台風最中

孔雀よ我はオシャレか孔雀よ君もドープだ シャツ広げ、礼

バスタオル一つ吹かれる夏の昼何か成し遂げ乾いて夕日

きんたまきらきら金曜日 かぐやも兎も花火見下ろす夏夜

浴衣の女が柄シャツめくる高円寺阿佐ヶ谷祭り一駅前

ラムネ瓶だけで埋まったゴミ袋日が差しサマーボール 何処行く

雨雷風台風 くしゃみってとこか宇宙作るようなやつだしな

「美しいって毛虫みたいだね」みたいなんだね毛虫は美しくない

細く短い煙たなびく豊島区のたぬき奴は平和でしか無い

スマホの何処にも無い居酒屋の床の涙の成分のキラキラ

クーラーを付け汗流し 忘れてたスイカバー溶けゆく夏のジオラマ

禍々しいほどの缶バッチが腐りゆくエコバックを広げる重さ

火曜の朝全体集会体育座り連峰は長いよ(死ぬ!)

「たまにしか吸わないタバコのエロスって…」彼女が落とす灰はPEACEだ

ひながなも読めない彼と喧嘩する我輩の言語はひらがにゃにゃ

台風の一番端の風飛ばす前髪鉄の女のニキビ

台風最中

台風最中

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-09-08

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