指揮者一筋
指揮者一筋でやってきた芸能の傑作詩。宇宙に人間の鼓動が響き渡り、初波が天地に降誕します。
時間を積み重ねた芸術が感性の記憶の一片で、全ての体験が、一人の人間新約聖書になっていく。
人生を懸けて筆記されたスコアを再現し丹念に磨く命の指揮棒。
人生を表現するには全ての文字の羅列を記憶化する、モチーフの発展で無限の発芽を、表象世界に神の御言葉が現れる。
時間を掛けて一語を積み重ねた音の歴史が、三原色の組み合わせで虹色の発色を行う。
人生の音が鳴り初め、ユニゾンの音響美学が傑作の道を辿っていくのです。
全ての現象が手の表情で解明され、行使列伝の意思でミッションの達成を預言する。
指揮棒を握って60年の記憶が、究極に凝縮した魂の一点に、血が傑作を記す。
この手を伸ばした先に究めて美しき天使の翼が羽ばたき、音楽の一音譜を宙に謎を期する、雲の白い憧憬。
期待した通りの音のドラマが、血を流す努力の中に、一雫のパワートレインがあった。
指揮者の無限に沈む星光を一点に集めてエネルギーを高め、人間が創造した一番美しいエネルギーを凝縮する。
命を懸けた音譜の系譜は4000年の不屈の精神が宿り、指揮の表現媒体は雲。
青空をたゆたう雲のように人智を超越し、苦労をこの一音に匠の磨き練った炸裂する魂の血色に表す。
文字でできた記憶のパーツが万天の星光の中で、一つのメシアは誕生した。
メシアよ、我を完全に解脱させ給え。
キリストが手を振り音楽を表現すると、大海の知性の一音から、人間技で磨いた心の修行の完成形が現れた。
期する者の課題試験に答えをだした修行僧は手を宙に広げて、遠く彼方の北極星からパワーを頂くのです。
命を懸けた望遠の美しき少女の幻想は、この一期一会の中に人間の意味を見つける。
指揮者は宇宙の果てに音の行方を探し求める。注意深い根性で、その時万天の星々が指揮棒に集中する。
この連動的作法の究極の傑物が、謎めいた指揮棒の先で表象化される。
命のドラマを与えたメシアの地球儀が回転し、神的モチーフでサイコロを振って超自然的な発展を行う。
期する者の一音の行方に、謎の文字が解答を与える、抜けて抜けていった受精卵の誕生。
神様が宿る指揮者が一音を振り降ろしメシアが現れた。
生命という現象が音像によって解明されていく。
音楽を作る人間の認識作用の形状が、ひたむきな歴史小説の一文を書かせた。
精神を磨き上げる作用で、天体が動き戯れる指揮者の移動は十字の生命線の中に、本当のリズムがあったのです。
この世の中に指揮者はなぜ存在するのか。この不可思議な現象を見れば良くわかります。
全ての音を天へと捧げる、一つの祈りが高い次元に、素粒子の躍動で凝縮と開放を行う。
この世の全ての現象を解明する、指揮者の期待性に懸けたエネルギーが、生きていて良かったになる。
全ての素粒子が、指揮者の想像力によって躍動し、無限の色の言葉の中に、天体が誕生する。
この世の中に初めて、音楽の生き様がスコアを超えて次元が高くなった。
誰も見た事の無い秘められた色の情景で、誠実に人生を語る人間がいました。
人間の人生の音楽が鳴り響き精神が統一されていきます。
この世をまた初める準備はできています。
指揮者一筋