ガンダムZ 0078 12話

「艦長、キリマンジャロより上がってきた友軍を収容しました。」
「そうか、では全艦につげろ。作戦スタート」
そう言うとジャン大佐率いる艦隊は動きはじめた。
「前回の惨敗は敵を甘く見ていたらしいな?」
「はっ、その通りでこざいます。」
前回の戦いで負傷した兵士が答える。
銃声が響いた。
「我々ティターンズが、ジオンのゴミ等に負けるとは…
死ねて本望だろ。」

「ユウタ軍曹、少し良いか?」
「なんでしょう。ユキ中佐。」
敵のくせに馴れ馴れしい。
「先ほど、こちらに向かうティターンズ艦隊を補足した。
ケファロのテストも兼ねて偵察を頼めないか?」
「もちろん、行かせてください。」
思い通りに食いついた。
「では、早速やってもらう。」

「ユウタ、ケファロで出ます!」
体にGがかかる。
後はジャン大佐と合流出来れば…
その時、ある違和感を感じた。
操縦桿の手応えを感じ無い。なのに機体は動いてる。
そして、速度はみるみるうちに上がり、苦しくなる。
不意に回線が開いた。

「ユウタ軍曹、いや曹長だね?」
「「何故…それを…」」
「君の事は監視させてもらった。君の部屋には129機のカメラ
があるのさ。」
「「クソッタレ」」
「そしてそのケファロは内蔵したAIによって最高速度まで
引き上げるだけの質量兵器になってるんだ。」
「「このクソアマ!」」
通信を切った。
私は例のプラン実行の為の準備がある
「アーロン!スーツを持ってこい。」

「艦長、前から謎のMAが…」
「回線を繋げ!あれはユウタだな。」
これでゴミは負けが決まったな。
「回線入ります。」
「なんだアレは…」
そこにはただの肉片となっているユウタの姿が移しだされた。
「艦長!MAが突っ込んできます!」
「避けろ!」
ジャン大佐のアレクサンドリアは事前に回避したが。
後ろのマゼランは避けれず、ケファロと言うミサイルと化した
MAをうけ、轟沈した。
「見たかね。アレがジオンのやり方だ。」
ジャンは口を開いた。

「アーロン、敵はどうだ。」
「マゼラン1、サラミス2、見たことないのが1」
さて、そろそろ出番だな。
「じゃあ、私は行くからな。」
「無事を祈っております。ユキ中佐。」
そして私は小型戦闘機に乗り込む。
ティターンズの服とは動きにくい。
女性の事を考えてないのか胸が苦しい。

「アーロン、私は新型艦に乗り込む。それは何が何でも落とすなよ?」
俺は回想に浸ったいた。
敵の艦隊が射程圏に入るまで…しばし休息
あんな作戦が上手く行くとは思えなかった。
だが、あの人の目は本気だった。
「アーロン小尉、そろそろ時間です。」
さて、見せるか…
あの人への愛を形にして見せる。

ガンダムZ 0078 12話

ガンダムZ 0078 12話

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-12-30

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二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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