ケンタッキーの我が家(フォスター作曲)/新作日本語歌詞

あの有名なアメリカ・ケンタッキー州歌の新作歌詞に挑戦

フォスターの作曲で今ではアメリカ・ケンタッキーの
州歌にもなっている『ケンタッキーの我が家』の
新作歌詞に挑戦してみました。

  
1 輝く夏の日差しに 咲くは綿(わた)の花

  小鳥は歌い風さえも 甘き匂いに()

  木陰(こかげ)にしばし微睡(まどろ)めば

  安らけき夢に落ち

  目覚むれば すでに夕風 いつしか(ほほ)を過ぎぬ


  今は(はるか)な 夢となりて

  帰らぬ あの懐かしき

  ケンタッキーの日々



2 たとえ遠く離れて 他国に暮らすとも

  この胸に(あふ)るる思い わが故郷の地に

  生きる望みも夢も 彼の地と共にあり

  我が命尽きし折りも その地にこそ眠らん

  
  いざや友よ 手に手を取り
 
  帰らん あの懐かしき

  ケンタッキーの我が家
  

 ☆ 南北戦争で南軍が破れ「奴隷解放宣言」が出された後
   南部の黒人奴隷が他の州に移動させられたとか、この
   歌はその英語の歌詞からも、悲しい黒人たちの歴史を
   物語っているようにも思えますね。(いずみ)
  

ケンタッキーの我が家(フォスター作曲)/新作日本語歌詞

ケンタッキーの我が家(フォスター作曲)/新作日本語歌詞

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-04-29

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted