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ピントは あっていると思ってた
あなたと春を 3度過ごした
満開のさくら やわらかい光
ドーナツと つめたいコーヒー
1度目の春は 思い出せるのに
3度目の春は ぼやけていると
気づいたのは いつだった
この春 あなたのスマホには
見慣れない曲ばかり
きりとれてしかいなかったのかな
ファインダー覗いても
ピントは ぼやけたままだった
今 とりだしてみても
他人のものみたいで
あの時は まっすぐに 言えたのだと
あなたも わたしも 何もかもぼやけて
あせていく おもいを とめたくて
何がいけなかったのだろう
ピントはあわず
シャッターをおした
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