オーケストラの各楽器
オーケストラの各楽器が喜びを持って、世界の中心で最も熱い音楽を歌い上げる。
生命が凝縮する密度の高い炎で、ヴァイオリンが歌い上げる恋のメロディー。
それに寄り添いバトンを受けるヴィオラの主従関係の慕情。
寄り合う二人の夫婦関係が仲良く信頼関係を持ち寄せる。
人生を高らかに歌い上げる、血と血が混ざり合う太陽のエネルギー。
そのそばから低音のチェロが優しく見守る暖かい心の日光。
その全ての重心を受けおうコントラバスの盛大な底辺の三角形。
何が来ても安定の平常心が貫く、生命の大本営は爆発する。
人生で期待した成果を上げる、弦楽部が寄り添う生命の謳歌に、全身の神経が喜ぶ。
人間の感性がその上で天国の安心に満ちた木管の和音で、全てが昇る天使の響き。
全ての血管の流れを癒やす生命の超越に、人生が喜びに満ちた恋愛劇の光に変換する。
フルートが守護する乙女として、人生の情景を清涼な時空で、空中にオーロラを掛ける。
そのフルートに並んで、人生の伴侶のクラリネットが明るい天の素粒子で舞い上がる、現世の全てを解決させる希望。
明るい生命の誕生を全てから祝福されて光が照らされ、これから将来への喜びを与える。
その時受難の歴史があったのよと、オーボエが哀愁の想いに馳せた。
戦略の先に、ホルンの高らかな主張があり、人生の進路を決定する。
そしてトランペットが開始のパッセージを歌う、人類の琴線が奮い立つ鮮明な赤のパッセージ。
人生の全ての状況を見守り広く見渡す、完全に遠くの河岸から眺める者。それはトロンボーン。
そして全てをまとめる神の代弁者として、人類の方向性を決定する、天才的指揮者の本能。
人類の代弁者が意思を強く持って、世界の夜明けのテーマを全力で歌い上げる。
人生のボルテージがスタンダードな光に満ち溢れて、表舞台へと突撃した。
指揮者が天の力を全身全霊で表現する、原子運動量の高い生命が、嬉しさで昇天する。
人生で一番めでたい福音の絶頂で、全身が天地で十字架となり飛び出していく。
第9の合唱が高いさざ波の現象となって、知性の地平へと幸福の波で、神の調べの機知に富んだ面白き現象の数々を届ける。
爆発する魂の経過で全楽器が合唱する、試練を超えて想いが現実となる奇蹟。
知性が現実の色彩の形となって起こる不可思議な現象に、指揮者は感動のうちに両手を合わせて感謝する。
期待した通りの眺めが楽器の演奏により、この現実世界を塗り替える。
天才の価値観が、世界一新の歴史の色彩で大事に塗り替える。
天と地に実践あるのみの歴史が、第9の人類皆兄弟となり、地球の喜びが再現されていく。
人生で色彩が新しく生まれ変わって、この世に初めての第9が初演されている。
トランペットが高音で高らかに歌い、クライマックスの喜びに、人生が昇天し生きて来て良かったと思えた。
全ての情が一つの幸せに向けて昇天する光の源。
人生はオーケストラの個々の神のエネルギーによって成立するのです。
完全な人生の光が、全ての人間に与えられた。
満場の喜びと共に、人生経験がこの時空で解決する安心。
オーケストラの各楽器