ガンダムZ 0078 十1話

「隊長、東の空よりミデアを確認しました。」
「なら、準備しろ。今回はハイザックを3つ使うぞ!」
ここはアフリカの砂漠地帯
俺はここら辺を通るMSを狙うジオン兵士だ。
時代の波に乗れず、こうして生きている。
「前回みたいなミスはするなよ」
前回。毎回の事だが奪ったハイザックを囮にMSを引きつけて、
こちらのMSで一気に叩く。だがMSは壊さない戦い方をしている
前回は回線をオープンにしていたバカの為にMSを一つ失った。

「救援信号?」
「はい。今からそちらに向かいます。」
ジェラミーとミデアのパイロットが話している。
「パイロットは生きてるのか?」
「はい。」
そう言って機関室に戻って言った。
「二人とも聞いてくれ。」
「はい。」
「なんですか?ジェラミー隊長」
「さっきの話には裏がある。多分、ハイザックのパイロットは既に…」
「なんですか?分からないでしょ?」
「この暑さの中、少なくとも喉を枯らさない人間がいるか?
俺はいないと思う。ジオンの残党がいるとも思ってる。」
「どうするんですか?」
「既に策は出来てる。」

「おーいここだ!助けてくれー!」
「わかってるよ。」
「どうしてこうなった。」
「流砂に飲まれて…」
「他の機体も埋まってる?」
「ああ、でもね~次に埋まるのはお前だ。」
次の瞬間、砂の中からMSが出てきた。
「ちぃ。」
俺は舌打ちしながら機体を真後ろに翻す。
そしてミデアからはジェラミーとリリィのMSが飛び出す。
前方にデザート・ザクが迫った。
俺は牽制のライフルを撃ち、距離をとる。
が、相手はビームを避け、ヒートホークを振る。
だが、その一閃を受け流し、サーベルを叩き込む。
敵は腰から二つに別れ動かなくなった。

「ニコライが死に、デイビットも…」
目の前に敵の可変MSが迫る。
女の声がするから女か。
敵はサーベルを、こちらのサーベルと鍔ぜり合いを起こす。
「このドム・トローペンカスタムを舐めるな!」
鍔ぜり合いを押し返し、体制を崩した敵の腹部にパンチを入れる。
そして、敵が落としかけたビームサーベルを腰部サブアームで奪った。

「まだやるのかよ。」
旧型MSでよくやるな、と思いながら、視界の端に映る光景
ドムタイプのMSがリリィのMSに勝った。
コックピット部分にサーベルを突きつけている。
俺は夢中になってアッシマーを動かした。
敵もこちらを見つけ、向かってくる。
敵はサーベルを振りあげたがこちらの腕が抑える。
こちらが殴ろうとしたが抑えられた。
接触回線で聞こえる声
「このカマロフ。ギレン閣下に忠誠を誓ったのだ。ただでは死なん!」
「諦めろ部隊は全滅したぞ。」
「ふぬぅ!」
この時、おれは恐怖を感じた。
だが、
「ぐあぁ!!」
レオンの撃ったグレネードが敵を仕留めた。
「隊長、大丈夫ですか?」」
「レオン、あたしの心配もしてよ」

「ユウタ軍曹、貴官の乗るMAが決まった。」
「MAでありますか?」
「不服か?」
「とんでもございません」
「貴官にはケファロに乗ってもらう。」

「アーロン、仕掛けたか?」
「完璧です。あの殺人マシーンが役に立つとは…」
「そんなことより、例のプランを実行する。帰ってくるまで、
私達の家を守ってくれ。」
「も…もちろん心得ております。」
帰ってきたら跡形も無いなんて事は…

ガンダムZ 0078 十1話

MA説明ですよですよ。
ドムトロカスタムです。
武装は
MMP-90マシンガン
ヒートサーベル
特徴は
腰についたサブアームです。
使い方次第では新型機も圧倒できるポテンシャルを…

ガンダムZ 0078 十1話

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-12-30

CC BY-NC-ND
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