数学者と代役

青さ感じる橙色 暗がりに目が馴れて
光る汗は湿った空気に消えた
変われない心境は見た目から離れて
話の続きは新しさに埋もれる

僕はずっと前から形のない記憶を
今にとどめる枷 守っている

澄み渡る今日さえ 雨の降る翌日に敵わない
代替の言葉を探して
飽くまで擦り切られたら 僕が次になるから
サブスティテュート
今は知らないままでいて

数学者と代役

数学者と代役

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-03-23

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