黒い海

夜空の先にある
黒い海を彷徨う
静かに枯れる紅葉を
横目に歩く
ただ、歩く。

僕の知らない君は
何処にゆくの
薄暗い影、
肌寒い風、
冷ややかな視線、
また目覚めた。

都合良く、また言葉にした。

誰も知らない
歌は歌えない、

何故か知らないけれど、
今は何も言わないで。
今は何も。

黒い海

黒い海

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-10-20

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