小学校及び中学校及び合同学校及びその他学校に於ける体育大会(運動会)についての理智府告示
・・・小学校及び中学校及び合同学校及びその他学校に於ける体育大会(運動会)についての理智府告示・・・ 令5・9
・大会はその学校に於て毎年5月もしくは6月もしくは10月もしくは11月の何れかの一日の、午前9時から午後3時までの間に一度だけ開催されることとする
雨天に備え開催豫定候補日はその本命開催日の最近日に加え翌週や翌々週の或日などを対象として少なくとも三通りが定められ告知されて居る必要がある
雨天中断や中止順延の基準はそれぞれの学校によるが、大会の行われる校庭の主たる範囲に水溜りなどの著しい雨天の影響が見られる場合がその目安となる
中断されその日に再開されなかった場合は他の開催豫定候補日を活用しこれを再開する
前日に著しい雨天となった場合は翌大会当日の一般的豫報の程度などに基いて開催は判断されるが、その前日時点で豫め翌週以降の開催豫定候補日に於ける開催に決定変更することが推奨される 当日午前や前日午後の開催直前の雨天があった場合に関してもそのような決定変更がなされることが望ましい
また開催豫定候補日は必要に応じて新たに定めこれを告知し開催の為に活用することができる
*60分間の昼休憩が取られることとし、昼食に関しては学校が給食を用意することとするが、保護者その他観覧者が用意する辨当等の持ち込みもこれを認める
保護者その他観覧者はその自ら持ち込んだ辨当を食べることとし、辨当を持ち込んでもらった生徒もその場合は給食ではなくその辨当を食べることを基本とする
辨当を持ち込んでもらわなかった生徒は給食を食べることを基本とする
*昼食は学校の案内に基いて屋内でとることを基本とするが、その学校の判断により校庭に於て各者が昼食をとることを許可し案内することも可能とする
・運動会開催にあたっては、その学校の校舎の屋外通路や屋内外一階部分、校庭の遊具等以外の壁類や設置物類などを例として装飾や配色の可能なものに暫定的に均しく紅白の装飾演出や配色演出がなされるべきこととする 但しその学校の方針などで決定した場合はその演出を一部または全部で暫定的なものとせず通常時の装飾配色とすることもできるとし、運動会開催によらずとも日頃から豫め紅白の装飾配色がなされて居ることは妨げられない
*その学校の景勝教育に関連した配色措置が既になされて居る箇所への紅白の装飾配色については暫定的なものである必要があり、暫定的に行うことができない場合はその箇所への装飾配色は行われない
・運動会に於て各組が掲げる紅組旗又は白組旗は基本的に紅地又は白地にそれぞれ紅組又は白組と書かれたものを用いるとし、その意匠は理智府指定のものとする 但し紅白旗の意匠をその学校に於て決定し且つその意匠案の紅白旗の作製手段を確保して居る学校は各自に独自の紅白旗を調達することができる
*紅白旗の意匠をその学校で独自に行う場合は各組生徒への公募もしくは各組生徒選挙によって選出された生徒による意匠の何れかによりその意匠が行われるべきこととする
・すべての教員はその学校の長を運営長とする運営本部を結成しその大会の前後に於けるすべての準備運営等を管轄する
*運営本部は校庭及び校舎内にそれぞれ然るべき拠点を設置する
*運営本部は大会審判を行い、運営本部構成員たる教員が運営長の指名に基いてその大会の審判を行い管理する 競技現場に於て実際に審判を行う者は競技毎に適切な交代がなされることとする
*運営本部は現地諸当局の支援によって教員に代り審判を行う人員を受け入れることができる その受け入れ人数に制限はないが、当該人員は審判の他に当該運営本部の職務に関ることはできない
*審判本部はその構成員たる教員の多数決によって組主将による異議申立を受けた判定についての是非を問い、その判定の変更を認めるか否かを決定することができる
また、可能である学校は審判行為について機械的技術を導入し活用することができる 但し機械的技術の扱い等についてその審判本部構成員たる教員の内2名ほどは精通して居る必要があるが、現地諸当局の支援によって機械的技術を代行して取扱う専門的人員を受け入れることは可能とする
*また審判本部は大会全体の記録を計測管理する 運営本部は審判本部による記録の計測管理に関し現地諸当局の人的支援を2人の人数制限を以て受けることができ、その人員は審判以外の運営本部の他の職務に関ることも許される
・教員は大会前後に於ける準備運営等に協力し従事する生徒(運営係員)を全校生徒の中から必要なだけ指名選出しその職務を行わせることができる 指名選出された生徒は教員が認める正当な理由がない限りこれを拒否できない 但し放送事務に関する係員の詮衡に関しては全生徒を対象とした志願制を併用し、教員による指名選出は志願制を補う形で行われることとする
*教員は運営係員たる或生徒が競技への出場により又はその他正当な理由によりその職務を行い得ない場合を考慮して豫めその為の態勢を整理して居る必要がある また大人数競技に於ては運営係員は出場しないこととする
*運営係員はその職務を行って居るときは紅白帽を着用してはならず、また理智府指定の運営係員用ゼッケンを身に着けなければならない
・大会中、その学校に於て人命系の係を担って居る生徒はすべて教員の指示に基いて大会に於ける人命係員とならなければならない 人命係員は大会に於ける安全確保や保健衛生等について教員を補助する
*人命係員は一競技毎又は複数競技毎に必要な人数分づつ交替することとするが、交替してその時に任にあたって居ない当該生徒も教員に緊急で求められたときはその求めに応じなければならない
*人命係員はその職務を行って居る最中に於ても紅白帽を外す必要はないが、理智府指定の人命係員用ゼッケンを身に着けなければならない
