『海に来たれ』ナポリ民謡新訳歌詞

季節がら「海の日」にちなんで、ナポリ民謡『海に来たれ」の新訳歌詞を作りました。

1 海の風に()かすよ (たお)やかな黒髪

  月の光を浴びて (うる)(すみ)し瞳

  何故(なぜ)に君は気づかぬ 燃ゆるこの胸

  命さえも(いと)わぬ 君のためならば


  眼を()けて 手を()べて

  行こう海へ 波間に ()れる船へと


2 海も空も気まぐれ 想う人の心も 

  今宵(こよい)月は波間に 吹く風さえも(なぎ)

  我が胸は高鳴り 君の窓辺に

  (とど)けよこの歌 愛の調べよ


  眼を開けて 手を伸べて

  行こう海へ 波間に 揺れる船へと 


3 いま(うるわ)しき花も 身に宿る命も

  いつかは散りて果てぬ 運命(さだめ)なるが(ゆえ)

  ひと時をも()しみて 春の盛りをば

  微睡(まどろ)み過ごすな (いと)しき人よ


  さあ目を開けて 手を伸べて

  いざ行かん海へ 波間に 揺れる船へと
 
  
  さあ目を開けて 手を伸べて

  いざ行かん海へ 波間に 揺れる船へと 



☆ イタリア語はローマ字読みに近く、日本人にも発音しやすいです。ネットで検索して唄ってみてください。今世紀最大のテノール歌手、ルチアーノ・パバロッティも唄っています。ぜひお聞きあれ。(いずみ) 

『海に来たれ』ナポリ民謡新訳歌詞

『海に来たれ』ナポリ民謡新訳歌詞

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-07-17

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