お坊さんとの説話
仏堂の門が開き仏様を超える準備ができて、宿る精霊の淡い光が立ちこめて万事が開いていく。
そこの仏堂内部で一人のお坊さんが掃除をして身を整えている。
人間が生まれる瞬間に莫大なエネルギーを費やすのです。
宇宙の殻が破れる音を聞いた時、仏様の礼賛に和らぐ大地のシンフォニーの欠片に洗われた。
水の雫が落ちる時、全く新しいトーンの世界創造の色彩がキャンバスに描かれる。
遠くで朧げに、人間標準の次へのお経の読み方はパントーンの新機軸。
お坊さんは私の瞳を見て慈悲深き表情で泣いている。
説法の中に無限の新芽が才能豊かに期する心で、この世の新しく誕生した青空を見つめている。
ぐんぐんと伸びる新芽の中に、誰も感覚した事のない色彩の虹の模様で、生命の脈動があり生きています。
新芽が誰も知らない色彩でキャンバスに混ぜ合わせる、もの凄いバイタリティー。
仏様の心がお坊さんに乗り移り異言を唱える、極めて考え尽くされた言語体型。
全ての悩みの難しい事象の中に、蓮の花がぱっと開く光の色彩があった。
お坊さんは蓮の花を見て不可思議に静かに黙想している。
花びらの数を数える事で、人生の光の色彩をたぐり寄せた思いの雫に、新しい波があった。
新しい波の中に無限の粒子が動きまわり、一人の人間の記憶を寄せて並べてみました。
能面のような表情に一粒の涙が流れ、感の流れのままに自然の大らかさで和讃する。
大願を立てて生きる。
日常の苦しみが紛れて、大志の中に満月への人間讃歌の真ん丸な大願がありました。
満月の中に救いの仏様の祈りが如情に昇る。
真ん丸なお月様の灯火の中で、祈り真っ直ぐに昇る。宇宙へと翔る離陸に、言葉が形状になっていくのです。
思いが形状となった己の分身を詳細に手に取って感覚する、長い時間を凝縮した一つの雫。
想いのたけの時間が流れた、巫女の髪に滴る情の感応に生命の姿が生きている。
舞いに翔る重力の無い宇宙で、ふわっと言葉に光が照射し、真言の中の遠くでお経が生まれた。
お坊さんは仏堂の真ん中で、仏様の身代わりをする重荷の中心軸に一つの安心がある。
私はあなたの重荷の身代わりになり救って差し上げましょう。
全ては虚空の静謐の水面に還元され、道は開き真っ直ぐ一つの光が照らされた。
人の暖かさの中に、幸せの実る道が一直線に情景を描いている。
これこそ大願の実相であり、世を照らす法の根拠が虹となり、明日が見えます。
青空がここまで生命の原始回帰を、全ての解脱が教えている。
ひとつひとつと時間の数を丁寧に数え、実現する努力の中に、仏様の解決があった。
この悟りの光の認知が全てを解決した。
悩みも全て意味のあるメッセージ。
仏様のメッセージが人間の努力を肯定し、満月の光が昇り魂を委ね法になる。
頑張った生き様が一つの作品として、宇宙に知識の色彩を与えた。
努力と記憶の建築物を築き、誰も見た事のない形状に、創造とは模倣ではない人間の個性なのです。
この世に光を与えた仏様は宇宙の巨大な無意識に、全ての経験は意味があり一つの音になった。
お坊さんがお経を読みあげるのを、月夜の中で一人向き合って聞く時、全てが解決しているのです。
お坊さんが私をじっと見つめている。美しき時空の中に、仏様の慈悲があり、全てがいきいきと輝いて色が抜けている。
この世界がもう一つあります。
それは私です。
こんな感の流れていく月の光が色彩を与えて、無事の有り難さを感応している。
この情景に秘められた場で、お坊さんは私に手を指しのべ光を与えた。
この世では無い虚ろな物心の中に、如情の光がふわっと手から溢れ昇っていく御姿。
あなたは全てに解決を与えた美しい生き様。
仏門を叩いた本能の化身に宿る仏様の心掛け。あなたの生き様が。
お坊さんとの説話