・紅白組は大会事前にそれぞれその全生徒の中から組主将1名と組参謀3名~5名を選挙もしくは教員の指名により選出する
*組主将と組参謀は運営本部と常に連携し、運営本部に伝達報告しまたは応答すべきその組のあらゆる事柄について責任を以て適切な行動をしなければならない またその組の秩序を整理し状況を把握しその組を代表することとする
・開閉会の儀に於ては、国歌斉唱と校歌斉唱は行われるが、国旗と校旗は豫め既に掲揚されて居ることとし、校長や各関係者などによる一切の挨拶等は行われない
*また開会の儀に於ては生徒による宣誓に代り、従来の騎馬戦で行われて居たようなものを基として大会についての口上が各組主将によってそれぞれ行われることとする 口上では「正々堂々」「清廉潔白」「味方と対手への敬意」「大会開催に協力するすべての関係者への感謝」などの趣旨が盛り込まれ、その上で対戦組への公正な宣戦布告を以てその口上が締められることとする
*運営本部は閉会の儀に於て競技実績に基き大会出場生徒を表彰することができる
*大会全体を通して活躍した者、複数の競技に於て活躍した者、記録を更新する活躍をした者には最優秀選手賞が贈られる
*一競技に於て活躍した者、記録更新に迫る活躍をした者には優秀選手賞が贈られる
*前二賞には該当しないが教員2人以上による推薦により表彰されるべきとされた者には栄誉賞が贈られる
*三賞は何れも人数制限はなく、また受賞者が1人である必要もない
学校と教員は三賞を受けた各個人自身の同意を得て日頃からその者の名前等にその受賞した肩書を併記したり前置したりすることができる
・紅白組の如何なる生徒も大会中及び特に競技中に於ては自組色の帽子の着用義務を負う
また、その学校の独自の判断と措置によって紅白帽子に加え紅白を判別する他の着用物等を用意しその大会中と競技中に於ける着用義務を課すことも可能とする その上に規定のゼッケンを着用する場合はその学校独自の着用物は基本着用した儘とする
*着用義務のあるものの着用を著しく故意に怠った場合は不正行為と看做される
・各現場ではその気候状況等に応じて適切な給水時間や休憩時間や治療時間を設けることができ、大会の事前に設定するものに加えその現場に於て臨機応変に当該時間の確保がはかられることが望ましい
*前述の諸時間によって競技は中断され、それらの中断時間は競技時間に含まれない また事前に設定される中断時間は競技の勝負間の区切りの良い時に取られる必要があるが、緊急的に取られる中断時間によって中断された競技の再開箇所と方法については各審判の判断と指示に基くこととする
・暴力暴言その他一般に暴挙暴行と認められるすべての行為は当然に禁止され、また全競技共通の反則行為と看做される 大会中や競技中に暴挙暴行を働いた者は直ちに教員に拘束された上で大会開催場所から隔離され、大会終了まで教員保護下に置かれる 大会後の措置等についてはその学校と現地の理智当局及び人命当局が連携するところによる
*また規定されて居る妨碍行為や反則行為や不正行為等以外の一般的な妨碍行為や不正行為等も当然に禁止される 競技中、その出場者がそれらの行為を行った場合はその出場者はその競技に於て当然に退場となる
競技内外に於て、実際に発生した妨碍行為や反則行為や不正行為等の内特に運営本部が悪質と判断した行為を行った者は大会から除外され、大会終了まで教員保護下に置かれる
*応援や歓声等は運営本部や審判の認める範囲に於て許されるが、案内注意等を受けずとも各自が応援や歓声等を自制するべきと判断することができるときは自主的にそのような判断が行われるべきとする
・紅白組はそれぞれ主将や参謀を中心として自組への応援団を結成することができる
*応援団はその組の生徒のみで構成され、何時も自由に入れ替わることができる 応援団員の者は理智府指定の応援団用ゼッケンを着用する
*応援団は自ら率先して運営本部や審判の認める競技や競技中に於て自組への応援歌や応援の掛け声をその組の生徒全体に披露させ、また観覧者にその応援への参加を呼びかけることもできる
*応援歌や掛け声は大会前までに教員等と共同で各組それぞれに作成されるが、成るべく多種多様で数の多いものであることが望ましい 大会中に披露する際、同じ応援歌や掛け声が必要以上に長く続き間延びしたように聴こえることを防ぐべく成るべく多くの応援歌や掛け声を準備し、率先する者は頻りに異なる応援歌や掛け声を意識的に披露させるようにしなければならない
・大会開催中の運営本部にはその都道府県の景勝部職員と才政部職員と人命部職員が各1~3名程度派遣されその大会運営を補助することとする また派遣された人命部職員は大会現場の人命職務全般を監督し、人命対応室を校内外の何れかに設置して生徒らの手当等をその学校の関係教員らと行うことができる
・大会に於ける賓客等の招待等は必要のないものとし、仮に招待等を行った場合に於てもその賓客等は校舎内や一般の観覧領域で大会を観覧することとし、また賓客等の紹介は基本的に行われない
*それら賓客等や救急消防事態または警察事態に基き訪れた人員を除いて、当然ながら大会現場には教員やその都道府県から派遣された職員らを含めた大会運営関係者や生徒及びその保護者親族に該当しない者の立入は禁じられる
・各競技の出場者は大会前に組毎に教員とその組の主将及び参謀が協議し決定するが、成るべく殆どの生徒が大勢参加の競技に当然に出場し、成るべく多くの生徒が少人数競技に出場することができるようにする
*各組の各競技(徒競走を除く)の全出場者は大会前に豫めその出場者の中から一人の代表者をそれぞれ互選しておく必要がある 但しその組の主将が剣劇の出場者である場合は自動的にその競技の代表者となる
