カゲロウデイズ ~燐ver.~

カゲロウデイズ ~燐ver.~

カゲロウデイズのオリジナルバージョンです。

つまらないと思いますが、見てみてください・・。

カゲロウデイズ

「あぁ・・・」

今日も、暑い暑い。いやぁ、こんなときに働いている人、ご苦労ご苦労。

俺、如月シンタローは、今日も自宅警備中。だが、何も非常事態は無い。安心してひきニートができる。

と、思っていたが・・・。

「ご主人!今日は、メカクシ団本部で会議じゃないですか!!早く用意して、行きますよ!?」

きてしまった。人造エネミーのエネが言ってしまう瞬間が。今日さようなら。今日も安心してひきニートができなかったよ。

「ご、主、人!早く用意してください!」

だめだ。俺は、もう演出ができん。もう、限界だ。あとは、頼むぞ・・・!むか・・・

「ご主人!!」

「わーったよ」

おしまいだ。何もかも。俺、もう、ひきニートじゃないだろ。

俺は、エネとともにメカクシ団本部へ歩き始めた。

「行ってきまーす」

「お兄ちゃん!ホント、時間守れないの?」

モモ。俺は、お前がこんな反抗期に育ったことは、悲しすぎるぞ・・・。

「まぁ、いいじゃないか。2分だけしか遅れてないし。そんなきっちり・・・」

「だ・め・で・す!」

おおキド。お前は、なぜそんな優しいんだ。だが、モモは・・・。兄ちゃん、悲しくて、血反吐が出ちまう・・・。

「おっ!シンタローさん!きてたんっすね!」

「おお、セト」

セトくん。いいフォローだ。ナイスだぞ。(フォローではないが)

セトの俺へのフォローに関心していた。すると、携帯がブブッと震えた。

「どうした、エネ」

俺は、携帯に話しかけた。これを一般常識人がみたらどう思うだろう。ああ。俺は、1年間でおかしくなってしまったのか。もういいから、誰でもいい。助けてくれ。

「そういえば、皆さん!いい話があるのですが・・・!」

すると、モモがなにやら話し始めた。

「おぉ!それは、いい案だね・・・それだとキドも行かないと・・・痛いっ!!」

カノがとてもうなずきながら、ニヤッと笑いながらキドに視線を向ける。

が、キドは咄嗟に、

「~~っっ!!!」

と照れながら、カノを殴った。

「いっ、痛いなぁー・・・、そんなに殴らなくても・・・、でもさ、あれだよね!キドもフリルのついた水着を・・・・痛いっ!!」

また、キドがカノを殴る。

さっきのは、お前が悪い。しょうがないうん。

「まぁまぁ、落ち着かないとだめっすよ、二人とも?じゃあ、気を取り直して早速、水着を買いに行くっす!」

「「オー!!!」」

はぁ・・・。こんなことになるとは・・・。まったく、(ちゃんと学校に行っていたら)高校3年の俺は苦労がたまる。

「わぁ~!すごい!人がたくさんいるね!!」

モモが大きな声でいった。

「確かにな・・・」

キドは少し落ち着いている。

「ぅ、ぅわぁぁ・・・!人がたくさんいるよ~・・・」

といって、セトの後ろに隠れる、マリー。

「ははっ!マリー大丈夫っすか?マリーは人が苦手っすからね」

セトはマリーを慰める。

「プククク・・・!キドの水着をこんな人前で晒すなんてねっ・・・!ヒィ・・・お腹痛い・・・!って痛い!!」

カノは相変わらず、キドに殴られる。

全く・・・。やっぱり、こいつらはまだ、お子様なんだな。と思う。このぐらいではしゃいでいるなど・・・。

「ご主人・・・。さっきからハァハァうるさいです、キモいです」

「う、うっせぇ!!俺はなぁ!みんなの荷物を・・・」

「もしかして、ご主人・・・。はしゃいでいるとか・・・ww」

「ばっ!馬鹿言うんじゃねーよ!!大人の俺がこんな海にきたぐらいで、はしゃぐ訳ないだろ!?」

「いや、ご主人、まだ大人じゃないです。それも大人がニートになりますかね?」

「ま、まぁーな」

負けたぁぁ――!?こんな電子機械に口で負けただと!?この俺が!?IQ168の俺が!?ありえないだろ。いいや、ありえないねうん。俺は認めんぞー。認めないからな!?

「やっぱ、ご主人キモいです」

こうして、俺の充実した海での生活が始まった・・・。





「いや、始まってねぇーからな!?」

カゲロウデイズ ~燐ver.~

カゲロウデイズ ~燐ver.~

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-01-01

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