朧月夜の 光見上げて
天体と共にある いのちを 知る

ぼくがいる いま
月がいる  宵
潮は 満ち 引き
うつろう いきもののように

引力 惹かれ合う
逆さの磁石 弾き合う

うまれた 数だけ  永遠に
くりかえすの


宵の曇り空
瞳には うつらなくても
そこに在る 酔い
ぼくが いきる 宵

やがて還る空(くう)
色物なんてない

けれど
あなたの彩がわかるのは 何故

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-10-15

Copyrighted
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