*少人数競技に於て、競技開始までにその競技に出場することができないことが認められる者があり欠員が生じる場合もしくは競技中にその競技への出場が続行できないと認められる者があり欠員が生じる場合は教員の認知の下に教員の指名に基いてその組のその競技に於ける補欠から補充される 一度欠員となった者はその競技に復帰することはできない
*各競技に於ける代表者は競技中に於て教員の認知の下にその組の出場者の誰かを戦略的理由によってその組のその競技に於ける補欠と交代させることができる 一度交代させられた者はその後その競技に復帰することができる
*大人数競技に於ては一切の欠員も補充されない
・運動会に於て行われる競技は次の通りとする 集団演技や騎馬戦、組体操などここに掲げられて居ない競技等はすべて廃止されることとする
❶と❷に関しては必ず行われることとし、❸~❿に関しては可能であればすべて行われることが望ましい 行うことができる競技が限られて居る場合には成るべく大勢が参加する競技を優先して行うこととする
*紅白組は全体得点を競うこととする
全体得点数の経過は大会最後のその結果発表まで終始伏せられて居ることとするが、その学校の判断により常に経過を公表するか時折経過を発表する形とする等しても構わない
全体得点数の経過を常に公表する場合は校舎の側面等に大きな得点盤等を一つか複数設置してそれを行うこととし、時折経過を発表する場合は場内放送によってそれを行うことを基本とする
*競技毎の得点経過はその競技中、場内放送による実況に加え校庭上の複数個所に於て明確に表示されることが望ましい
*先攻後攻がある場合は競技毎に組主将同士あるいはその競技に於ける両組代表者同士によるジャンケンを以てこれを決定する
❶徒競走
*従来の徒競走を基とし、走距離は全体の中で遅い方の約半数の生徒が50メートル、速い方の約半数の生徒が100メートルとすることを基本とするが、全員が50メートル又は100メートル又はそれより短いか長いかする距離を走ることとするなどしてその学校が独自に走距離や競技概要を設定することもできることとする
*一つの徒競走は必ず2人以上が同時に走る形とするが、やむを得ないときは1人とすることもあるとする 一つの徒競走に於ける最大走者数は4人とする 但し3人では行ってはならず、走者数が4人に満たないときは必ず2人で行われなければならない
*一つの徒競走では一着が2点、二着が1点を獲得し、その得点はその生徒の組の全体得点として計算される 一着が複数人居る場合はすべての者が2点づつ獲得し、二着が複数人居る場合はすべての者が1点づつ獲得する
❷リレー競走
*従来のリレー競走を基とし、紅白組を代表する二組の走者団がバトンリレーを競う
走距離は一人につき200メートル又は100メートル又はそれより長く400メートルより短いものとする
*各組の走者はすべて実力に基いて教員が選抜し、選抜された生徒は徒競走に出場しないこととする
*勝利した組は、徒競走に於て行われた徒競走総回数と同数の全体得点を獲得し、敗北した組はそのゴール時間が勝利した組のゴール時間と17秒差以内だったときは徒競走総回数の約半分と同数の全体得点を獲得する
同着であった場合は紅白組がそれぞれ徒競走に於て行われた徒競走総回数の半分と同数の全体得点を獲得する
❸5×5、8×8、10×10
*紅白組はそれぞれ五人一組(5×5)もしくは八人一組(8×8)もしくは十人一組(10×10)で出場する
*縦横5×5もしくは8×8もしくは10×10のマスを線を以て競技範囲を設定する 競技中に出場者が競技範囲の外側に出ることは反則とは看做されない
*5秒毎もしくは10秒毎を一勝負とし、その勝負毎に生徒は何れかのマスの中にとどまり居ることができる 但し一マスには何れの組の生徒かを問わず同時に2人迄しか居ることができない また、両脚と腰がマス内(マスの境界線上の内側)に同時に収まって居ない者はそのマス内に居る者と看做されない
*勝負毎に得点確認を行い、縦か横か斜めか直角で自組の生徒のみが居るマスが連結して居たときはその連結したマスの数と同数の得点をその組が獲得する
但し得点は5×5の場合は3か5、8×8の場合は3か5か8、10×10の場合は3か5か8か10にそれぞれ限られ、連結して居るマスの数が各それらの数字に当て嵌まらないときはその連結は無効となる
※例えば自組の生徒のみが居るマスが4マス連結して居たとしても、3マスでも5マスでもないためにその連結は認められない
また(8×8か10×10に於ける)一得点確認時には一組につき1つの連結のみが得点対象となり、その得点確認時に一組が複数の連結を成立させて居た場合は獲得できる得点数の少ない方の連結がその得点確認に於けるその組の得点対象となる 一得点確認時に一組が同じマス数の連結を複数成立させて居た場合も何れか片方のみを得点対象とする
*5×5、8×8、10×10の各競技をそれぞれすべて行うか、何れかのみを行い又は何れかのみ行わないかはその学校の判断に任されるが、各競技は必ずそれぞれ別の競技と看做され紅白組の勝敗も各競技毎に決定することとする
但し企劃演出上は同じ枠組みの競技として同一視されても差し支えなく、また出場者が各競技で重複しても構わない
それぞれすべての競技を行うか何れかの内二つの競技を行うときは必ず同時には行わず順番に行われる
*一競技の勝負は20回~40回を目安とするが、それ以下あるいはそれ以上の勝負を行うか否かはその学校の判断によって自由とし、すべての勝負に於ける合計獲得点数を競う
但し残り勝負回数をすべて消化せずして片組の勝利が確定したときはそこで競技は終了することとする
