頭を上げた。

「………ッ……………」

何も、言えない。

俺は悟った。知ってしまったから。

・・・・・・・・・ ・・・・・・
これがどういうものであって、どの様な意味を作り出しているのかーーー。否応無く頭に突き刺さる。もう言葉は届かない。見えないし聞こえない。無意味だった。

最早遅い。見てしまったから。

奴の片眼には、皇の眷獣である《亞瑯蒼龍》。鉤爪の形をした竜の神獣を宿している。

これは正常。俺の眼にも存在している《勇騎士》と同等の血族より受け継がれる天命の意志だ。

王として覚醒した瞬間に、この瞳は突如として現れる。

しかし異常なのはもう片方ーーー通常の俺達王ならば、自我が宿る左眼に、紫色の銀河。深く遠い星々の粒子が渦巻いていた。あれを灯しているということは、つまるところ二つの意識が一人の人間に集っている事実を暗示していた。そして今、本当にここに存在しているのは、俺達の知っている馬鹿じゃない。

たけども、共鳴する二つの瞳から、目が離せない。どうにも魅入ってしまっているようだ。はは…笑える。

今、思ってしまった。
・・・・・・・・・・・・・
自分もあれを欲しがっている…自分…曰く、頭の中に巣食っているこの世界の悲しみの結晶、《勇騎士》の記憶が呼んでいる。

「……あれが、超越なの…?」

隣にいた彼女も見たのか、彼女らしい気丈な表情をしていながらも、不安と探究心の入り混じった声音で消える程に小さく呟いた。

かつて王であり、同じように悲しみを保持し、彼を心から愛していた女性でさえ、今や恐怖に魂を震えさせている。無論未だ心は彼に向いている。だからこそその反面、知ってしまったのだ。
・・・・
彼は違うーーー自らが敬愛し、慕っている愛しい男ではない。

憤怒の念を滾らせ、こちらを見やるあいつの瞳は、既に人間じゃない…。

「旧世界を崩壊させ、新世界の幕開けを創造する」

「ふ…はは…ははは……はははは………はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは……!!!!!!!!!!」

奇怪な叫びが頭に直接響いてくる。

「オープニングだ」

彼は笑い終わると、一通りここら一帯を見渡し、何かを確認しようとしているように見えた。

「手始めに、俺はこの世界より生命を一掃する。光栄に思え。
俺の救いを受けられるんだ。歓喜に魂震わせるがいい」

そして目当ての物が存在しないと見切ったのか、嘆息し、息を吹き掛けた。

ヴァン……と。

まるで蝋燭に灯った火を弱める、または消すというのと同じ造作も無い行為だったと思う。

すると自然。彼の前には、

何も無くなる。

「嘘…でしょうっ!?」

ただ、何も、無くなる。暴風が吹き荒れ、全てを呑み込む。荒野が広がり、虚無の世界が生まれた。

「ぐ…うわあああっ!?」

人工的に生み出された突風。
それは毒を帯びていた。
俺達は堪えきれず散り散りに吹き飛ばされてしまった。

魔法?魔術?神の力?いいや違う。そのどれでもない。彼はただ、二酸化炭素を少し多く放出しただけなのだ。特別な力を使ったのではなく、ただ目障りだ、鬱陶しいから消した、というだけなのだろう。そんな、その程度の滑稽な感情で…この世界の半分を無に帰したというのだ。

「……そん、な」

王の直感ともいうべき直勘。

分かる。分かってしまう。

もう先程までここにいた彼等以外に生き物は存在しない。今の一撃で死に絶えたんだ、と。

それにあいつらは致命傷を負っている筈だ…後数分持てばいい所。

「自ら命を捧げよ」

誰に向かって唱えているのかーーーーーーその言葉、動作は、神話上の《神》を模倣したように思えてならない。我こそが至上、我が歓喜の為に生を差し出せだ?酷く頭痛がする。手始めだ?笑わせんじゃねぇ。

お前はもう、ここに誰がいて、何をしているかもわからないくせに。

「自ら命を捧げろだと…!?何言ってやがる…巫山戯てんじゃねぇぞコーヒーマニア」

だけどまだ。安安と死ぬ気は全く無い。俺は最後の最後まで抗い続ける。最後の希望が潰えなければ、おのずと光は見えてくる。

こいつがまだ、俺知っているあいつであるのならばーーー。



「待って……」

ぎゅっと、服の裾を誰かが掴んだ。微力だけど、重い。とても強い意思があるように感じた。

違わず震えている。なのに離さない。離れない。あまりにも小さくて、されど強く、消えず灯され続けていた明かりは、色が消えかけ、失われかけていた。

悲しんでいる暇などないーーー頭の中では分かっていても、今の世界、その現実を目の当たりにすれば、自分がどれ程算段の無い無闇な選択をしようとしているかがゆうに分かってしまう。

「行かないで…一緒にいてよ……ここ…何処…?レイ……離れたく、ないよ。ずっと、ずっと一緒にいて欲しい!!!」

手の温もりは健在。今こうしてくれているだけで、恐怖に冷え固められた身体が解凍されてゆく。

こいつは全く…我儘にも程がある。一人じゃ死なせない…?お前に何の力があって言ってるんだよバーカ。

「……離れてろ。…お前を巻き込む訳にはいかない…っ」

「嫌だ……」

「嫌だよ!!せっかく…また会えたのに……そんなのって…ないよ!!!」

手首から指へ。指から乾いた土地へ。一雫、滴り落ちる。

いつもの元気はつらつな猪突猛進王女様は何処行ったんだ…?綺麗な顔が台無しじゃないか。

薄い桃色の髪を撫で下ろし、安心させるように囁く。

「きっと帰る。あいつを止めて、帰ってくる。それまで…待っててくれるよな」

「待てるか馬鹿!!!女を待たせる男なんて最低!!!最低最悪の大馬鹿者よ!!!」

「………ふぅ」

ああもう、どうしてこいつは。
こんなにも愛おしいんだ。

「………レイ…!!…あ」

「…ごめんな。約束、守れなく…なってしまう、かもしれない。
でも安心しろ……この俺は…

クラウシード・レイは……お前を愛している。これだけは、嘘偽りの無い、俺の本心。…また、次目覚めたら…きっと、抱いてやるよ。それまで、少しだけ…
おやすみ…ーーー」


「さあ!!!」

拳を握り締め、悪意を滲み出している超越へと歩み寄る。そうーーーこれが最後。これこそ千年の終わり。これこそ新世界へ繋ぐ為の架け橋。

「終わらせてやるよ。

「「出ずれ、現れよ」」

「ぐっーーーーーー
「「出ずれ、現れよ」」!!!!」

彼等の発した言葉は武器の創造。

永遠に相入れぬ絶対無二の俺達。自分の世界をそのまま形に変換した至高の道具。

「Dragーーーー」

「Drowーーーー」





(命ある限り…人は幸せになれるの。…私は信じてる……)




五人で誓ったあの言葉を、俺は今だって覚えているから。

今、あいつは武器を出したんだろう。

俺達(武勇獅)
そして先程までの至高最強であった主人公ーーー現在最悪最凶の第二位、奴の《超越》が、最終残った王族の末裔なのだ。

つまり、この戦いで生き残った最後の英雄のみが、新世界を創造する神へ謁見する権利を得る。

しかし、ダメだ。今のこいつじゃダメなんだ。

俺たちの衝突によって神への扉が開いてしまうと、天使が降りる。聖戦の開闢。つまり、俺と闘って消耗した超越一人では勝ち目の無い奴らとこいつは戦わなければいけない事になる。100%負けるとは思えないが、こいつは自我を損傷してしまっている。誰もいなくなった世界を見やり、感じ取るだろう。

『俺が、壊したのかーーーー』

そうなればまたこの世界が繰り返されてしまうっ!!!!

その対俺は《天魔》と《勇者》の血を受け継いでいる。地獄 の猛獣を呼び起こしなんとか引き分けには持ち込めるだろう。

敵は退く。その隙を見て《天魔の槍》を打ち込めば、最早蜂の巣。

その後は……



その後はーーーーーー?



その後は、どうするんだ?

それがわからないから、あの子はーーーーーーーー。

「あの子はっ!!!お前に全てを託したんだぞ!?お前だけに……預けたんだぞっ!?」

怒りが込み上げてくる。
ここまで青臭く主人公なりに説得してやってんのに、興味の一つも示さない奴の眼に。

「なんとか言ってみろよっ!!!
無敵の主人公なんだろうがあああああああ!!!!!!!!」

罪と罰の契約を手に、旧世界最強の光と闇はその力を放つ。

神々の呪い、冥冠の理を。

《《Readin》》

外世界の印を呟く。広がれ。想いよ届けーーー。刹那、先の剣より波動幕が広がってゆく。

それは色の無い最強。
求めた物が多すぎたがゆえの、無色透明な法。

数多の未来を探り出し、そのどれもが己の往くべき道標であったのだ。然りこの結末だって俺は信じる。この物語はハッピーエンドで終わるっ!!!!!

もう何もわからない。
同等の存在以外認識できない。何も見えない。

でも彼女は、いや彼女が。

笑ってくれたんだ、こんなバカな俺を信じてくれたんだよ。

だったら後はもう簡単。

未だ来ぬセカイへーーーーーーー輝きを示すのみ。

「「Drow.Radostoroーーーーー
繋げ、臨んだーーーー」」

「「Memol.Paradow!!!!!!!
未来へと輝きを!!!!」」

この刃は旧世界最強、
そして最終最後の栄光である。

それを指し示す鎧が、薄い色幕となって存在していた。

「次の空は皆で作る…言ってたのは誰だよっ!?」

「戻って来い!!!
ワタル!!!!!!!」

かつての親友に。
今の戦友に。
これからの為に。

「「刃劉・光弦ッ!!!!!」」

天空に右手を掲げ、自分の半身に呼びかける。

今だ。来い。今こそお前の力を放て。この俺に宿れ。

俺にーーー従うんだ!!!!!

空まで届く声音へ共鳴するかのように、聖なる白龍ーーー光弦が空より舞い降りた。

無垢なる調べ。濁されず、侵されない。何者にも囚われない純白の力。

それはまさしく、彼の存在その物を表している様で。

「第一位への変貌は俺が許さない……お前に、そんなモノ似合わないっ!!!だからっ!!!」

「俺が、第一位になってやる!!!!」

呪いは、俺が受け止めるっ!!!!

宙で何度か旋回したのち、獣は急降下し俺を喰らった。

これでもう、戻れない。

条件は相似。二度と人であった頃には戻れない。いや、この力を手にした頃から既にこうなる事は決定していたんだろうが。この忌々しいロジックを組んだのが誰であれ、今だけは感謝したいと心底思うよ。

「「今ここに導いてみせる」」

白竜の総称を体の至る所に刻み、ついに俺は最終決戦の幕を開いた。





「貴様に…お前に。
俺を呼ぶ権利は無い」

「虚無と成りて消え失せろ」

俺は魔王だ。そうだろ勇者。
お前にとっての俺は、魔王だ。

何もわからない……俺は誰だ?レオンアーク?…誰なんだそれは?

もう逃げ出したいよ。

(大丈夫)

でも、な。

こんな偽物の記憶でも、ただ、唯一覚えている事がある。

俺は、世界を塗り替える。

それだけが願いだ。それだけ叶えばもう何も要らない。

《彼女》との約束が、守れるのならーーーーー。

因果、断てぬ想いを持ち続ける。それが己の願いであるのならば。

超えろ、そして塗り潰せ。

己が望まないものは全て、喰らい潰して書き換えろ。

《《Readin》》

「「「Svultonーーーーーー
顕現せよ」」」

「「「WollnoAust
暗嵒渦巻く混沌の義よ」」」

どうだよ勇者?

これが俺の救いだ。

「「さあ、全てを終幕しよう」」

念じると同時、彼の背中に映り込んでいた、平和を願う超越の展創世界ーーー曰く仮想空間、《手を取り合える超世界》が雄叫びを上げ、色を変え、闇に包まれてしまった。

そして元・超越は一言。

《さらば、虚無の義よ》

濁った空閑が収縮を始め、一本の剣を形取った。

その大剣の表面に描かれていた文字は、《Ark.Rion》

それを読み取った瞬間、全てを悟った。悟ってしまった。

先方が抜いた黒白の一閃が、限りなく強い死を宣告し、眼前に迫り来る。

空気が乱れ、空間が捻れ、その光は槍と化し剣と化し、何物も切り裂く余りある凶器と成りて。

「てめぇ…本当に…ハッ!!!」

彼の力は未来余地。幾つもの可能性を展じ、最良の結果をその手に収める事が出来る。

しかし、遅かったーーーーー。

この槍がーーー止まる事は最早ない。時でも止まらない限り、そんな奇跡は起こらない。先程話したように、これは神と神の闘いなのだ。俺達以外が介入しようとした所で、何者にも代われない。俺しか立てないし、俺は降りれない。

