石工

石工

石を一つ一つ積み上げて丹念な仕事をする石工の精密な機構に憧れてきます。
どうやってこんな重い石を運んで高い所まで持ち上げたのか。どうしたらこんな美しくいい仕事ができるのか、不思議で奇妙な気持ちになります。
物凄い労力を積み重ね、一つ一つ精魂を束ねて時間を掛けた時、人間の想像を超える技を達成するのです。
石には神様が宿り、深い祈りの沈黙の中に最も美しい言葉があるのです。
その一つ一つの言葉を大事に使う時に神様が宿り、この世で誰も成し得なかった建築物が完成するのです。石が生命を持ち自由を謳歌する時、自然なラインが表象し、誰も考えつかない組み方で建築されていく。
人生を懸けた生命の模倣が発展と分化し、とてつもない大きな思想を持った建築物を生み、人々は感動する。
時代を超えても石の頑丈な強度は意思を持って立ち続ける、現代技術を超えるロマン。
設計図は人間の発想を超えて分化、融合、発展し生命の歴史を現在にとどめるのです。
人間の意思と行動の日々の継続が、とてつもなく高い天への石の階段を作りあげる。
全てが人間の体と手で成し遂げた本物の汗の結晶なのです。
大上段に大枠を構築し、細部を匠の職人による知識の結露で生みだされる最高の至芸。
石の建築物は己を主張しメッセージを送り続けるメランコリーの宇宙に、一人全く新しい石を構造化していく。
宇宙に一人浮かぶ気持ちは、期待を石にぶつける意思の表れ。
石よ、人間の理想形へと近づける、全くの資本を無限化する遠き眼を見つめた野望。
満月を望む時に、このお酒は誠に美味しい色彩の万象で無事に住まわせていく。
想像した通りにきっちりと組まれた石の芸術的連動に、全く自由自在な本当の性が生まれる。
この大いにロマンを感じさせる石の表情に宿った神様の御姿。
頭で想像した事が現実になり、形状へと変容して感覚する喜びに、石像が未来の世代に主張し初める。
石とはこんなに立派な様相で自然に溶け合い、主張の激しさに見た者を感動させる。
野外の大自然の中でもまれ耐えながら、こうして現在も堂々と世界に屹立する勇ましさに、感嘆を感じる無限の立体交差。
クロスしていくラインに、宇宙の様相は意図した形状へと、ペンで描かれていく。
宇宙で一つだけの様に作為のない努力の汗を感じさせる、石工の知能指数の高さに神様の作為を感じてしまいます。
こんな石を切って加工し整えて積み重ねた苦労を想う時に感じる。
この協和音の響きに満ち足りた現象の結果に、堂々とポエムの人間マンダラで挑戦していく。
努力していく可能な限りの人類遺産に輝く至芸に、設計者の意図と、現場で働いた石工の努力を想う時、凄いと天を見上げる。
教会は光り輝き歴史の中心点に立っている。
誰も成し得なかった事をした時、人間は一体何を見るのか。
神様の表情を見て天に召すのかもしれません。
技術を究めた石工は毎日の鍛錬で積み上げ、手で実際に触れて磨きあげた技術の高さに、人間の神掛かる時を想うのです。
人間の来た道がこれで正しかったというのは、この石の教会を見れば良くわかります。
左右対称のシンメトリの構造が一番の輝きに満ちて、石に神様を宿らせる人間の才能。
苦労して物を作る気持ちは、本物の肉体的な体力の端正な佇まい。
石に生命を宿らせる、本気の技術を端正に使う石工が対話する原子の配列。
人間の中に石が流れている人種がいるのです。
作品を作る毎日の積み重ねが、本能の宇宙をあからさまに暴く。
日々石の芸術は完成へと向かい期待を高め天まで続く階段。
この世界の中心に石があり、立っている。
この世で一つだけの石の芸術が主張して、歴史は本物の作品を見る事になるのです。
このめでたい日に神様の御期待に答えた感想はいかがですか。
石が自然に動き初め、歴史が回転し初めました。

石工

石工

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-06-06

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