一競技に於て勝利した組は全体得点50点又は100点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した全体得点数を獲得し、勝負回数をすべて消化せずして競技を終了させ勝利した場合はその競技中の自組の合計獲得点数も共にその組の全体得点に加算される
一競技に於て敗北した組は勝負回数をすべて消化して途中での競技終了を免れた場合にのみ、勝利組の獲得した全体得点の約半分と同数の全体得点を獲得する
一競技に於てすべての勝負を終え引き分けとなった場合は紅白組がそれぞれ均しく25点又は50点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した勝利の際に獲得できる筈だった全体得点数の半分と同数の全体得点を獲得する
*如何なる者も対手組の出場者のマス間の移動及び対手組の出場者がマスに入り留まろうとして居ることを妨碍してはならない
*妨害行為、その他反則行為や不正行為等を行った者は退場となり、その退場した勝負の後の連続した5勝負は復帰できない 退場事態があった一勝負は退場者を出した組の対手の組が5点を獲得し終了する 両組共に退場者を出した一勝負は引き分けとして扱われる
❹お手玉防衛戦
*紅白組はそれぞれの学校の判断によって成るべく大勢の同人数が出場する
*20メートル×20メートルの正方形の線の内側もしくは200メートル走線(地域によって300メートル走線または400メートル走線などである場合はその学校の判断により200メートル走線に相当する競技範囲を線を以て設定し、地域によって200メートル走線に相当する競技範囲の確保が難しい場合は理智当局の指示に基いて可能な限り広い競技範囲を確保することとする)の内側を競技範囲とし、競技中に線の外側に出た出場者は反則となる
*紅白組はそれぞれ理智府指定の紅白色の6センチお手玉を一つ有し、その自組のお手玉が対手の何者かの手に渡ることを防がなければならず、また対手のお手玉を奪いにいかなければならない
先に対手のお手玉を自組の誰かが奪った組か、自組の誰かが対手のお手玉を持って居る対手の誰かに手で触れた組が勝利となる
*一発勝負とするか、三本先取制とするか、五本先取制とするかはその学校の判断による
*一勝負は5分間を基本とするが、その他3分間とするか10分間とするかはその学校の判断による また一勝負毎か複数回対戦を採用した場合の最終勝負に於て最大3分間の延長戦を行わせることができる
時間内に決着がつかなったときは何れの場合も引き分けとする
*勝利した組は全体得点50点又は100点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した全体得点数を獲得する
敗北した組は、三本先取制に於て一勝負に勝利した場合は勝利組の獲得した全体得点の約半分と同数の全体得点を獲得し、五本先取制に於て二勝負に勝利した場合は勝利組の獲得した全体得点の約5分の2と同数の全体得点を獲得し一勝負に勝利した場合は勝利組の獲得した全体得点の約5分の1と同数の全体得点を獲得する
*すべての勝負を終え引き分けとなった場合は紅白組がそれぞれ均しく25点又は50点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した勝利の際に獲得できる筈だった全体得点数の半分と同数の全体得点を獲得する
*競技中、お手玉は10秒間以内であれば継続して味方同士で自由に渡し合い、また同じ者が継続して持ち続けることができる 但しお手玉はその10秒間が経過するまでに必ずそのお手玉をその10秒間中最後に持って居る者から他の者へ投げ渡される必要がある 10秒のカウントはお手玉が他の者へ投げ渡される毎に仕切り直しとなる
投げ渡されたお手玉が地面に落ちた場合でもそれを味方が拾ったのであれば差し支えないが、味方が触れず直接に地面に落ちた場合はその投げた者は反則行為を行った者として扱われる
また、お手玉を投げ渡す者と投げ渡される者との間隔は3メートル以上離れて居る必要がある
*競技範囲からお手玉が出た場合は先に競技範囲から出たお手玉の組の対手の組がその勝負に勝利するが、同時かほぼ同時に両組のお手玉が競技範囲から出たことが認められるときはその勝負は引き分けとして扱われる
*宙に舞って居る状態のお手玉に対する素手による妨碍を除き、お手玉を持って居る者及びお手玉を受ける者に対する一切の妨碍も認められない
*如何なる者も対手の組の者の体勢及び進路を妨碍してはならない 但し妨碍の意図なく進行方向に只立って居るだけ(他に妨碍と認められる行為をして居ない状態)である場合はこれを妨碍とは看做さないこととする
*如何なる者も如何なる者と組み合ったりそれに類する行為をしてはならない
*妨碍行為、その他反則行為や不正行為等を行った者は退場となり、その一勝負中は復帰できず数的補充も行われない お手玉を持って居た者が退場したときはそのお手玉は他の味方の誰かが競技再開と同時に新たに手にしたものとしてこれを扱い、その退場事態のあった地点から競技再開する
❺校庭ビリヤード
*紅白組はそれぞれ三人一組もしくは五人一組で出場する
*20メートル×20メートルほどの正方形の競技範囲を線を以て設定する
*紅白組はそれぞれ理智府指定の直径20センチ前後、重さ600グラム前後の革製ボールを均しく10個づつ~30個づつ有する それぞれの有するボールはその自組の色のものでなければならない
*競技範囲線の或一線から2メートル離れた位置に一本の線を平行に設定し、各出場者はそれぞれその線の後方から自組のボールを一人一つづつ順番に片手か両手によって競技範囲内へ一投する 各一投は紅白組の間で交互に行われ、それぞれの組の一投機会回数はそれぞれの組が有して居たボール総数分とする
