「夜の唄」

 真っ青に黒き静寂の夜
 星は遠くに僅かに一点灯りたるもいと小さくて
 瞬きの心細さ
 とおく故の切なさは一層募りて
 冷たき銀のトランペットのなく音胸に迫る
 もうとっくに日は暮れぬ
 静なる夜のさみしさ催させること限り無くも
 流れぬ涙を乾かそうとはせざりき

「夜の唄」

「夜の唄」

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-04-27

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