真紅のフェラーリ
赤き真紅のフェラーリが、薄暗い闇の中から幽玄に浮かび上がる全体像には、救い主の色彩が明滅する。
この世を明るくした彼女は魅力的なボディラインで誘惑する真心の吐露。
この世を超えた秘密を知る、行者の甘い蜜の中に異宝があり、その駆動力の凄まじいエンジンで真理をひっくり返そうとしている。
一つ一つ丹念に細かな部材を組み合わせ、微妙な神経細胞が全く新しい配合でブレンドされ、美しい響きが奏でられる。
人生の記憶の意味を一新させようとしている。
フェラーリを創造する努力と汗の結晶に敬礼する。人を敬う気持ちを誘発され、部材は一つ一つ意思を持ち、傑作エンジンが組み合わされる。
作る為には紙とペンだけで、人の頭の中のイメージ画が創造されていく。
安寧な心象絵画の中で、一心に手を合わせ祈る巫女がいて、神の子の代筆を受け給われ、人生の記憶のパーツが神妙に組み合わされる。
人が来た道の中に、誰も見られる事のなかった偉人のか細きパーツがあり、初めてピストンがシリンダーヘッドを叩く時、救世主が流麗な色彩が創造された。
無限に発色する色彩の発散で飛び散る神皇が、北極星を宇宙紀元で初めて動かせたのです。
フェラーリのエンジンの光が一斉に、北極星の中心軸に向けてけたたましい音響を鳴らす、一つ一つの爆発が、天地を微かに色めき立たせる。
駆動形が神妙なリズムの同期軸で、シリンダーヘッドを叩く。
新しい爆発光の夢幻に煌めく気だるさで、救世主の頭上に天使が舞い上がり、光を創造主の初年にリセットした。
遠くに救世主が誕生した産声を聞いた。微かにフェラーリが発進する車体の凄まじい加速で悟らせ奏でる。
宇宙がまだ青いうちに、琴線のパラメータが浮かび光が起き上がる、情熱の炎の真紅のフェラーリ。
なめらかに素早く曲がる、美しき車体の寸分も狂わず正しく同期するハンドルの記憶は、浜辺に打ち寄せる海の熱いさざ波。
人間が語る真実の中にもう一つの赤を発色し、光を起こしたエンジンの爆発力が、天へと続く円形の筒の大空。
人間の中に真実のパッションの爆発で、華麗なテクニックで飛び散るアバンチュール。
創造と同期する北極星の光が、フェラーリの車体をふわーっと闇から浮かび上がらせる。人生で一番の美しさを信じる時に、マリアが手を合わせ神様にお祈りをしている。
人生のエンジンの爆発回数を数えてみた時、真実のか細き手で一つ一つの筆記体が揺らめいて、現象の中に一枚のゆりの花びらが咲き誇り、フェラーリの伝説が煌めき飛び散っていく。
この真実の中に魔法の言霊の濡が流れた。
宇宙空間の中に初めてフェラーリが自由自在に泳いでいる。
宇宙で目に見えない振動を聞くたびに、気持ち良かった大好きな音譜の叫びの炸裂で、フェラーリの意思が高音の絶唱へと感化されていく。
この狂おしい程に美しいラインのボディに、ブラックホールの無限が発散されている。
人間の最も愛してやまないボディの流れて行く、濡の微熱の中心点で、今まさに着火したのです。
とんでもない事をしでかした思想の最もスイッチの頂点に、フェラーリが誰も見た事のない、究極に磨き上げられた技術のパワーが集大成として、己の全身全霊が神様に委ねられた。
物凄い爆音が渦の中で華麗に飛び散る、人間の知性の集積で暴れる野性。
人生で初めてフェラーリを走らせた人間が、狂喜の最中に己の無意識の言葉の羅列で花びらが開く、その時マリアがそっとお祈りしていた。
あなたを高めた高濃度の車体の動力性能が、必要最小限での無限のピストンの積み重ねに、大音量の神様の肉声が出現する。
真剣な気持ちでお祈りするフェラーリの発射性能に、人生で最も感動的な感覚が意思を持つ嬉しさで、手の中に極めて優れたエンジンが回転している。
この記憶の積み重ねの努力が集大成として、人間の思想を超えたエンジンの神妙な機構が、初めてアタッカでシリンダーヘッドを打ちつけた。
待ちに待ったエネルギーの発生機構の色彩で、フェラーリの龍が立ち昇る。
全体像の傑物したラインを、ゆりの花で浮かべたフェラーリ車軸の中に、一つの逸した運動司令塔があった。
世界の中に最も美しい機構がこの車体には秘められた意思としてあったのです。
真紅のフェラーリ