ベートーベンの歌劇

人生を美しく実りのあるものにするのは、音楽が必要です。
ベートーベンの歌劇は熱狂の革命児のようなカオスが一点に集中して、熱を集約していく。
人生を懸けた魂の森羅万象の対位法で、調和した原始仏典を語る。
人間の赤裸々な感情を表に出して放熱するパスワード。
天ノ川を見上げると、音の流星がオペラハウスで冴え渡る一点集中の劇場化。
人生で一番美しい音楽を奏でて、究めてエネルギーの高い熱の塊が、神様の手で塗り返し遺伝子が蘇生していく。
音楽の創造者は見事なからくりの仕組みを、万有引力の法則で、時計モザイクのような精密さで挑戦する。
人間を歌い上げる丁寧なミラクルに、地球の海は沸点へと高鳴る。
心臓が血流を送り出し、全身の細胞を歌い上げ世紀の一戦で燃え盛る。
この情熱のムービングが、世界の中心に己のバイオリンを解き放つ。
人間の音魂が精神的なエネルギーを一気に高め、充実した対位法は頂点へと昇り、光が天地を満たす。
全てが救われて過去の記憶は意味のある形式となり、現世の音が弾けていく。
ハープが煌びやかに横へと地平一杯に広がり、両手が無限の才能を獲得する。
弦が一層の輝きで生命の極地へと押し広げる、源はミューズの信念。
全ての情熱は駆け上がり頂点へ迎える、指揮者の熱い思い。
可能な限り原子核を融合させ熱量を放出し魂を奮い立たせる。原子が劇場を感化し、舞台に神様が降り立つ。
人間の喜びの中に一世一代の演技が炎の中へと、歌手は無限の感情を高める。
人間の完成へと向けて、熟練した理性の時空が広がり、暖かな太陽が照らす。
赤い太陽が照りつけて、人類に全ての幸福をもたらす恵み。
人間の光が、太陽という原点から機軸し、全神経が喜びに溢れる。
人情の恩を感じてきた経験値で、生命の羅針盤が天へと階段を一つづつ昇り革新していく。
万物の方程式は舞台から天空へ向けて放射され、光が真っ赤に輝き、人生経験を照らしほのぼのと肉体は熱くなり恋をしている。
囁く神秘の言葉が、天の声になって、現世が全て無になっていく。
無に変化していく全ての事象に、景色を一変させるだけの知性の究極があった。
この世界の中心に、光で全体が完全に調和していく。
光の調和の先に完全な原理があり、音楽がそれに同期して喜びが爆発する。
人の心を無限に解き放つ指揮者の完全な腕振りで、聖なる革命児は太陽になる。
全ての情が完全な筋書きで、一つの方向へ導き、本に書きめて人間の音楽史が塗り返される。
人生を一つの音の魂で還元していく。
この世に復活した人間は劇場で燃えて喜びへと、完全な物語ができあがったのです。
さあ、原子が全て調和して満たされる人間の本能。
この頂点で人間の創造は完成され、生命が誕生するのです。
新しい生命が全く高鳴る次元で、天才を創造していくのです。