noisy

2023.04

4.1

『青い瞳がほしい』

4.4
慣れないパーティ会場の椅子
三脚を担いで歩く


水面 一枚の花びら

4.7
Dream 夢のパピー


里山の花桃のなみだ
都心の夜の雨に打たれる葉桜の恍惚

4.10
自分のものかわからない記憶

4.11
そんなに不安にならないで


413
夜公園でひたすらに踊った。
そのあと踊った動画を投稿し、音楽を聴きながらお風呂に入ったら眠れなくなった。撮ったものをみるとこれはベリーダンス?という感じだけど、今の自分の記録ということでよしとした。反省ばっかり。夜3:00になって眠った。
7:30起床。猫が腹の上にいる。目を見ると、アンッと鳴く。体は眠たいけど、こころがげんきになった。


4.15
朝6時15分に目覚ましをかけた。ダンスのオンラインレッスンを受ける。雨音。

東京オペラシティアートホールへ、個展をみに行く。夏アトリエで絵を描いていたところ急に話しかけてきた男性。忘れられない、夏の一幕。白い光が降り注いでいたその日は魔法がかかったような日だった。

展示会場に立った時、自分の中の大きなものがぐしゃぐしゃ壊れる音がした。

久しぶりにお酒呑みたい。
強くてジャンクなお酒とジャンクフード。
絶対に良い酔い方をしない。のんでたまるか、と決意をする雨のモワモワした京王線。隣の人が夢の中で誰かに押されたのかビクッと激しく前後した。雨音にうっとりしたい。私のちっぽけなこだわりや、人からどう思われるかとか、そういうのが、一瞬にして逆撫でされた。最高

人に嘘はつけても、作品にはつけない。全部バレる。姿にもバレる。うまく立ち回って、大人になった、強くなったと思い込んでいた。もっと他のやり方があるんじゃない?っておもう。
『何か伝えたいと思わなくても美術をしていい』とおっしゃっていた。それは、あの夏の日に私が気づいたことだった。正気じゃないやばすぎやば!So f*cking crazy!!と叫びたかった。最高。最高に好き。

お昼に茄子と白菜と胸肉の特製カレーをつくった。帰りにカツを買ってカレーにのせてカツカレーにしよ。

4.21

4.25

夜洗濯機を回しにベランダに出た時の、あたたかな潮風。

少し前、こちらにひとり宿泊して沖縄の街をあちこちふらふら歩いてました。
首里バーガーの味、陽を反射する四角い建築群、夕方のぬるい雨、夜洗濯機を回しにベランダに出た時の潮風

日中南国の太陽にジリジリ焼かれていた水平線は、夜空の縁と繋がって街を覆い、今日もしずかに眠ってる

4.24
大木の呼吸 

4.25
お仕事終わり中華丼を奢ってもらう。アツアツ ご馳走様です!

4.26
お店に立つ。
もつ煮込み定食を奢ってもらう。お腹いっぱい。ご馳走様です!今日は食べすぎたので走る、雨上がりの夜風が気持ち良い。

4.27

17アイスのラムレーズン味を光が降り注ぐ公園のベンチで食べる。手がベタベタ。今日はダメかもだけど、ねばる。

このまま進むのはかなり危険だ。
痛みを尊重するのが先。

4.28 限局性激痛

  こんなに良い天気なのに、愚かね、と揺れるつつじの花と笑い皺 

 薄桃色のこころ

しゃんとしないと  と繰り返している 

今日見た夢
夜8時半からの仕事を忘れて、忘れてるよ!と連絡がくる。急いで外に出ると、大雨で家の周りが水位30cmほど沈没していた。赤い金魚が一匹くるくると泳いでいる。家に戻り、長靴を履く。また外に出る。
大量の鯉がうねうねと泳いでいる。鯉!
存在しない家族ラインに写真を送ると、ラインのエラーで何人かの知らない人や知り合いもグループに入っていて、既読が8ついた。


4.29 アカシアの雨に打たれて

5:00 おはよう
近所の公園を散歩したら、いつも踊ったり絵を描いてる木に白い花がついて、春の朝焼けに吹かれて揺れていた。

調べてみたらニセアカシアという木だった

松本隆作詞の「アカシアの雨に打たれて泣いてた〜」という曲を思い出し口ずさむ。帰り道、この曲を聴きながら、白い花が降り注いでいる姿を想像する。

黄色のテープが巻かれていて、どうか切られないでください、と祈った。
たとえ切られていても悲しまないだけの度量をくださいとも願った。
なんて曲だ。この重たさに身を寄せて歌うように焦がれることができたら良いのに。私の指は透明になって、それこそ人魚のように泡になり消えてしまう気がする。


生きていながら死に新しく生まれることがあるように、ひとりの人と続いているように思う恋や関係も、実は気づかない間に終わり、また新しくはじまってることもあると思った。また偶然に出会い直しているのだ。この木に白い花が咲くなんて何年も知らなかったように、その尊さに気づかずにいるだけ。

早起きしてよかった
ーー

4.29 ロスコルーム とりあえず人が死ぬ舞台が嫌い

たくさんの樹木の色をみた
藤や白鳥や鳥の声や蓮の花、新緑、たんぽぽ

ロスコルームに立つ。前回と全く違う感触で驚く。

シャガールすき。
無限の物語がみえる絵、私の手をひき空を飛べる。音楽が流れている。

彼女といると心がスキップしてるような感じするし、存在に心底励まされる。心の中の炎
たんぽぽを吹いた。何度か拭き直した。二人で芝生に寝転んで、おおきな飛行機をみながら話した。

彼女に失望されたくない。
まりはもっと愛のある人だったのに、って思われたくないな。粗さが浮かんでくる。もうだめかも、というモードだったが、復活した。

ーー

「あらゆる人生が避けがたくも終わりへと向かっているなら、わたしたちは生きている間に自分の愛と希望の色によって人生を彩らなければなりません」
シャガール


4.30

4/30

髪を乾かす前にヘアオイルを塗ってるけど、そのさらに前にヘアミルクつけた
髪がまとまって嬉しい。

ベールダンスをした。


今日は出会う何もかもに胸が惹かれた曇りの日。

・ベールダンスを見て、この瞬間を見るために今世やってるのでは?という感じまでした。
なぜかわからないけど、すっごく惹かれるし、すき!

・花ちゃんと曇った川辺の公園でブランコを漕いだ。少年が走ってきて、鉄棒で逆上がりだけして、公園から出た。

・自分が向き合ってることについて話す時、話し方が変わるひと。発話も声の音色も変わる。ピカってする。使う言葉が途轍もなく洗練されていて、丁寧。理解することが難しい専門的な内容だとしても、耳がとても心地良い。

noisy

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  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-05-05

CC BY-NC-ND
原著作者の表示・非営利・改変禁止の条件で、作品の利用を許可します。

CC BY-NC-ND