つまり詰んでしまっている。



「ーーーッ!!!!」

仕方ない。

眼は槍を見据え、体は隙だらけの奴の眼へと向かって行った。

キン。

強烈な破砕音。

大きく鍔迫り合いが起こり、双方の世界は均衡を始める。
その一撃で、ついにこの世界の全ての生命が失われてしまった。

それは未来

それは過去

それは永遠

時空列の入り込む余地を許さぬ「空」に、超越と化した王は激突を創める。

駆け上がるその先に、双方の望む未来が在ると信じて。

互いに遠慮の無い最速至高の一撃は、かくして片方の命を多く削りとった。

だが、信じている。

この程度では世界は、終わ、
始まらんと、海を開ける為に
湧き上がる力、満ちていく魂、

双方共に手に携えた無限の刃が、今までにない、類を見ない過去最高に研ぎあげられていくのを感じ取れる。

未来を誘う天魔の囁きかーーー。

破壊王の再来かーーー。

時は明明174年。

始まり、そして終末のプログラムはここ、世界の、全ての中心部において行われる。

彼等は二人、たった二人、旧世界に生き残った最後の英雄である。

共に神の域に至った者同士。

物語の主人公同士。

であるからしてーーーーー。

「俺が」

「俺達がっ!!!!!」

既に旧世界は滅びた。

ゆえ、この戦いを制した者が次の世界を創造できる。

つまり、神になれるのだ。

幻想を、閃光を。

あらゆる万象全てを作り直すことのできる宇宙の主に。

それを構築するのはたった一つの願い。

それを根源に、旧世界は消え去り、新たな世界は形成され逝く。

「「次の空だっ!!!!!」」




雨が止んだ。

何故か、無性に土塊を蹴り飛ばしたくなって、俺は岩を蹴った。するとーーーー。

何処から芽が生えているのか、瓦礫に埋もれた土塊から、一房の花が姿を現した。

ありえない、と思った。

既にこの世界から生命は消え去っている。二度と新しく命あるものは創造されない。

それでもーーーあったんだ。

《彼女》はもういない。

その事実が、痛みを感じない体に痛い程染みを生み出している。

『今……帰るから……』

『また……コーヒー飲ませて。
ワタル!!!』


俺は薄く笑い、在りし日の日常を思い返す。そうだ。あいつと手を繋いだ時、例えようのない幸せが胸の中に充満していった。覚えてる。憶えてる。

あいつと過ごした215年ーーー。

胸に刻み続け、これからも忘れない。ずっと忘れない。願わくば、そう永遠に。いつまでも側にいて、見守っていてくれよな。

あいつの白髪が、俺の長い後ろ髪で揺れている。

あいつがいるから。俺のカラダはまだ動く。手を取り合える新世界ーーーその時が来るかはまだ分からないが、きっと掴める。

この小さく、可憐な花弁こそが、新世界へ持ち越すのに相応しい贈り物だと思った。

俺達の永く、短かった千年は、無駄じゃ無かったんだって信じられる。

さあ、やっとだ。
ようやく手加減無しで戦える。

こいよ天使。
喰えよ、呪えよ悪魔。

この腐った俺を。これ以上殺せるというのならやってみな。

《Readin》

俺は帰る。

皆で一緒に。

俺達の願った……

本当の空にーーーーーーー。
Tlue the SKY



Day.Loopーーーーーー

天空へ舞い上がる鳳と、勇者と詐欺師の旅物語

天空へ舞い上がる鳳と、勇者と詐欺師の旅物語

とある、伝説がある。 一つの物語の終わりの時。 一つの物語の始まりの日。 十人の少年少女は、全てを悟った。 地球と良く似た異世界、《アース》にて 王と勇者と神と魔王と悪魔と詐欺師と。 異世界で起こる戦争、数多の恋、離別の宿命。戦乱の運命。 その果てに王達は、何を見るーーー? さあ、次の目的地はどこだろう? ファンタジーラブコメ魔法大冒険作です。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • SF
  • 青年向け
更新日
登録日
2013-01-13

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