ロッククライミング

地球史は太古から歴史を積み重ね、宇宙の少年から大人になろうと、時間と努力を重ねるのです。
人間は宇宙年齢の長い時空の中にいて、全生物は生と死を繰り返し受け継いだ。
地層の歴史を遠く離れて見つめる時、時空は幾層にも情熱をつぎこみ化学結合し分解して、破片になった魂は行き当ても無く彷徨い、闇の中に救いの光を見いだす、的を見つけた魂。
何億年の歴史が一つの精魂の凝縮として、全年月を使い果たした己の迸りをぶつけ散らし、生命の本堂へと参りました。
宇宙をぶっ潰した人間は一体誰なのか。
幸せへの道を見つけましたか。この究極の問い掛けに、何千メートルと高くそびえる地層を一つ一つよじ登っていく時、地球史を逆さまにして時代を若返らせていく。
何という荘厳な宇宙にそびえる経典で、輝かしい御念仏を一つ一つ唱える、この世に見えない仮想世界のアルゴリズム。
宇宙の特異点は、地球の歴史の原典に向けて、46億年の諸々の現象を起こし活性化させ、自然は大きく変化して安定し、時空を満月で満たしていく。
宇宙の年齢に立ち、地球史を展望するパノラマ的新冥界に、一人昂然と巨大な歴史書が屹立する。魂を清める所作に私という一人の人間は生きている。
人間は遠く彼方に過ぎ去った、地球の只事ではない苦労話を説明される。
人間の例えようもない長い歴史感に、人間をやり続けてきた努力の結晶を、この46億年の地層に記さなければならない。
ごつごつとした岩肌の逞しき経験の跡に、人生はモティーフの無限の提示と発展の方向付けをして、生命の凝縮が燃え盛り散っていく、例えようのない美しさに、本能の狂乱で特攻していく。
宇宙の全て系譜してきた思想の数々に、人間の進化の行き着いた頂点へと今到達した。
さあ、人類の系譜の全てが、ここにある喜びにそっと触れてみる。
生きた情熱の数々に、人間の思想は地層の表面のいかつさに乗っ掛かる。宇宙の謎を解き放つ、行ってはならない、一線の外側へと地層の壁は歩き始めた。
人間は初めて見る事になる地層が盛大に地球を歩く大ミッション。
この歴史的大偉業に、宇宙は少し動き初め向きを変えたのかもしれない。
一人の人間の所在を確認する為に、地球の全地層史をひっくるめた進化の為の系譜を、一人の男に伝えたのです。
一人の男は地層の険しい岩を、巧みなテクニックで乗り越えていく大事業に、雲の中の生き神様が応援歌を歌い励ます。
力と力のぶつかり合いで本流となった源の岩。
さあ、岩が燃えている本能の行き着いた先に、人間の類い稀なパッションが蠢き、全ての細胞が燃えた。
岩にミッションを課せられた、男の最高潮の興奮と熱情で登りつめた先の、大きな誰も見た事の無い情景を見つめ、火の玉の宇宙が初めて燃えて語ります。
地層の修羅場に耐えた、宇宙の少年が見上げると、先鋭的な現在の時代が見えてきました。
46億年を一人で一日かけて登りつめた男には、最大級の讃歌でたゆたう雲が無限に別れて、一つ一つの御言葉を語る。
さあ、現代の地層に全身全霊で辿り着いた、人間の意思の最前線が、ここに一つにまとまりました。
地球史を初めて征服した、誰も真似できない革命的事業に、命を燃やした新しき時代が、この地球史を全て見渡す、とてつもない時空のモネの睡蓮画。
地球の地層の先には、これから人類の待ち望んだ未来があります。
歴史とは叡智の記憶で満たされ、時代の断片が一つにまとまる。モノポリーの単一性から複素数の複雑性へと多様化した、思想の形態で模倣していく。
人としての未来への可能性は、一つまた一つと増えていったのです。
書き続ける地球史の長い年月の思想で、これからの歴史的大事業に、人間の総決算のパワーエンジンが、今初めて動き始めたのです。
地球史の歴史が厳そかに動き、望みを果たそうと激情の彼方に爆発する。
宇宙の預言をけたたましい音で突き動かし、生命の頂点への挑戦に、一つにまとまる人間の頂上は、全く見事に晴れ渡っていました。
さあ、46億年の次への新たな時代に進みましょう。