石ころが転がり出るように

叫んでも
叫んでも
心の中で
叫んでも
消えないつらさ
空っぽのやるせなさ

ワラベの頃に
蹴った石ころが
戻ってきて
私の心に
引っかかっているみたい

呼吸をうまく出来なくて
つっかえて
ゆっくり
息を吐き出す
心の内側も
流れ出ろと願いながら

石ころが転がり出るように
つかえた苦しさも
飛び出るように
ただ願いながら

石ころが転がり出るように

石ころが転がり出るように

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-03-31

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted