自由に

   



自由にいたくて
目をかいて赤くなって謝るんだごめんね痛かったよね


自由でいたいんだ
僕を駄目だなんて言わないで僕を修正しようとなんかしないで

僕は自分を責めだすんだ
あるとき鏡を見て思うんだどうしてそんな顔してるんだい?

たった一瞬のことに
僕らしくいられたはずなのにそれが僕なのにどうして僕を否定したんだ?こんなに愛してるのに



本当のことを教えてくれるあの人はもういないんだ。

どれだけ皆んなが猫を踏まないよう気をつけていてもたった1人が踏んだらしっぽがとれちゃうんだ


それでそのしっぽは二度と戻ることはないんだ

僕はあの人にいつまでも答えを求めなくちゃいけないの?


  

しっぽをそっくりに作ってくれた人たちがいたんだ

それでだんだんと揺れだして地面を跳ねて猫は立ち直り方をしったんだ

ないものはさようなら

さようならする強さを僕にください

自由に

自由に

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-08-20

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