灯籠

灯籠

灯籠が確かにここにあったと文献には記載されているが、現在は存在しない不可思議な事件。
一体何処へ行ってしまったのでしょう。
灯籠がここにしか無いユニークな形状で立っていたとする歴史文献のみがあり、実際どんな形をしていたのか興味があります。
この灯籠を復活させる為には、一体どのように思想すればいいのか。
この世界に失われた貴重な文化遺産を再生する為に、国立図書館に行って人類の英知の数々を触れに行く。
国立図書館には人間が思想してきた自由自在の宇宙があって、文字と図面として残っている。
期待していたように、灯籠に関する情報が載っている、この精密な図面の数々に彫られた文字の森羅万象の宇宙。
石工物を組み上げた、人智を超えた建造物の文化が、適格に表象される万象宇宙の象形文字。
灯す明かりの精緻な機構をした石の台座。
光の灯火に人間の心は癒やされ、回復の道を歩くのです。
我が寺の失われた火の抽象画を復活させるべく、筆写の模写を探し当てる。
宝珠には何と我が寺院の筆跡があり、時代性もきっちり合致いたします。
その文字には現世に復活を待ち望んだ灯籠の現象が、文化15年に創られたとの筆跡があり、石の歴史的建築物の絶対的な傑作の数々。
この寺に昔存在していた、仏性が宿る魂の傑作を、図面で眺めると、あまりの美しさに感動します。
この世に光を与えた歴史的年月を乗り越えた、石の磨き抜かれた才知の期待性に、天地で独座大雄峰する。
図面を詳細に観察すると、設計師の名前も記載されており、能力が溢れる手芸の数々に感動する。
命を懸けて彫った先人達の熱意に、手を触れて匠の魂を如実に感応する。
期待した通りの石の造形美が、数100年後の御姿でも立派に君臨しています。
文学の図面を、神々しい知性で筆記する筆の線が、魂の躍動となり天使だった。
文字の中に、歴史上の民衆を癒やす彫り様が、天地を雄大に飛行する。
灯籠を筆写する為には一体何が必要なのか、先人のギフトを観察すれば良くわかります。
昔の人々が作った生命の芸術に癒やされて、実際の形状に現象してみる。
言葉を形にする事、この世に行動で示す事なのです。
宇宙の形状から、最も完全な形で彫りだして見せましょう。
現象の数々に、言葉の十字架が表象し、匠の技術が満天の星々に投げ掛けられる。
人生で最も甘美なメロディーが、人の世の現象を投射し、新しい物の見方を回復させていく。
現在の職人が丁寧に彫って、過去に失われた灯籠を細部まで復元していきます。
仏様の御言葉を現実の世界へと、色のパレットが万物根元の一点に凝縮していく。
御言葉の筆写を確実にたどる石の形状が、匠の職人の離れ技で復活していきます。
鬼神の彫り師の魂が、宇宙の星々の光明を照らしていきます。
光明の先に復活を望んだ、匠の気が本流となって爆発していきます。
刻々と時間を告げる世界の夜明けに、人生技術の集大成で結晶化していく。
絶対主権の主の降臨が、新しい時代の灯籠を表象化していく、伝説が躍動する石の機知がヒラエルギーを放ち完成した。
時代を超えて復活した灯籠の光が、この世を照らしていく。
全く新しい世界が表象する天地の夜が明けていく。
1000年前の灯籠が復活し、完全なシンメトリな構造で屹立している。
伝説が現代に復活していく、この光明に天地が嬉しくて天使になった。
灯籠はどのような気持ちで復活しているのでしょう。

灯籠

灯籠

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-06-06

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