慈雨と呼べども/新作短歌

慈雨と豪雨、優しさと恐ろしさ、人も同じかこの世相・・。

  
浮世では 暑さ寒さも苦も楽も
  生死さえもが 表裏一体

食べ過ぎて 体を壊す傍らで
  飢えに苦しむ人も多くて

夕飯時 暗いニュースにチャンネルを
 変えても笑えず スウィッチを切る

欲ゆえに 苦しみが増すと説く人も
 欲がなければ生きられぬ世さ

清らかな苦しみなき世に至らんと
 歩む光の路や何処に

まだ清き人の心の灯(ともしび)を
 集めて暗き世を照らしめん

世の悪に染まらぬ若き魂よ
 未来を開け 自らの手で


☆ 想像力を、現実のものに変える力を与えられた生き物、私たち人間。
その一言、その一歩が、今も未来を築き続けているのです。(いずみ)
 
 
  

慈雨と呼べども/新作短歌

慈雨と呼べども/新作短歌

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-07-06

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