宇宙の中にもう一つの人生を隠したのは誰なのですか。

宇宙の中にもう一つの人生を隠したのは誰なのですか。

宇宙の中に、もう一つの人生を隠したのは誰なのですか。
それとも宇宙の中に、もう一つの人間を隠したのでしょうか。
宇宙遊泳しているあなたは人間の中で一番美しい御方で、自分が語る言葉を本当に大事にしている。
宇宙の暗闇に幾億の星達が輝き、無限の祈りの道を私に照らし、この生きとし生ける者がそっと手で星を掴む時、銀河が少し手の温かさで、熱くなったのです。
人間がこの世を動かし、手で我の宇宙を広げてみる時、少しだけ創造主の微熱を感じたのかもしれません。
そって手でアンドロメダ銀河を我の元へと近づけた。 
この世は全く全体が我の前で明るくなって、超新星の輝きに、うっとりと生命の鼓動は高鳴るのです。
宇宙の鼓動のさざ波が、音波を深遠の時空へと伝える、新世紀のオリエンタル。
全人生の楽器で音場を鳴らす人間の魂に、本場のオーケストラは力を出し切り、宇宙を微かに動かそうと手で広げてみた。
確かに宇宙が少しづつ少しづつ動いている。人類が見た事のない情景に、この光は宇宙の外に漏れているのでしょうと、私の手触りで確かに感じ、自分の手を見つめると、そこには宇宙があった。
宇宙に無限の才能があり、一つの枝葉から無限に枝分かれていく閃きに、全ての人間は原始の言葉に還っていく。
宇宙は我の手に無限の才能を与え、一つが無限へと分裂し、生命の叙情歌が星空に満天の輝きで本流する。
あなたの手で宇宙を動かす事ができる。
そっと宇宙の塵から、それを丁寧に寄せ集め一つ一つ丹念に大きな塊へと合わせていく、全人生で一番美しい超新星へと。
内側は高熱の塊で凝縮した究極のエネルギーで燃え盛り、外側は青く妖艶な美しい御姿で、清らかな光を放っている。
この世を不可思議な静寂さで満たし、ダイナミズムを高めさせたのは、宇宙を動かしてしまったあなたなのです。
全く誰も見た事のない澄んだ光を、天空へと放射する全天明快な劇場で、星達の容姿に魅せられ、強く強く抱きしめて愛し尽くすのです。
その時、神のぬくもりが手の感触として、宇宙の全景をまざまざと照らし初め、この光が一人の救世主を照らすのです。
人間にその神秘な言葉を語り掛けるのは一体誰なのか。
人間の野望が誰も視覚した事のない情景で、我の前にメシアを投影していく。
宇宙はもう少し大きくなって欲しいと思い、手でこじ開けてみました。
深部には人類の見た事の無いマリアの御姿があり、そっと私を不可思議な微笑で答えます。
この世に私を生かしたのは、あなたの突き抜けた色気と、青空を突き進む想像性の賜物なのです。
人間にその自由自在に飛び散る感応性を与えた、天性の明星の中の美しき小さな手を、あなたは憶えています。
宇宙にそっと人間としての一人の存在性に、生命がにょきっと己への対話を初め、宇宙の外側の美しきマリアの御姿をじっと見つめている。
静寂の日だまりの中にマリアは私の表情をじっと見つめ、そしてにこっと微笑する。
この記憶は何か昔に見た事がある、そう母親の内なる胎児の時の情景に、メシアはそっとあなたの肩を叩くのです。
人間が生まれる時の音が鳴っている。
この音に音の波が漂い合い、さざ波が宇宙の外側の深遠へと流れて行く、その先に創造主の母胎があった。
ここは全ての物質が生まれる所で、無限の創造が行われていく時空。
宇宙に一つの真実があった。
宇宙の初期の状態で、そっと御言葉を語る時、そこに全人生を懸けて追い求めた人類傑作の書物があった。
生命が産まれる場所には、神の手触りで愛した素粒子のさざ波があり、この時空に癒やしのメタファーが一つから無限へと変容した。
宇宙の創造主の母胎は微かに動き熱を持ち、一人の救世主を創った、そして宇宙が一つ産まれて動き始めたのです。
動く一人の救世主は全人類を創り罪を取り除き、晴れ渡る宇宙に浮かび救われている。

宇宙の中にもう一つの人生を隠したのは誰なのですか。

宇宙の中にもう一つの人生を隠したのは誰なのですか。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-06-06

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