悩める兄と恋する姉妹

俺の名前は青山 卓(あおやますぐる)
私立架け橋高校に通う、どこにでもいそうな高校一年生。
だが、俺には一つだけ大きな悩みがある。


それは・・・俺の姉と妹だ。


超ブラコンな姉、青山早希(あおやま さき)と、それを必死に止めようとするツンデレ妹、青山美優(あおやまみゆ)。

そして振り回される俺。


この先一体、何があることやら・・・



初投稿です^^


文章がめっちゃめちゃなとこもあると思いますが、見ていただければ幸いです。

1話 悩める兄と恋する姉妹

父「なあ卓、父さんな、母さんと再婚することになったんだ」



朝一番で衝撃的な発言をした父。



そして固まる俺。



俺「え・・・母さんって、あの母さん・・・?」


父「そうだ。実は最近何回か、母さんと会ってたんだよ。そこで言ったんだ、やり直さないか、ってな。」


俺「そんな急な・・・。」



俺が5歳の頃、両親が離婚し、母さんが姉ちゃんとまだ小さかった妹を連れて出て行った。



男手一つで俺を育ててくれた父。


感謝しなければいけない点はたくさんあるのだが、さすがにこれは突然すぎた。



だが、俺は別に反対はしなかった。



家族は多い方がいいし、なにより久々に姉と妹の姿を拝めるのだ。こんなに嬉しいことはない。



家の荷物を段ボール箱に詰め、再婚をきっかけに父さんが買った新居に向かった。


まったくこの父は・・・、すごいな。



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新居に到着した。



母さんたちはまだ来ていないようだ。



俺は部屋などを確認し、二階の自分の部屋(仮)で自分の荷物を取り出した。



(今日からここに住むのか・・・。)



そんなことを思いながら荷物整理をしていると・・・


ガチャ


玄関が開く音がした。



多分母さんたちが到着したのだろう。



??「わぁー!ひろーい!!」


透き通った声が家じゅうに響いた


この声・・・姉ちゃんか?



??「もう、お姉ちゃん。少し声のボリューム下げてよ。」



この声は・・・多分美優か。


随分大人っぽい声だ、母親に似たのだろう。




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すると突然



ドタドタドタ!



すごい勢いで階段を上ってくる音。



そして俺の部屋の方に足音が近づいてきて・・・




バンッ!!



勢いよく扉が開けられた


音がした方を見てみると・・・、ものすごい美少女がそこにいた。



サラサラな黒髪に整った顔立ち、くびれたウエストにすらりと伸びた足。



俺「・・・えーっと、もしかして姉ちゃん・・・?」


??「・・・っ!」


無言でどんどん近づいてくる。



そして



早希「すぐるーーーーっ!会いたかったーーーーーっ!!」



ものすごい勢いで抱きついてきた。




俺「ちょ・・・姉ちゃん・・・!苦しい・・・っ」


早希「大きくなったね~、それにすごくかっこよくなってる~///」




姉ちゃんは俺の体をぎゅうぎゅう締め付けてくる。


豊満な胸が惜しげもなく当てられて気持ちいい・・・なんて、思ってる場合じゃねえ!!


そんなことをやってたら足音がだんだん部屋に近づいてくるのが聴こえた



美優「ちょっとお姉ちゃん・・・!?なにやってるのよーーっ!!」



美優が姉ちゃんを俺の体から振りほどいた。



早希「えー、別にいいじゃ~ん。ね、卓。」



美優「よくない!全く、お兄ちゃんに会えて嬉しいのは分かるけどさ・・・」



チラチラとこっちに視線を送る美優。



栗色の少しクセッ気があるショートヘアに少し赤らめた頬、やわらかそうな物腰にショートパンツから肉つきの良い脚が伸びていた。




う~ん・・・ナイスバディだ。さすがはわが妹。



美優は、俺が視線を送ると目を逸らし、足早に下に降りて行った。



同じ姉妹でもここまで違うものなのか。



そんなことを思っていると




早希「ねえ、卓。」



姉ちゃんが俺を呼んだ。




俺「何だよ」



早希「これからよろしくね。」




輝いた笑顔でそう言った。






こうしてまた新しく俺達の生活が始まるのであった。



あんなことが起こってしまうなんて、つゆ知らずに・・・。

悩める兄と恋する姉妹

悩める兄と恋する姉妹

  • 小説
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  • 青年向け
更新日
登録日
2013-01-06

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