「旅人へ」

 鉛を抱える旅人が辿り着くは死
 海か
 山か
 人ゴミか
 空屋か
 人っ子のいない道端か
 いずれにしても得体の知れないモノに殺される
 旅人に鉛は要らん
 そんな盾など放り出せ
 旅人に似合うは、ただ涙

「旅人へ」

「旅人へ」

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-11-21

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