自選短歌 2023年4月
まっすぐに光は僕に届くけどいつ起きるかは自分で決める
公立の病院の名が垢抜けてバス停の名も一緒に変わる
空っぽの檻を見てからその檻になにかいたのに思いだせない
誰からも守られなくていつのまにか洗脳された室外機たち
敵の敵はいったん味方にするけれど味方の味方はかなり疑う
新しく生まれそこなうユニバースひとつずつプチトマトを嚙めば
婚活をしないわたしは独活を食い終活もせずまた独活を食う
塵取りを逃れ続ける塵がいてだからと言って塵は塵だが
自選短歌 2023年4月
まっすぐに光は僕に届くけどいつ起きるかは自分で決める
公立の病院の名が垢抜けてバス停の名も一緒に変わる
空っぽの檻を見てからその檻になにかいたのに思いだせない
誰からも守られなくていつのまにか洗脳された室外機たち
敵の敵はいったん味方にするけれど味方の味方はかなり疑う
新しく生まれそこなうユニバースひとつずつプチトマトを嚙めば
婚活をしないわたしは独活を食い終活もせずまた独活を食う
塵取りを逃れ続ける塵がいてだからと言って塵は塵だが
自選短歌 2023年4月