*競技範囲内に於て自組のボールがより多く接触して塊になって居る組が勝利とする 1個のボールを2点とするが、その塊の一部に対手組のボールが接触して居る場合は1個づつにつき2点の減点となる
*勝利した組は全体得点50点又は100点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した全体得点数を獲得し、競技終了時点で自組のボールがあるすべての塊に対手ボールを1個も接触させて居なかった場合はその競技中の自組の合計獲得点数も共にその組の全体得点に加算される
敗北した組は競技終了時点で対手ボールがある二つ以上の塊に自組のボールを接触させて居た場合は勝利組の獲得した全体得点の約半分と同数の全体得点を獲得する
競技を終え引き分けとなった場合は紅白組がそれぞれ均しく25点又は50点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した勝利の際に獲得できる筈だった全体得点数の半分と同数の全体得点を獲得する
*競技範囲内に於て自組のボールとの2個以上での塊になって居ないボールは競技中回収されないが、競技範囲から逸脱したボールは直ちに回収され復活しない
*妨碍行為、その他反則行為や不正行為等を行った者は退場となり、その補充も行われない
❻ゴールボール
*紅白組はそれぞれ五人~十人が出場するか、もしくはそれぞれの学校の判断によって成るべく大勢の同人数が出場する
*競技範囲についてはお手玉防衛線に於けるものを準用する
*横30メートル~50メートルほどの線を縦5メートルづつの間隔で10本~15本ほど引き、その最初の線を攻撃機会線とする
紅白組はそれぞれ自組色もしくは自組のものと明記され直径40センチ~1メートル前後、深さ30センチ前後~1メートルのゴール籠を3個づつ有し、競技中は常にその3個すべてを攻撃機会線以外の何れかの異なる線上に口を真上にして設置して居る必要がある
ゴール籠を線上に置くときはそのゴール籠の丁度真ん中の下を線が通るようにしなければならない
*紅白組はそれぞれ交互に理智府指定の直径約9センチ、重さ200グラム弱のゴム球を攻撃機会線の後方から対手のゴール籠へのゴールを狙い1人づつ順番に1投づつ投球し、総得点を競う
それぞれの組の攻撃機会回数は20回を目安とするが各組出場者数がより大勢であるときはその出場者数に応じた攻撃機会回数を設定することができることとする
但しすべての攻撃機会回数を消化せずして片組の勝利が確定したときはそこで競技は終了することとする
*ゴール籠は攻撃機会線から5メートル離れる毎に高得点のゴール籠となっていき、攻撃機会線から5メートル離れた第1線上のゴール籠を5点ゴール籠とし、例えば攻撃機会線から30メートル離れた第6線上のゴール籠は30点ゴール籠となる
*ゴム球がゴールするとき、地面に一度もつかずゴールした場合や地面に一度以上ついてからゴールした場合の何れもを有効とする
ゴールと認められるゴム球はそのゴール籠の口の内側に最終的に完全に収まった状態でなければならず、最終的にゴム球がゴール籠の口の外側に出た場合は得点と認められない
*一攻撃機会(連続攻撃でない場合)に於て攻撃者はその投球の直前に審判にその投球で狙うゴール籠を申告しなければならず、その申告通りに投球しなければならない
申告と異なるゴール籠にゴールしたときは如何なるゴールも無効となり、その組の総得点が15点減点される
また申告通りゴールを狙うもゴールできなかったときはその組の総得点にはその申告してゴールできなかったゴール籠の得点の半分と同数の減点がなされる
*攻撃者はその攻撃機会の直前に審判に申し出てその当該攻撃機会に於て2連続投球または3連続投球による攻撃を行うことができる その場合はその組の攻撃機会回数が2連続投球の場合は2回分が、3連続投球の場合は3回分が一気に減ることとなる
連続投球に於ては前の投球の動作を行った後にすぐ次の投球の動作を行わなければならず、この条件を満たさないとして連続投球として認められなかったときはその連続投球分の攻撃機会回数が減らされた上でその組の総得点が40点減点される
また、一連続投球に於けるすべての投球はそれぞれ異なる得点のゴール籠を狙いゴールしなければならず、攻撃者はその連続投球の直前に審判にその連続投球の各投球で狙うすべてのゴール籠を申告しなければならず、その申告通りに投球しなければならない
複数の投球で同一の得点のゴール籠にゴールしたときはそれらのすべてのゴールが無効となり、その連続投球分の攻撃機会回数が減らされた上でその組の総得点が40点減点される
*2連続投球に於て、何れの投球もゴールした場合は両ゴールの得点がそれぞれ通常の1・5倍になる
何れかの投球しかゴールしなかった場合はそのゴールした得点は半減となる
何れの投球もゴールしなかった場合はその組の総得点が20点減点される
*3連続投球に於て、何れの投球もゴールした場合は全3ゴールの得点がそれぞれ通常の2倍になる
2投球しかゴールしなかった場合はその内得点の高い方の1ゴールは無効となり、もう1ゴールの得点は半減し、その一攻撃機会に於ける獲得得点も0点として記録される
1投球しかゴールしなかった場合はそのゴールは無効となり、その組の総得点が20点減点される
何れの投球もゴールしなかった場合はその組の総得点が30点減点される
*紅白組はそれぞれ対手の一攻撃機会の直前に審判に申し出てその自組の設置するゴール籠の一つを別の位置に動かすことができる 但し申出は対手の一攻撃機会につき一度までとし、またこの場合も同一線上に2個以上のゴール籠を設置することはできない
