4月、新しく
独りになりたいと思える
大丈夫だから
もっと戦えるようになりたいと言葉を貪る
一瞬の晴れ間から朝日が差す
あと70も数えないうちに終わりが来るのに
無限のような笑顔を情熱の夕陽で塗りつぶす
規則正しいBPMと
おさまった音符は、誰かの想い入れの中で読まれていく
筆者も読者も同じく
憧れが憧れでなくなって、見下していく者の群れを蹴散らして
もっと遠くへ
秘密も伝統も廃れて、過疎地に咲いた黒い花を踏み潰して
もっと遠くへ、あなたより上へ
何処に行くかわからない
さくらのうたを合唱していた
あの源を忘れない
「おもしろいことがたくさんしたい」
それだけ忘れないで
忘れないで
リズムが乱れても季節は忘れられない
言えなかった望みを書き続ける
命の果てまで
4月、新しく