芸術家

芸術家

人生において詩を書く事にどういう意味があるのでしょうか。何も感じない無心の状態で、世界の図形記号を細かく表現してみる。
この世にたった一つの文体を発明する静寂の中で、己との自己対話により進めていく調性の神秘。
詩人の心は宇宙の様々なダイナミズムで反応し生まれ変わっていく。
人間の遺伝子を構成する神秘の文言を唱えて、ひたすら筆を使い図面を描いていく。
人間が生まれながらにして持っている筆の微細なタッチで、絶妙に回転しなめらかに描く一期一会の神秘。
宇宙に隠れた深部に宿る魂の漂流に、奇蹟のペンは本領を発揮する。
冒険する野心の中に、人間の苦難の後の完全に調和された、数学的均衡の楽園があります。
静寂な音の無い神秘な空間に、天使が機知に富んだペンの躍動性を表現し、羽根がふわりと動き初めた。
この世に神秘な天使の羽根を描く詩人の完成された感性。
天才の感情の揺らぎを、閃きで情緒に揺れる温度で明滅するさざ波が白くなり、雪の中でメシアが誕生する。
湖面に揺らめくバイオリズムで、筆を無重力でタッチする。
表面張力で持ち上がる昇天で、詩人の心が躍動し、赤色がにじんで滲み出る。
人の心を奪う芸術の領域で、生命の甘い気だるさをキャンバスに、真っ白な色彩のトーンで繊細に表現する。
多段的なフーガで積み重なる音階の湖面にさざ波が打ち寄せ、人間の心に色彩を与えた。
音のトーンを調律し、耳が分析する天と地の回転エネルギーで、精密な楽器がかがり火をぽっと灯す。
人間の心に色彩を与えた手先のタッチが、誰も感じた事の無い強度でしなって閃く原画の円弧。
人間の指で筆を使い全ての素粒子を水々しく表現する。
芸能の天地にかすめる人工衛星。筋肉を懸命に動かして垂れる生命の汗の結露。
人生を懸けて考え抜いた思想の結晶が、天使の囁やきで、知性の部屋に想像の銀河が灯された。
嬉しき生命の血が流れて、原子時計を表現する手触りで分解する音楽。
この世に漂流する原子の音楽をレコーダーに録って歴史の一ページにします。
色彩も音楽も全ては原子と原子がこすれる音の発生で、地球の自然現象がメモリアルな陶酔の激情でジャンプする。
人生のピストン運動で、小説家の揺れる心の針が微細な信号で振れて、原子をそっと浜辺の砂の中に隠します。
この世で起こった事は全て忘れて、原子時計の中の原子をじっと見つめた。
原子の動きを見る事でしか癒やす事ができない、細かな神経のもつれに、人間が描く色彩の形状があった。
全てが流れていく。
回転する丸みのある粒子のエネルギー伝達。天の閃きで白雪を降らし、世界にメシアの誕生を告げる。
芸術を感覚する神経の形跡に、フォトンが奏でる音楽のリズムで、満面に被写体が初波となります。
パスワードの形状が、人生を生き抜いて丸くなって来ました。
革命の中で叫び、色彩の無限セオリーが点と点の中で波形を起こす。
この世は芸術家でできている。
色彩を塗る人間は小細工の貝の模様に魅せられて、そっと青空を見つめた。
芸術家のパターンで無限の光がぱーっと煌めく。
その芸術家の生き様に感銘する。
さあ、芸術家になって人間のあらゆる心を表現しなさい。

芸術家

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-06-07

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