*勝利した組は全体得点50点又は100点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した全体得点数を獲得し、攻撃機会回数をすべて消化せずして競技を終了させ勝利した場合はその競技中の自組の合計獲得点数も共にその組の全体得点に加算される
敗北した組は攻撃機会回数をすべて消化して途中での競技終了を免れた場合にのみ、その競技中の自組の合計獲得点数がその組の全体得点に加算される
競技を終え引き分けとなった場合は紅白組それぞれの全体得点にそれぞれの競技中の合計獲得点数が加算される
*ゴム球はゴールしたものか然うでないものかを問わず攻撃機会後に直ちに回収されることとする
*妨碍行為、その他反則行為や不正行為等を行った者は退場となり、その補充も行われない 退場者が出た組はその総得点が60点減点され、その退場事態が発生したときの自組の攻撃機会または直後の自組の攻撃機会は没収される
❼人間の輪
*紅白各組の出場者数及び競技範囲についてはお手玉防衛線に於けるものを準用する
*競技時間は15分間を基本とするが、その学校の判断によって独自に変更することができる
*同組の三人以上の出場者がすべての両手を連結してつくった人間の輪の内側に対手組の出場者のみを包囲することでその包囲した人数分がその組の得点となりその総得点を競う
*競技時間中、出場者は競技範囲内を自由に移動できる
人間の輪をつくって得点を狙うとき以外は如何なる者も手を繋ぎ合ったりしてはならず、また如何なる者の移動活動も妨げてはならない 但し妨碍の意図なく進路の邪魔になった場合などは妨碍と看做されない
*同じ人間の輪をつくって得点を狙わんとする者は全員同時的に「収縮!」「隙あり!」あるいは「はい!」などの同じ掛け声を叫ばなければならない 掛け声が充分でないと認められる場合、また掛け声を伴い人間の輪をつくらんとしたにも関らず輪が充分に完成しなかったと認められる場合は何れも反則行為と看做される
*競技は30秒毎に区切られ、その30秒が終了する時点で完成して居た人間の輪に於ける得点が認められる 毎30秒間の終了につき判定審査が行われ、その最中に於てすべての出場者はその30秒間終了時の状態のまま制止しなければならない 判定審査は競技時間に含まれない
*つくられた人間の輪の内側にその輪を構成して居ない自組の出場者が居た場合や対手組の出場者が居なかった場合は、その失敗した組の総得点が5点減点され、その結果0点を下回るときはマイナスとなる
*勝利した組は全体得点50点又は100点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した全体得点数を獲得し、競技中の対手組の合計獲得点数が自組の出場者総数の半分と同数に満たなかった場合は競技中の自組の合計獲得点数も共にその組の全体得点に加算される
敗北した組は競技中の自組の合計獲得点数が対手組の合計獲得点数に対して7割以上であった場合にのみ、勝利組の獲得した全体得点の約半分と同数の全体得点を獲得する
競技を終え引き分けとなった場合は紅白組がそれぞれ均しく25点又は50点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した勝利の際に獲得できる筈だった全体得点数の半分と同数の全体得点を獲得する
*人間の輪をつくらんとするその各当事者はその人間の輪をつくる際、自分のカラダより後ろに居ることが認められる者を無理矢理に輪の内側に引き込もうとする行為などをしてはならない 但し自分のカラダより前に居る者に対して人間の輪をつくらんとする腕を用いて妨碍せんとする行為は妨碍行為と看做されない
*競技中、何人もしゃがんだり身を低くしたり滑り込んだり寝転がる等してはならない
*同一の30秒間内に於ては、一度完成した人間の輪はこれを解いたり改良変更したりできない また人間の輪の完成の後からその輪の内側に誰かを加えたりすることはできない
*妨碍行為、その他反則行為や不正行為等を行った者は退場となり、その補充も行われない
❽新トータル=フットボール
*紅白組はそれぞれ六人一組で出場する
*20メートル×40メートルほどの長方形の競技範囲を線を以て設定する
*理智府指定の直径約9センチ、重さ200グラム弱のゴム球を一つ用い、そのゴム球を理智府指定の縦約2メートル、横約3メートルのフットサルゴールの完全な内側に入れることを目指し総得点を競う
フットサルゴールは競技範囲の短い方の両線上の中央に線とゴール線をあわせて設置する
*競技時間は前後半10分づつ、もしくは20分づつの合計20分間か40分間とする
*紅白組はそれぞれその出場者の内、2人は足によってのみゴム球を扱うことを許され(足撃手)、2人は手によってのみゴム球を扱うことを許され(手撃手)、1人は揃えてグーにした状態の両手によってのみゴム球を扱うことを許され(拳手)、1人は足によって及び手によってゴム球を扱うことを許される(両撃手)
何れの攻撃手も前述の指定されたもの以外の攻撃手段を取ることはできない また何れの者も攻撃手段を行うことを妨げられず、妨げてはならない
拳手は必ずその両手を揃えた拳によってゴム球を打撃する形でのみ攻撃手段を行う
*ゴム球を有して居ない者はパス遮断(それぞれの攻撃手段を転用して対手のパスを途中で奪ったり妨碍すること)の場合を除いてゴム球を有して居る者からゴム球を奪うことができない 但し足撃手は足撃手が有するゴム球を足で奪うことができるが、その奪取行為は必ずゴム球に対するものでなければならない
*紅白組のすべての出場者は両撃手を除いて自組色のゼッケンを着用し、紅組の両撃手は薄桃色のゼッケン、白組の両撃手は薄灰色のゼッケンをそれぞれ着用する
また足撃手は1番2番、手撃手は3番4番、拳手は5番の背番号のものを着用し、両撃手の背番号は6番とする
