どうしようもない -男子学生のなぐり書き-
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焼きそばの味が鼻について
小銭投げて夏が吹く
あんまりにも不味いけど
咬み心地が君に似ているね
住み着いた悪魔には
さっさと祠に入ってもらってさ
縄で縛って従えて
自由研究終わるのさ
嗚呼ぼくのココが使いモンにならなくて
どうしようもないね君にサヨナラされた
コンチキチンが鳴る頃に
僕は烏丸カランコロン
浴衣姿の女の子目で追っちゃうね
ちまきはとっくに売り切れて
足が痛くてさ蹲るのさ
手を差し伸べたのはそう
君でした あああ!
住み着いた悪魔には
さっさと祠に入ってもらってさ
縄で縛って従えて
自由研究終わるのさ
焼きそばの味が鼻について
小銭投げて夏終わる
あんまりにもまずいから
大口開けて飲み込んだ
嗚呼ぼくの根性どうも意気地なし
どうしようもないね君にサヨナラされた
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とにかく窓を開けば
微かな風が救いになる
光熱費が払えずに
汗と唾でことなきを得る
祭りは終わってしまった
七月はとっくに空の上
また風が入ってきた
そうだ もっと来い
さっきより弱い風が首を撫でた
全く気が利かない
烏丸は人でいっぱいで
夏休みは謳歌しない
とは言ってもここが良いんだから
いにしえに引きこもる
明日は浴衣の異邦人
それに手を繋いだカップルと
平和そうなおばちゃんグループ
やたらとイケメンかますにいちゃんが
烏丸通り闊歩する
カメラを向ける勇気は
どこにもないけど
少し瞳に入れてみたい
そうそうその風、いいねその風量
そのままでお願いします
どうしようもない -男子学生のなぐり書き-