僕と君と想い寄せと空と 第4話
こんにちわ!!
琥都です^^
久しぶりに更新しました><
新キャラ出てきますよ^^;
ふふふ((殴
では
お楽しみに…
親友のいたずら
乃湖は心臓が張り裂けそうだった。
『あの出来事』が随分と昔にあった様な気がした。
いろいろとやるコトを済ませてから、乃湖は自分のベッドにダイブした。
枕に顔を突っ込む。
あの言葉を思い出す。
『本気じゃない…でもからかってもないから。』
乃湖は意味が分からなかった。
好きでもないのに、あんなコトするなんて…ああ、もう!!
そう思っていると、携帯のディスプレイが光った。
「癒麻(ユマ)」の文字が浮き上がる。
ゆっくりと手に取ると通話ボタンを押した。
「…もしもし??」
「もしもし、乃湖??」
「癒麻、どしたの。」
「ねぇねぇそこに駕楠くんいない??」
「え…い、いるわけないじゃん。」
「ん???なんか怪しいぞ???」
「別に怪しくなんかないよぉ!!///」
「え?じゃあアイツに乃湖の好きな人ばらそうかな???」
「や、やめてよ!!」
癒麻はアイツの幼馴染だ。
乃湖がヤツに会ったのも癒麻がきっかけだ。
自分が小さな頃、ヤツに告白したがふられてしまったので
乃湖にはちゃんと両想いになってほしいと協力しているのだ。
乃湖はふられても笑顔でアイツの傍に居れることが凄いコトに感じられた。
自分にはきっと無理だ。
「じゃあ、いるんだぁ??」
「う…うん。」
「やっぱりぃ??」
「あ、アタシもなんで此処に来たか知らないし!!//」
「それはホントみたいだね。」
「うん!!…なんでそんなこと聞いた??」
「アイツが聞くからさ、駕楠知らないかって。」
「そうなんだ。。。」
「アイツ、此処にいるって分かったら来るかもね??」
「え、えーっ?!」
「じゃーねぇ♪」
癒麻は電話を切った。
「此処に来る」…さっきから大きくなっていた心臓がもっと大きくなりだした。
そんなこと無いと、思いながら来てほしいと願っている自分がいるのに気付いた。
呼吸が苦しくなって窓を開けた。
眩しい光とひんやりとした風が乃湖の横を優しく流れていく。
頬杖をついて、乃湖はしばらく風に靡かれていた。
似たような…
駕楠はリビングで本を読んでいた。
とは言え、人の家なのだが。
自分でもどうして『あんなコト』をしてしまったのか分からなかった。
乃湖もきっと動揺しただろうと、思っていた。
此処に来たのは、親が旅行に出かけるためだった。
しかし、近くに親戚が住んでいないので
駕楠の母の知り合いの乃湖の母の元へ行ったのだ。
駕楠は乃湖にそんなつながりがあるとは知らなかったので驚いた。
乃湖は今まであったことのないような人だった。
駕楠に近寄ってくる女子は大抵人気者だからという理由だ。
でも乃湖は違っていた。
自分にも同じような態度で接してくれた。
それが駕楠には不思議だった。
家の固定電話が鳴った。
誰も居ないようなので仕方なく出る。
「…はい??」
「お、駕楠やっぱお前此処に居たのか!!」
「お前…なんで??」
「いや癒麻から聞いた。」
頬が赤らんでいった。
なんだか恥ずかしくなる。
「なんでお前、乃湖のトコいるんだよ??」
「…いろいろ事情があんだよ。//」
「んだよー…俺、今から乃湖んち行くから!!」
「はっ??なに言ってんだよお前…」
「じゃーなー!!」
電話が切れた。
幼馴染揃って似たような奴らだ…(― ―;)
――――僕らが初めて出会った日…。
僕と君と想い寄せと空と 第4話
癒麻ちゃん登場ですっ
モデルがいるんですがw
リアは誰か分かるでしょうか??
似たような話でなんとなく繋がっている感じを
つくりたかったのですが…^^;
んー…^^;
琥都。