涙

宇宙を一人ぼんやりと眺めて私の存在意義について黙想している。
人生で一輪の花を咲かせた最も美しい光景で、神様に祈るあなたが本当に可愛らしかった。
私の人生に炎を灯したあなたのスイッチがもう挑戦的命題で、ひとしきり雪が降っています。
あなたの恩情に、私は命が報われ、一つ一つ可能な限りに祈りの結果を凝縮しているのです。
人生に花を咲かせたあなたの一つの情景に光が満ち溢れて、神様の一つの祈りの中に雪が溶けるのを見たのです。
人生に一つの挑戦の闘いの爆発で、起死回生の生命の復活劇に心が興奮する。
興奮した後に燃え盛る音型のリズムに、教会の壇上で天空のメシアと対面する巫女がいた。
巫女は一言一言語り掛ける生命の伝導歌を、しんみりと懐が暖かく、ほんのり神様の創世記の説話を行うのです。
伝説の中に本当に考え悩み抜いた種子があり、門答の中に神様の哀情の慈悲深い表情で微かに滴る涙。
宇宙に一滴の涙が浮かんで飛翔し軽やかに舞っていきます。
この世で一かけらの微熱の中に、一潮の情緒が魂の中で漂流している。
祈りの熱いかけらが漂流して、一体何処に行き着くのでしょう。
もう一つの真実の中に、神様を祈った本当の赤裸々な涙があり、しんしんと究めた一滴を見つめ感動する巫女がいた。
人間の中にはあなたが流した一滴の涙に、そっと静かに舞い上がる経文が一文章ごとにキラキラと輝いている。
あなたを泣かした私が間違いだったのでしょうか。
人間として罪の意識が爽やかに、海を涙で一杯に満たしていく初潮の微熱。
一杯に、神様の涙を溜めたこの景色はいつか必ず来る道。
人生に哀歌でさめざめと祈らなければならない。海はさざ波で一つの模範解答を用意したのです。
人生で一番美しい涙を流したあなたは光に溢れ、この世で救世主になった。
海の表面を微かに揺らしたあなたの微熱が許せなかった。
宇宙にさざ波が伝導し、愛に晴れ渡る光景を伝えています。
この世は一つの伝説の中で、本気の情熱の祈りを捧げ、海面が微かに波を立てるのを待っている。
人の世に一つの情が機微の中に揺れて、花びらが宙に手を伸ばし指差している。
手の先が神様の涙に、一つの薄明の吐露で本当に濡れている。
一つの伝説が一つの始り、一つの祈りに全く見た事のない心が、宇宙に神様の涙で照らされている。
宇宙で誰も感じた事のない感情の中で、一回限りの人生の道に、一回だけの本気の涙があった。
人生に一回限りの起死回生の逆転劇を実践し、神様にお祈りしています。
人間が禅門答の言葉の静謐さで、生命としての回復の道に光が指し、巫女が一人でしくしくと泣いている。
あなたを怒らせた私が間違いだったのでしょう。
微熱の中に誰にも見られたくない涙の結晶が、これから海を微かに波立たせるのをお待ちしています。
全ての人生経験の積み重ねで、天地の中にさざ波が初めての涙を知って、はっと宇宙を見上げる事しか、いけません。
あなたにはあなたにしかできない祈りがあります。
神様が作り構築した祈りの階段に、夜明けの光が生まれています。
もう一つの生命が産まれた情熱の中に、神様が流した本当の涙に、私はもう生きていいのでしょうか。
人生に昨日来た道は無いのです。神様が慈悲深い心で私だけの為に泣いてくれた。
人生に一つの光があった。涙の中に宇宙の微熱があった。 
涙の中に一つの微熱があり、人生の謎を解き明かしたのです。
神様にお祈りしているあなたは、真実の未来の可能性にうきうきしている。
人生で救世主の挑戦状を受けた人間は、聖書の光を見つめ、そっと情熱の中に沈んでいく。
一人この世の中で、記憶の祈りに深く語り始めます。
あなたの中に神様の愛した涙があったのです。
ああ、あなたは泣いている。ああ、なぜなのですか。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-06-07

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