母から子へ
「母から子」へ
この地球上の生き物は母から生まれ、子は母になり、また、新しい命を創造する。
母1:朝
母は偉大だ。
朝、家族の誰よりも早く起き、子供3人分の弁当と朝ごはんを準備し、昨夜の洗濯物を居間に干している。毎日。
きっと母はあくびを2,3度しているだろう。その頃、僕は爆睡している。母は一通り朝の仕事を終えると、今度は父、兄、姉、僕を起こしに来る。起こされる方は母の気も知らづ、二度寝を始め、起きるころには遅刻寸前。寝坊したことを子は母のせいにする。父:「やってしもた」、兄:「起こしてって言ったねか」少しキレる。姉:廊下を足音立てながら「ドンドンドンドン」と歩く、文句は言わないがキレている。僕:「なんで、起こしてくれんだん」と母のせい。母はそんなわが子に一言、「ちゃんと起こしたからね」。この一言から朝はちょっとした口げんかになる。
母は朝、起きる時間が別々のわが子らと一対一で口げんかをする。
一回戦:母 対 僕 先攻:僕「電車やば!あと15分しかないねか」日によって違う電車時間攻撃をする。 後攻:母「あんたのせいだねか、弁当できとっから早よ準備して行かれ、ダッシュやダッシュ、気い付けていかれ」北陸訛りの気を付けて、ダッシュで行けと言う、矛盾攻撃。 僕:「・・・・・行ってきまーす!」(ダッシュ) 母の1勝目。
二回戦:母 対 兄 先攻:兄「飯くう時間ないやん!」ご飯が食べれないと言う変な攻撃。 後攻:母「弁当とおにぎりしてあるから、車の中で食べていかれ。車エンジンつけといたよ」至れり尽くせりな攻撃。 兄:「っお、あ、ありがとう、行ってきます」 母の2勝目。
三回戦:母 対 姉 先攻:姉、起きてメイクをし、リビングに顔を出さず廊下を「ドンドンドンドン」、と歩く攻撃。 後攻:母「弁当忘れていかれんな」 姉:階段を「ドンドンドンドン」、靴を履き、玄関の扉を開く、「ガチャ」 戦闘ほうき 母の3勝目。
母は偉大だ。朝から3戦3勝を毎日の用にこなしている。どんな時も母は子供の事を考えて、自分の事はその次で、その次が父で、男は強く生き。女性は優しく生きる。僕の家族はそんなかんじだ。
母1:朝 終わり
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