いまだ残暑厳しく候 /新作短歌
秋風の恋しくなる季節、つつがなきや。なれば歌でも・・。
秋まつりに それとも涼を求めてか
近隣のもの留守なり 寂し
物高く 病は流行り戦は続き
天変地異のとどまるを知らず
数人の人の愚かさ数十億の人を苦しめる
世を導く賢者いずこに
クーラーの外機の音の隙間より
秋虫の声は とぎれとぎれに
なれど彼 ひとかけらの希望をば
見つけて人に語らんとす
つく法師 一声鳴いて気づきしや
今日の暑さに声を忘れて
めまいして 気づきし妻のありがたさ
二人でよかったと互いにうなずき
野菜鉢 焼けて成らずと諦めて
放置し土に雑草の生ゆ
雑草の生えるがままの庭を見て
隣人 我の病を疑い
腰痛を押して釣りに出し友は
鍬を使えず息子の嫁に
わが友は優勝セールにデパートへ
弱りし足を土産ばなしに
☆ 睡眠不足でまためまいが来たらいけないので、このへんで
寝ることにします。(いずみ)
いまだ残暑厳しく候 /新作短歌