架空昭和史「ファミリーレスリング」

核家族化が進む中、家族のコミュニケーションの有効な手段の一つとしてファミリーレスリング（通称“ファミレス”）が推奨された。手に負えない思春期の子ども、家事に忙殺される妻、仕事に疲れ切った夫、それぞれのストレスの捌け口としてファミレスは大いに役立った。その結果、全国の出生率や就学率は上昇し、離婚率や離職率は低下した。

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