*手撃手は理智府指定の自組色の薄い手袋を両腕に着用し、拳手は理智府指定の自組色の厚い手袋を両手に着用する
*競技範囲からゴム球が出たときはそのゴム球に最後に触れた組の対手の組の何れかの手撃手がそのゴム球の出た地点からゴム球を再び競技範囲に投げ戻すこととし、ゴム球を投げ戻した者は一度他の誰かがそのゴム球に触れなければそのゴム球にまた触れることはできない
但しゴールの両脇2メートル以内から競技範囲を出たゴム球は、最後にどちらの組の者が触れたかを問わずそのゴールを死守する側の組の何れかの手撃手が投げ戻すこととし、その為に各ゴールの両脇2メートルの両地点を結ぶように基準となる線を引くこととする
*競技時間を終え同点の場合は、それぞれ拳手をゴールキーパーとしたPK戦を行い、それぞれの組の足撃手と手撃手と両撃手が1人づつ交互にその各自らの攻撃手段を以てゴム球のゴールを狙う
PK戦に於て攻撃者は攻撃時にはフットサルゴールのゴール線から4メートル以上離れた位置で最後にゴム球に触れなければならない ゴールキーパーたる拳手はその自らの攻撃手段を用いてのみゴム球を防ぐことができる
また、PK戦に於て片組の拳手が退場した場合はその時点で対手組の勝利となり、両組の拳手が何れも退場した場合はその時点で引き分けとなる
攻撃者が両者一周しても決着がつかない場合はあと二周まで延長戦を行うことができ、それでも尚も決着がつかない場合はこの競技は引き分けとなる 但しその現場の判断により可能な限りそれ以上の延長戦を行うことができることとする
*勝利した組は全体得点50点又は100点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した全体得点数を獲得する
敗北した組は3点差以内で敗北した場合にのみ、勝利組の獲得した全体得点の約半分と同数の全体得点を獲得する
PK戦を経て引き分けとなった場合は紅白組がそれぞれ均しく25点又は50点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した勝利の際に獲得できる筈だった全体得点数の半分と同数の全体得点を獲得する
*妨碍行為、その他反則行為や不正行為等を行った者は退場となり、その補充も行われない 退場者を出した組の対手の組の何れかの手撃手がその退場事態のあった地点から他の者にゴム球をパスすることで競技再開する
❾剣劇
*紅白組はそれぞれ十人~二十人が出場するか、もしくはそれぞれの学校の判断によって成るべく大勢の同人数が出場する
紅白組の主将は自組の当競技出場者の代表者を大将に指名し、両大将は最後の対戦に於て対峙する 但し主将が当競技代表者である場合は自動的にその自らが大将となる
*線で設定された5メートル×5メートルの競技範囲内に於て、紅白組の各1人づつの出場者同士が理智府指定の安全な競技剣劇用の剣を同様に一本づつ構え持ち対戦し、対手の腕か脚の何れかの片方の一箇所(急所)に先に一撃を加えることができた方が勝利する
*急所は必ず1人につき一箇所とし、競技中に箇所を変更することはできない また、急所の箇所をどこにするかはその本人とその属する組が大会前に豫め教員に伝達しておく必要があり、その伝達内容は大会前であれば変更することができる 急所は必ずその伝達に基いて決定する
また、すべての出場者の急所がどこであるかは実際の勝負の時まで秘密にされなければならない
*すべての対戦中の出場者の急所には競技剣劇等に用いられる紙風船をつけ一撃の有効無効を判定する目安とすることとするが、その現場に競技性を確保し得る充分な審判能力のある者が充分に存在しその任にあたることができる場合は教員の下に特別にその者又はそれらの者にこの競技の審判を行わせることができ、その場合は必ずしも紙風船を要しないこととする
但し紙風船を用いない場合はそれぞれ対戦中の出場者の急所には理智府が他に指定するもの又はその学校が用意した目安となるものが着用されて居なければならない
*何れの出場者も一対戦にのみ出場することができる 一対戦は三本先取制を基本とするが、その学校の判断により一本先取制もしくは五本先取制とすることもできる 一勝負の制限時間は2分間とする 決着がつかなかった場合もしくは一撃が同時であった場合は引き分けとなる
*一対戦のすべてを終えて勝敗同数となった場合は延長戦として一勝負を行うことができ、その制限時間は3分間とする それでも尚も引き分けとなった場合はその対戦そのものが引き分けの扱いとなる
*すべての対戦を終えて対戦勝利数が多い組がこの競技に勝利する
対戦をすべて行い終える前にこの競技に於ける紅白組の勝敗が決した場合も、すべての対戦は必ず行われることとする
すべての対戦を終えて対戦勝利数が同数であった場合は両大将による決勝戦を行い、制限時間は4分間とする 決勝戦も引き分けとなった場合はこの競技は引き分けとなる
*勝利した組は全体得点50点又は100点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した全体得点数を獲得する
敗北した組はすべての対戦を終えて自組の対戦勝利数が勝利組の対戦勝利数と2以内の差であった場合もしくは決勝戦に縺れた場合の何れかに於て、勝利組の獲得した全体得点数の約半分と同数の全体得点を獲得する
決勝戦を経て引き分けとなった場合は紅白組がそれぞれ均しく25点又は50点又は全校生徒数に応じてその学校が独自に設定した勝利の際に獲得できる筈だった全体得点数の半分と同数の全体得点を獲得する
*如何なる者も顔やその他急所以外の箇所を攻撃してはならない
如何なる者も剣は突いてはならない また、剣は常に両手で持ち構えて居なければならない 当然ながら剣を投げたりしてはならず、また逆に持ち構えたりしてもならない
急所への一撃を防ぐ術はその自らの剣による正当な妨碍のみとする
*妨碍行為、その他反則行為や不正行為等を行った者は退場となり、その補充も行われず、退場者が出た対戦はその退場者の組の対手の組の出場者の不戦勝として扱われる 両組に退場者が出るか対戦する両者が退場となった場合はその対戦は引き分けとして扱われる
❿紅白玉入れ合戦
*紅白組はそれぞれその学校の生徒数規模に応じてほぼ全員出場もしくはその組の生徒総数の約3割か約5割か約7割かが出場することとする
*競技範囲は観覧範囲などと隔てられた校庭全域とする
*使用する玉は理智府指定の6センチお手玉とし、紅組は紅色のものを用い白組は白色のものを用いる お手玉総数は各組につきその組の出場者総数の4倍を目安とする
*玉入れのゴール籠は、10点、7点、5点、3点、1点のものを一つづつ用意する
10点ゴール籠を除きゴール籠は何れも成るべく適度で均等な間隔をあけ、四角形を描くように設置される
10点ゴール籠は他のゴール籠によって描かれた四角形の中央に設置される
すべてゴール籠は直径40センチ~1メートル前後、深さ30センチ前後~1メートルをそれぞれ目安として充分な規格のものが用意されなければならない
※10点ゴール籠はその唯一の口の直径を8センチとし、その口は斜め45度に設けられる 10点ゴール籠は棒類または竿類によって地上3メートル~3メートル50センチの高さに固定される
※7点ゴール籠はその唯一の口の直径を10センチとし、その口は真上を向いて設けられる 7点ゴール籠は棒類または竿類によって地上2メートル50センチ~3メートルの高さに固定される
※5点ゴール籠はその二つの口の直径を何れも10センチとし、それらの口は片方が斜め45度に、片方が真上にそれぞれ設けられる 5点ゴール籠は棒類または竿類によって地上2メートル~2メートル50センチの高さに固定される
※3点ゴール籠はその三つの口の直径を何れも12センチとし、それらの口の内二つはそれぞれ斜め45度に、残り一つが真上に設けられる 3点ゴール籠は棒類または竿類によって地上1メートル40センチ~2メートル30センチの高さに固定される
※1点ゴール籠はその籠そのものの幅全体を口とし、棒類または竿類によって地上2メートル~2メートル30センチの高さに固定される
*一試合のみを行い、一試合時間は10分もしくは15分を目安とするがその学校の判断によって独自の試合時間を設定することもできる
*勝利した組は自組の合計ゴール点数がその全体得点に加算される
敗北した組は自組の合計ゴール点数が対手組の合計ゴール点数に対して8割以上であった場合にのみ、自組の合計ゴール点数の半分と同数の全体得点を獲得する
引き分けとなった場合は紅白組がそれぞれその自組の合計ゴール点数と同数の全体得点を獲得する
*集計結果の発表はゴール籠毎に紅白色別にお手玉を集計者が一つ一つ投げ会場を挙げてその数を数え合う形を取るか、集計結果を只数字として発表する形を取るかはその学校の判断による
*お手玉は競技の開始時点ではすべて教員の管理の下で紅白別に複数の籠類や袋類に纏めて入れられた状態とし、各組出場者はそこからお手玉を取り出し競技に用いる 籠類や袋類は出来る限りその各組の色のものであることが望ましいが、それができないときは紅色の文字で紅組と、または白色の文字で白組とそれらすべての籠類や袋類に明記することとする
*如何なる者も対手組のお手玉の供給元となる籠類や袋類から対手組色のお手玉を取り出したり対手組が供給元からお手玉を取り出そうとすることを妨碍することはできないが、それら籠類や袋類から既に出されたお手玉であれば対手組色のものであろうとも自由に競技に用いることができ、対手組色のお手玉を故意に低い得点のゴール籠に入れるなどの戦略的行為も有効とされる
但し一度ゴール籠に入ったお手玉はこれを取り出すことはできない
*如何なる者もお手玉を持って居る者からお手玉を奪おうとしてはならず、またお手玉を投げようとする者を妨碍してはならない 但し宙に舞って居る状態のお手玉に対して素手で行う妨碍行為はこれをよしとする
*妨碍行為、その他反則行為や不正行為等を行った者は退場となり、その補充も行われない
・理智府は毎年一度、運動会に於て行われる競技の全国大会たる全国体育大会を開催することとする
*全国体育大会は小学校部門、中学校部門、合同学校部門、高等学校部門、諸種学校(景勝学校、理智学校、才学校、人命学校)部門に分けて競技が行われる
各部門にて、全競技を終え全体得点の最も多かった学校がその部門の優勝校となる 全競技終了時点で最多全体得点の学校が複数あった場合は規程に基いて優勝決定戦が行われる
*全国体育大会は毎年二月に開催されることとし、開催地は都道府県が順にこれを持ちまわる形とする
*全国体育大会に先立ち、その開催前年の十二月中に各区市町村単位の豫選が、当年の一月中に各都道府県単位の豫選がそれぞれ実施される 豫選出場資格は基本的にすべての学校が有することとするが出場する学校はその都道府県の理智支府と理智府に当該豫選出場申請をする必要がある
*各豫選及び全国体育大会に出場する各学校は各その生徒の各当該競技に於ける実力に基いてその学校の生徒の中から大会出場者を選抜管理する また豫選を勝ち抜き全国体育大会に出場する場合の出場者は豫選の出場者と同一である必要はない
*各豫選及び全国体育大会に出場する学校はその各出場申請段階に於て特定競技の辞退を申し出ることができる 但し辞退したことによる大会競技上の補償等は一切行われない
*その他全国体育大会やその各豫選についての詳細は他の理智府告示に於て之を定める
小学校及び中学校及び合同学校及びその他学校に於ける体育大会(運動会)についての理智府告示