フェラーリ
この世界を明るく照らす、真っ白な頭の空白の実存で、真紅のフェラーリが走っている。
世界を照らす一筋の光が、未来への挑戦的思想が図面上に、天才的発想性が御手の中から出現する。
車体を構成する煌めくラインから、酔い知れるイタリアの色気に、人間を上位へと昇らせる混在が、宇宙に一つの量子から創造される。
一つの量子から多種多様に変容する車体で表現される技術の結晶。
人間の本気の思想がふとした時、無限に飛翔し駆けめぐる、オアシスの中に一滴のエスプレッソ。
ひたむきに技術を磨き結露する、己の爆発的熱心さに、宗教は一神的に祀りあげられていく。
この情熱の炎の中で燃え上がる、人間技の転開手法のめまぐるしい変化のパターンに、情熱のカオスは空へと舞い上がり全天に輝きの一星。
フェラーリの魅力的な構成に、ふと宇宙で唯一の赤の血色が騒ぐパワーで、血流が巡り本気の色気にざわめく命の伝道師。
宇宙があなたを中心にして回転するパノラマで、銀河が微かに声を発したのです。
宇宙を愛したようにフェラーリを愛してください。
この発振するパルスの機動性能が、挑戦的眼差しで夜明けの鐘を鳴らすのです。
夜明けのゴルゴダの丘に鳴り響くフェラーリの微かなふるえに、マリアは手を合わせお祈りしています。
我の受難を救い給え、天才設計者の囁やきに精霊が宇宙へ舞い上がる、ひらっと才能が降誕した。
宇宙のさざ波がフェラーリのエンジンのピストンと同期する。得体の知れない無限エンジンのスターターで、立ち昇る夢のオーラに、宇宙はひそやかに囁いた。
発振せよ。爆発する轟音の渦の中で、マリアが一心にお祈りしている、聖堂の青い間の静謐。
人の心を自在に操るマリアの手の中に、輝く量子が今まさに生まれている。
人間の中に誰も知らなかったフェラーリが闇の中から発進する、目映く輝き人生を走る車体。
浮かび上がるアルゴリズムが原点回帰する、自然発生的天使の発声練習で、甲高い声が突き上げる、我を見捨て給う受難の歴史に、まざまざと鮮烈的に浮かび上がるフェラーリ。
人間技の挑戦的ペンの命題にパターを駆ける。生命を駆動する創造ピストンは、フェラーリという神様に愛された大器を煌めかし、細部に宿る情熱を一つに凝縮させたピストン。
シリンダーがヘッドを叩く突き上げる、雄叫びの中の幻想の炎に、真実を見たのです。
神様が愛の中に真実を見たように、フェラーリが青い湖の中にたゆたんでいる。
ひとたび神様の中で、美しき悲鳴のか細き声が一念のさざ波で、はっと宇宙にたゆたむ白い雲になっていったのです。
この世の救世主の存在を確かめ合うように、人生を吐露したマリアが正しき幻想にすとんと納得して、今まさにドラマとなっていく。
夢を語ったあなたの筋道で一つの真実がふと戸を叩く、真紅のフェラーリが走行し舞い上がる色彩のパルス。
人生の明るさが発振していく発色パターンで、色彩が己の色彩を知ったのです。
人生の中に駆動系の起動パターンを、人生の賛歌に重ね合わせ、遠く彼方のこだまが宇宙へと突き上げる。
この不可思議な現象でか細い御手の中に、人生の真実が舞い降りた。
この世の真紅の真実が、フェラーリを明るみにした計り知れないパッションで、一筋の光をよこした神様に感謝いたします。
努力のにじんだ造型美の中に、一つの不可思議な現象が二つ四つへと変容する秘められた儀式。
儀式の中に静謐な形状の、フェラーリの命掛けの手工芸品が傑物化している。
この凶暴に爆発する青空に響き渡るパルスの発振性で、宇宙を今まさに作ろうとした男がいた。
楽園の広場での観衆のざわめきに、フェラーリのなめらかな飛翔が降り立つ。
人間を魅力的に色めき立たせる車体の突飛な戦闘態勢の攻撃。
宇宙を本気で燃え盛らせた命の静けさの中で、フェラーリのエンジンパルスが発振する。
超人的な技術の傑物の最中で、青空のヒラエルギーに雫が滴る、なめやかな機体は青空へと浮かび上がる現象を、ただただお祈りする。
人間の中にゴルゴダの救いの指図が巧妙に、車体の神秘の儀式で青空になっていく。
フェラーリ