アトリエ
誰も知らぬ無人島で暮らす意味とは一体何なのか。
それは理性が成せる想像力の中に、一番理想的なアトリエを作る為なのです。
思想は色彩と温度を持ち自由自在に動き初め、己が語り始める一枚の花びらに、全宇宙は二つへと分裂し始めた。
ミケランジェロはシスティナ礼拝堂で聖母マリアを描く。生命が溶ける温度を確かめる為に。
その教会の一室にアトリエを作り、全人生の経験を語り始める言葉の無意識の羅列に、最新鋭の芸術で虹色の設計図を描き始め、天才の筆が生まれた。
アトリエが単純なモティーフから、美しい円形の建築物へと創造し直され、個性が暴かれた野性でオーディエンスの心を捉えた。
複雑なラインの種子が大空へと飛翔し、目映い芽が開き初め、天ノ川の中枢でシンプルな形状を一つ一つ構築していく。
設計者は宇宙の始まりの時点での、微かな思想の色彩をキャンパスに描いていく。
これから天才の仕技で新芽が開き花を咲かすのを、今かと待ち受ける。
そっと花に向けて手かざしで愛情を送り伝導する。すると神様の花が開いて白く発酵し人生の君が代を斉唱した。
アトリエが自我を持ち意思の力でそっと己の分身を育てていく。
地上の楽園にアトリエの室内構造を模写し複製化していく。
遺伝子が設計図の中で脈々と生き始め、生命の意味を真摯に唱えた。
お経の中で一つに列挙したラインで美しく、現実の色彩が感化されていく。
アトリエで自ら生まれて、創造という信念の礎に誰も見た事のない色彩をキャンパスに書きなぐっていく。
生命が歌う神掛かった花の一つ本当の真実。
散らぬが花の人生で、年齢により感化された直感のしぶきが上がる。
努力の結晶がろうそくの灯火の赤色に沈み、想像上の生き物が年を追う事に進化していく。
宇宙が浮かび上がる大次元の素晴らしい予感。時空が姫君の清潔性に清められ、アトリエを進化させ赤から青へと色彩が変化していく。
人間の中に単純な思想が一つ一つの努力の時間的経過によって発展し、アトリエの模様が洗練されていくのです。
この響きは誰が思想して考え初め、形状のある認識へと意味を与えたというのか。
磨き清められた、ただ命を懸けて描く機能美の中に、一つの単純なモティーフを積み上げて発展させ、とんでもない事をし始める。
この常軌を逸した設計図に輝く線の奇蹟の光を呆然と人々は見つめ、一つの言葉が今から生まれようとしています。
設計図の線に魂が宿り意思を持って生き始め、自己増殖して変身し誰も見た事のない生物へ進化していく。
設計図面と実際のアトリエの建築物が完全にリンクし、本当の叫びの光で変身し全く変化し続ける色彩の形状は、ついに誰も見た事のない意識の次元へと到達する。
意識の期待値が、実際の数式の模様へと浮かび上がる。
混在のカオスが列挙された、文字の色彩が輝度を増してロマンの頂点へと迎えた。
全宇宙の色彩で一つの人生の歌を筆記した時、巫女は驚いて設計図を見直し、宇宙の実相を修正しなくてはならない必要性に駆られ、パレットに人類が未だに手にした事のない色彩を調合した。
それは人類の救いの色彩で、それを見た人間は浮き始めて生まれ変わるのです。
人間を愛したあなたのたまて箱の中で、無限の色彩があなたの出現をお待ちしています。
人間の中に一つの恩情を与えた、実体験に基づくパトスの出現に時代は変化し、今を生きる人類の未だ思想した事のないアトリエの模様で、建築学の常軌を逸していく御姿。
生命を与えたあなたが本物なのか。それはアトリエを設計した主人のみが知っている。
アトリエの中で生まれたばかりの色彩が複製し自己増殖している。
宇宙を自己増殖する巫女の祈りの御姿に、神様の意図がまざまざと写しだされた。
待望のメシアの救済の色彩が増幅して、パトスが一つの的に向けて打ち始めた。
生命が産まれた絵が天望に広がる。生まれて初めてアトリエを望むこの期待感に、生命がまた神に愛された子宮へと帰っていく。
人間の中にもう一人の人間が生まれ、メシアがアトリエに向けて手をかざし、全ての記憶をリセットしていくのです。
この世が生まれ変わる情景を見た人間は、神の選任を受けた民の系譜で、救済の言葉を語った。
アトリエ